バイクインプレッション2013「TREK MADONE 7」 かつて無いほど快適性と剛性を両立し、走行性能はライダーの想定を上回る

  • 一覧

 レーサーのための最高性能を追求した、トレックが誇るロードバイク、マドン。7シリーズはその最高峰のグレードにあたり、すべての要素を最適に満たす1台だ。フレームはエアロ効果を突き詰め、KVF(カムテール バーチャル フォイル)チューブ形状を採用し、横風抵抗を最小限に抑え、優れたエアロ効果をもたらす設計となっている。昨年モデルからマイナーチェンジして、チェーンステーのボリュームを増している。

「TREK MADONE 7」(トレック マドン7)「TREK MADONE 7.7」(トレック マドン7)

TREK MADONE 7.7(トレック マドン7.7)
価格:826,455円(カスタマイズ参考価格。価格は仕様によって異なる)
サイズ:50、52、54、56、58、60、62
カラー:マットリキッドレッド/トレックホワイト
問い合わせ先:トレック・ジャパン http://www.trekbikes.co.jp

 

スペック

フレーム:700シリーズ OCLVカーボン
フォーク:マドン KVF フルカーボン
変速機:シマノ・デュラエース(F)&(R)
ギヤ:シマノ・デュラエース 53×39T、11−28T(11速)
ホイール:ボントレガー・レースXライト チューブレスレディ
重量:N/A

リヤブレーキをチェーンステー下に搭載するのでシートステーはスッキリとし、見た目、乗り心地、軽量化、エアロ効果とさまざまな変化をもたらしたリヤブレーキをチェーンステー下に搭載するのでシートステーはスッキリとし、見た目、乗り心地、軽量化、エアロ効果とさまざまな変化をもたらした
フロントブレーキはボントレガー製のダイレクトマウントタイプを採用するフロントブレーキはボントレガー製のダイレクトマウントタイプを採用する
軽量化と剛性を生むBB90が鋭い加速を演出。フレームに内蔵されているのはセンサーで、空気抵抗を低減し、スピード、距離、ケイデンスの計測を可能とする軽量化と剛性を生むBB90が鋭い加速を演出。フレームに内蔵されているのはセンサーで、空気抵抗を低減し、スピード、距離、ケイデンスの計測を可能とする

インプレッション BY 松尾修作・米山一輝

松尾修作 バックスレーシング ウィズ 埼玉所属。Jプロツアーに参戦するレーサーで、脚質はオールラウンダー。スイスでのレース活動経験も持つ松尾修作
バックスレーシング ウィズ 埼玉所属。Jプロツアーに参戦するレーサーで、脚質はオールラウンダー。スイスでのレース活動経験も持つ

松尾 2014年モデル、そして7シリーズのマドン。とても良い印象でした。

米山 性能面でこれといって文句をいうポイントがないし、なにからコメントしていいかわからない。良かったよね。

松尾 不思議なバイクでした。相反する快適性と剛性をこれほどまでにどちらも持ち合わせるバイクはないですね。リヤセクションがよく働いて、長丁場のレースで気になってくる微細な振動をよく抑えて乗り心地もよく、バネ感もあるのでガチガチの剛性感ではないけど、ものすごくよく進むので不思議な感じです。

米山 パワー伝達がすごく良いと感じた。最初の一踏みから高速域まで、心地良いフィードバックがある。この剛性感がありながら、でも乗り心地はとてもしなやかなんだよね。

松尾 剛性だけでなく、重心が低めで車体の扱いやすさ、ダンシングでの振りやすさなど、全体のバランスも優れていますね。車体も軽く、ヒラヒラと旋回するので、コーナーでは不安定かなと思いきや、倒しこんでいる最中も挙動は乱れず、良い安定感で攻められました。

米山一輝 数多くのトップ選手を輩出した東京の名門クラブチームで15年の選手経歴を持つ元レーサー。現在は国内レースを取材で転戦中米山一輝
数多くのトップ選手を輩出した東京の名門クラブチームで15年の選手経歴を持つ元レーサー。現在は国内レースを取材で転戦中

米山 リヤブレーキが下に着くとどんな感じなのかなと思ったけど、ブレーキングの違和感は無いし、ダンシングの軽快さには良い影響を与えていそうだね。前後ともボントレガー製のブレーキだったけど、十分に利いている。まあシマノの9000系に比べたら若干落ちるんだけど、あれはもう行き過ぎてしまった感があるから。

松尾 これアルミホイールが付いているのにも関わらず、持って軽く乗って軽いんですよね。上りも得意で、ダンシングでもシッティングでも良い印象を持つことができました。平坦ではペダルにパワーを伝えると、自分の想定以上に進むので、アシストされているようでした。しかも、スピードが落ちにくく足を止めてもスーッと進み続けるので感心しましたよ。

米山 上りも下りも良かったね。ボクはダンシングした後にシッティングに移行するとすぐにピタッと収まる安定感が印象的だった。あとはデザインと価格が気に入るかじゃないかな。オーダーシステムのプロジェクトワンを利用すれば好きなカラーでオーダーできるし、価格面では充実のグレードとパッケージから選べるから、折り合いも付けやすい。ラインナップが幅広いのは嬉しいね。

TEXT BY 齋藤むつみ / PHOTO BY 佐藤正巳


この記事のコメント

利用規約順守の上ご投稿ください。

関連記事

この記事のタグ

トレック バイクインプレッション

  • 一覧

新着ニュース

もっと見る

ピックアップ

e-BIKE最新特集

スペシャル

自転車協会バナー

ソーシャルランキング

インプレッション

インプレッション一覧へ

連載