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山田美緒の「旅する満点バイク」<19>バリへ行くなら断然、自転車持参で! 人々と触れ合いながら走った島一周400km

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自転車旅行にぴったりな条件

島南部のクタビーチをスタート・ゴールに時計回りのコース。1周は約400km島南部のクタビーチをスタート・ゴールに時計回りのコース。1周は約400km

 私の海外リピート率がもっとも高いのは台湾ですが、2番目はバリです。観光地として人気のバリですが、自転車で行くことをおすすめします!

 バリ島は1周約400km。1日100kmを走れば、3泊4日で一周回できてしまう計算です。

 バリの料理といえば、有名なナシゴレンをはじめ、ミーゴレン、ナシチャンプルーといったイメージ通りのアジアンフードがあり、どれもかなりおいしいのです。あちこちでマッサージを受けられ、値段も1時間500円ほど。さらに、治安も比較的良いという、もう自転車旅行にはぴったりの島なのです。

 ちなみに私は夫婦で訪れたものの、夫はサーフィン、私は自転車と、3日間別行動でしたよ(笑)。

 

アップダウンも満喫できる南国の道

バリに広がる田園風景バリに広がる田園風景

 スタートは、ホテルやレストランの集まる観光地・クタビーチ。1日目は110km先のネガラ(Negara)を目指しました。真っ青な空に色濃く艶やかな緑、広がる段々畑、ときに果てない坂道…大波小波のごとく行く手にアップダウンが見えて気が遠くなることもありましたが、景色は最高です。

 ところどころ分岐をクリアすれば、ほぼ一本道。分岐では、地元の人たちに目的地の地名を尋ねながら走りました。キューバで道案内をすべてそのまま受け取っていたら迷った経験があるので、ここでは最低3人に聞いていきました。目的地が50km以上先と、そんな近くない場合でも、聞く人全員が答えてくれたことには驚きました。

バリ島自転車旅で出会った風景バリ島自転車旅で出会った風景

 道路脇には屋根がある高床式の休憩所があちこちにあり、地元の人たちが寝転んでいたり、ジュースを飲んでおしゃべりしていたり。インドネシアの鍵盤楽器ガムランの音色が、どこからともなく聞こえてくる風景です。

寺院の前の神様寺院の前の神様

 バリヒンドゥーを信仰するバリの人々は、1日に何回もお祈りをします。家の庭や地域にある神様に食べ物やお花などのお供えをして、線香をあげます。神様はいたるところに宿っていて(日本の八百万の神に似ていますね)、路上には線香の香りが漂い、地面にまでお供えがしてあります。お供え物はチャナンというのですが、きれいな花が椰子の葉で編まれたかごに盛られていて、走っているとうっかり踏みそうになりました。

 

疲れが吹き飛ぶバリマッサージは1時間500円

 2日目はロビナ(Lovina)への125km。リゾート地なので町に近づくとあちこちでホテルやタクシーはどうか?という客引きがありました。自転車の私にタクシーはないだろうに…(笑)。

 ここではバリマッサージを体験。あちこちにスパがあったのですが、宿の人に聞くと部屋まで出張してくれるというのでお願いしました。手作りのココナツオイルを使ったマッサージが、なんと1時間500円! あまりに安くて申し訳ないくらいです。2日間走った疲れもすっかり吹き飛びました。

 3日目はティルタガンガ(Tirtaganga)という温泉地への115km。道中、豪華な飾りつけをした家を見かけたので覗いてみると、結婚式が行われていました。「おいで!」と席に案内されて、飛び入り参加も体験してきました。お日柄がよいのか、この日はあちこちで結婚式を見かけました。

 最終日は、クタビーチに帰る97km。最初の山道を走ったあとは、交通量も増えてきて街中を走ることが多くなりましたが、4日目ともなればバリの交通ルールにも慣れてきているので、順調に走って昼過ぎにはクタビーチにゴールできました。ビンタンビールで乾杯!

クタビーチ×自転車!クタビーチ×自転車!

 バリといったらクタビーチなど観光地にビーチボーイがいて、お土産屋さんがたくさんあって…というイメージがあったのですが、一周してみると、観光地でない町の様子、市場、地元の人の生活などが見られました。レンタサイクルをしているところや、ツアーなども出ているので、バリではぜひぜひ自転車に乗ってみてください。

文・イラスト・写真 山田美緒

山田美緒山田美緒(やまだ・みお)
大阪府生まれ。サイクリストとして世界中を旅してきたほか、一般社団法人コグウェイを設立し、「四国ディスカバリーライド」などを主催。著書に、アフリカ大陸縦断記をまとめた『マンゴーと丸坊主』、女性サイクリストたちとの旅や交流の体験記『満点バイク』がある。ブログURL(http://mantem.exblog.jp/)

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