“自転車は徐行、歩行者を優先”荒川下流河川敷の利用ルール改定へ 国交省河川事務所が意見募集

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河川敷利用ルール改定案への意見募集を呼びかけるチラシ河川敷利用ルール改定案への意見募集を呼びかけるチラシ

 国土交通省荒川下流河川事務所は、管内の荒川河川敷利用ルールの改定案を9月4日に公表し、意見募集を始めた。改定案では、ルールを「禁止行為」「危険・迷惑行為」「マナー」の3段階に分類し、分かりやすく提示している。同事務所は今年11月からの新ルール運用を目指している。

 ルール改定案のうち、自転車に関する項目は2つ。いずれも、注意喚起の度合いが穏やかな「マナー」に分類され、強制ではなく心遣いや譲り合いによる問題回避を促している。意見募集は9月30日まで(必着)。

新・荒川下流河川敷利用ルール(改定案・要旨)
 
■禁止行為(法律等で禁止されている行為)
①ゴミの不法投棄は禁止です
②たき火やゴミの焼却は禁止です
③犬のノーリードやペットなどのフンの放置は禁止です
④自動車及びオートバイの河川敷への進入は禁止です(駐車場への出入り及び管理者の許可がある場合は除く)
 
■危険・迷惑行為
①バットやゴルフクラブなどは指定場所以外では使用しない(危険行為)
②バーベキューや煮炊きなどは指定場所以外では行わない(危険行為)
③ラジコン飛行機(ヘリコプターを含む)は飛ばさない(危険行為)
④他の者に迷惑をかける騒音は出さない(迷惑行為)
⑤22時以降は音の出る花火はしない(迷惑行為)
 
■マナー
①自転車は徐行し、歩行者を優先しましょう
②河川敷道路に自転車や荷物などを置かないようにしましょう


◇            ◇

多くの自転車が行きかう荒川河川敷道路(2013年3月撮影)多くの自転車が行きかう荒川河川敷道路(2013年3月撮影)

 現行の荒川下流河川敷利用ルールは、誰もが安全で快適に河川敷を利用できることを目的に、2010年4月から運用されてきた。しかし同事務所によると、現行ルールの中には、法律で禁止されている行為と、利用者が心がけるべきマナーの問題などが混在し、理解されにくい状況が見受けられたという。このため同事務所と関係自治体による「荒川河川敷利用ルール検討部会」が作業部会を設けて検討した結果、利用ルールの改定を決めた。

◇現行の荒川下流河川敷利用ルール
 
1.自転車はいつでも止まれるスピードで走行すること(目安として時速20km以下)
2.ゴルフの練習は行わないこと(素振りを含む)
3.22 時以降は音の出る花火はしないこと
4.他の者に迷惑をかける騒音は出さないこと
5.ラジコン飛行機は飛ばさないこと(ヘリコプターを含む)
6.犬のリードは離さない・フンの放置はしないこと
7.ゴミの不法投棄はしないこと
8.バーベキュー・たき火等火気を使用しないこと
9.自動車及びオートバイ等は河川敷道路等への進入はしないこと
※ただし、上記9項目のほか明らかに他の利用者に迷惑を及ぼすと認められる行為についても禁止する

 今回の改定案では、「禁止行為」について、その根拠をわかりやすくするために法律等の条文が併記されている。

 「危険・迷惑行為」については、同事務所は「他の利用者や付近住民に危険や迷惑を及ぼす行為」と説明。「法律等で禁止されているわけではないが、他人に危害を加えたり、河川に損傷を与えたりすることもある」としている

多くの自転車が行きかう荒川河川敷道路(2013年3月撮影)多くの自転車が行きかう荒川河川敷道路(2013年3月撮影)

 一方、「マナー」については、「強制されるものではなく、他の人への心遣いや譲り合いの心から生ずるもの。他の人に配慮することにより河川敷道路での衝突事故が回避できる」と説明している。

 荒川の河川敷道路では近年、スポーツサイクルを中心に自転車の利用が増え、事故も増加していることから、荒川下流河川事務所は関係団体とともにマナー向上を呼びかけて改善を図る取り組みを続けている。


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