カインズ流 ロードバイク生活を極めたい<8>真夏の耐久レースに熊谷が燃えた! トモ子さんとイッシーの「BURNING MAN RACE’13」奮戦記

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レース前、準備体操に余念がないトモ子さんとイッシーレース前、準備体操に余念がないトモ子さんとイッシー

7月27日(土)、埼玉県熊谷市の熊谷スポーツ文化公園にトモ子さんとイッシーの姿があった。日本一暑い街を掲げてきた熊谷市。午前中からうだるような暑さ。しかし公園にはたくさんのサイクリストたちが集まっている。そう、真夏の耐久レース「~あついぞ!熊谷~ BURNING MAN RACE’13」が開催されるのだ、カインズを代表して、9月29日の「まえばし赤城山ヒルクライム」に挑戦することが決まっている2人は、まずこの灼熱のレースで経験を積む。2人のレースデビューがアツいものになることは間違いない。

レースでレベルアップを狙う

 ロードバイクを手に入れ、サイクリングロードを走ることにも慣れた2人だが、目標はあくまで「まえばし赤城山ヒルクライム」の完走。もう少し追い込んだ走りを経験する必要があった。

 とはいえサイクリングロードは、そんな過酷な走りにふさわしくない。そこでCyclist編集部が目を付けたのが、この真夏の耐久レース「~あついぞ!熊谷~ BURNING MAN RACE’13」。ヒルクライムではないが、暑さと戦いつつ過酷な走りを経験することで、本番に向けてレベルアップを図る…という狙いだ。

「~あついぞ!熊谷~ BURNING MAN RACE’13」の会場。暑さに加えて、選手たちの熱気がムンムン「~あついぞ!熊谷~ BURNING MAN RACE’13」の会場。暑さに加えて、選手たちの熱気がムンムン
ついにレース会場へ足を踏み入れたトモ子さん。若干、緊張していますついにレース会場へ足を踏み入れたトモ子さん。若干、緊張しています
トモ子さんにゼッケンを付けてもらうイッシー。厚いお肉に針が刺さらないように…トモ子さんにゼッケンを付けてもらうイッシー。厚いお肉に針が刺さらないように…

 荒川でロードバイクのスピード感に味をしめたトモ子さんとイッシーは、すんなりOKを出してくれた。特にトモ子さんは、大会のためにビンディングペダルを導入する気合いの入れようだ。

カインズサイクルパークのスタッフにビンディングシューズのクリート装着状態を確認してもらうトモ子さんカインズサイクルパークのスタッフにビンディングシューズのクリート装着状態を確認してもらうトモ子さん
トモ子さんにビンディングペダルの上手な着脱方法を“熱血指導”する下元店長トモ子さんにビンディングペダルの上手な着脱方法を“熱血指導”する下元店長

目標を立ててレースに挑む2人

 大会当日。2人はカインズの出展ブースに集まった。カインズサイクルパーク5店舗を仕切る下元宣弘店長も応援に駆け付けたのは、部下であるイッシーに直接プレッシャーをかけるためだったようだ。

 ちなみに、カインズのブースではドリンクなどの販売や、自転車のメンテナンスサービスの他に、同社オリジナルブランドのロードバイク「SAUVEUR」(ソヴェール)も展示。4万9800円という価格に驚く人も多かった。今回のレースでイッシーが駆るのも、もちろんこのソヴェールだ。

カインズの出展ブースは、緑の旗が目印。「まえばし赤城山ヒルクライム」でお会いしましょうカインズの出展ブースは、緑の旗が目印。「まえばし赤城山ヒルクライム」でお会いしましょう
カインズの出展ブースには、ドリンクや自転車用品が低価格で販売されたカインズの出展ブースには、ドリンクや自転車用品が低価格で販売された
イッシーと愛車の「SAUVEUR」(ソヴェール)。4万9800円で購入できるロードバイクだイッシーと愛車の「SAUVEUR」(ソヴェール)。4万9800円で購入できるロードバイクだ

 2人が出場するのは「サンライズ・エンデューロ3時間・男女混成ロード部門」。レースは1周2.4kmのコースを周回するエンデューロ形式で、3時間の間にどれだけ周回できるかを競う。途中で自由にメンバー交代が可能だ。今回は、自転車ライターでレース経験のある筆者・佐藤と3人でチームを組んだ。

ヘルメットを着用して、いざ試走へ。ドキドキしています…ヘルメットを着用して、いざ試走へ。ドキドキしています…
軽やかにコースを試走。気温はどんどん上昇しました軽やかにコースを試走。気温はどんどん上昇しました

 下元店長「もちろん優勝を狙うんだよな?」
イッシー「目標は10kgの減量です」
トモ子さん「落車せず、安全に完走したいですー」

 下元店長のアツい気持ちもわからなくはないが、はじめてのレースでいきなり順位を狙うのは現実的ではない(10kg減量も現実的ではないが)。店長から安全なラインどりや集団走行のマナーを教わった2人は、それぞれの目標を胸にレースに挑んだ。

いよいよレース開始!

 試走を終えると、参加者たちがスタートラインに並ぶ。まずスタートラインに立ったのはイッシー。ひとり20分ほどを目安にピットインし、次々に交代しつつ体力の消耗を抑える作戦だ。

華やかな女性ゲストライダーたちがスタートシーンを盛り上げた華やかな女性ゲストライダーたちがスタートシーンを盛り上げた
スタートの列に並んだイッシー。周りは速そうな選手ばかり…スタートの列に並んだイッシー。周りは速そうな選手ばかり…
イッシーのスタートを見送りにきたトモ子さん。人の多さに驚きましたイッシーのスタートを見送りにきたトモ子さん。人の多さに驚きました

 トモ子さんはスタートラインに並ぶ参加者の多さに驚く。「こんな人数が一度に走るんですか…?」。遠慮がちに後ろのほうに並ぶイッシー。完走狙いならば、この位置でOKだろう。

最後尾付近からスタートしたイッシー最後尾付近からスタートしたイッシー

 そしていよいよレース開始! それぞれの参加者がビンディングペダルをはめる「カチカチカチッ」という音に、いやがおうにもテンションは高まる。

 「あの音、カッコいいですよね!」とトモ子さん。トモ子さんの声援を受けつつ、イッシーは緊張した面持ちで走り出してゆく…。

「両脚が…」気合いで走ったイッシー

 「ええ!? 速っ!」

 トモ子さんが、形成された先頭集団の速度に驚く。時速40kmほどだろうか。もちろんイッシーの姿はない。第2集団にも、第3集団にもない。大丈夫、今回はあくまで完走が目的である…しかし、第4集団にも見当たらない。そろそろ心配になってきたトモ子さん。

まさに風を切って突き進む集団まさに風を切って突き進む集団
トレーニングを積んでレースに臨んだ選手たちは、この迫力!トレーニングを積んでレースに臨んだ選手たちは、この迫力!

 「あ、来た来た!」最後尾付近をゆっくりと走るイッシー発見! イン側は速い人のために空け、きちんとアウト側を走っている。

 それはよいのだが、イッシーの顔から表情が消えている。トモ子さんの声援にぎこちない笑顔で答えるイッシー。予定より少し早くピットインし、トモ子さんと交代した。何があった?

懸命にペダルを回すイッシー。暑さと苦痛で表情が消えている…懸命にペダルを回すイッシー。暑さと苦痛で表情が消えている…

 「実は両脚が交互に攣りまして」と語るイッシー。「けっこうギリギリでした…」。それでも走り続けたのはお見事!

レースを楽しんだ2人

 トモ子さんはあくまでマイペース。アウト側を淡々と走る。笑顔がこぼれるところを見ると、まだ余裕がありそうだ。ビンディングペダルも問題なく使いこなしている。誰もが洗礼を受ける「立ちごけ」も、未だに経験していないという。実はかなり運動神経がよいのかもしれない。

トモ子さんと選手交代するイッシー。暑さに耐えてよく頑張った!トモ子さんと選手交代するイッシー。暑さに耐えてよく頑張った!
颯爽と走るトモ子さん。カメラに向かって笑顔を絶やしません颯爽と走るトモ子さん。カメラに向かって笑顔を絶やしません
レースを楽しむトモ子さんは、手を振る余裕もレースを楽しむトモ子さんは、手を振る余裕も

 その後も、交代を繰り返しつつ順調に走り続けた2人。スタートから3時間後、トモ子さんが全開の笑顔でゴールを切った。

再び“戦場”へと繰り出すイッシー。だんだんサマになってきました再び“戦場”へと繰り出すイッシー。だんだんサマになってきました
危なげないライディングで周回を重ねたトモ子さん危なげないライディングで周回を重ねたトモ子さん

 真夏の熊谷という、かなり厳しいコンディションでのレースデビューを果たした2人だが、落車もなく無事に3時間を走りきることができた。普段は厳しい下元店長も嬉しそうにねぎらいの言葉をかけた。

ひしゃくで頭から…水も滴るトモ子さんひしゃくで頭から…水も滴るトモ子さん
ジャージの上からシャワーを浴びるトモ子さん。気持ちよさそう!ジャージの上からシャワーを浴びるトモ子さん。気持ちよさそう!
熱がこもったお腹に容赦なく放水するイッシー。熱射病対策です熱がこもったお腹に容赦なく放水するイッシー。熱射病対策です

「2人ともよくやった! お疲れ様!」

「イッシー、10kg痩せたか?」。それはさすがに…。

 ポタリングとは違う、レースでの走りを経験した2人。2カ月後に控える赤城山ヒルクライムに向けて、よい刺激になったに違いない。

バーニングマンレースを完走し、やり遂げた充実感にひたるイッシーとトモ子さん。「まえばし赤城山ヒルクライム」に向けて自信がつきました!バーニングマンレースを完走し、やり遂げた充実感にひたるイッシーとトモ子さん。「まえばし赤城山ヒルクライム」に向けて自信がつきました!

 「イッシー、お昼はカレーにする?」「僕はあっちのウドンにします。さっぱりしているほうがいいので」。今回も、やはりご褒美は食べ物。2人は充実したフードコーナーへと去っていった。

(取材・佐藤喬 協力・カインズサイクルパーク、カインズホーム)


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