「BOSOツーリング」ステージ3<サイクリング編>自然豊かな房総半島をロングライド 充実のサポート・スタッフ陣と共に

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 房総半島を舞台に年4回開催される「BOSOツーリング」。今年の第3弾は7月22日、小湊鉄道の「サイクルトレイン」を使って五井駅(市原市)から上総中野駅(大多喜町)まで、78人が自転車と共に移動するところからスタートした。
【前回の記事】自転車を愛でつつ、いざ房総半島へ 小湊鉄道「サイクルトレイン」
上総中野駅に降り立ち、いよいよサイクリングだ。小雨の路面状態を考慮し、長い下りが続く山道をショートカットしたコースに変更されるも、山と海、それぞれを感じながら市原市まで走る、約110kmのロングライドとなる。

安心のサポートでロングライドに挑戦

 出発前、ガイドが率いる4つのグループから、おおよその走行スピードをめやすに自分に適したところを選ぶ。途中、補給食の得られる休憩ポイント(エイドステーション)でグループを変更する機会が設けられていることや、第2・4グループの最後尾に回収車がつくおかげで、参加者は安心して決めることができる。

サポートスタッフからマッサージも受けられるサポートスタッフからマッサージも受けられる

 KSインターナショナルが主催するBOSOツーリングでは、参加者へのサポートが充実している。4つのエイドステーションでは、水やスポーツドリンクといった飲み物だけでなく、バナナ、菓子パン、棒付きアイスキャンディーが配られた。昼食ポイントでは、希望に応じて冷やしそうめんを温かいにゅうめんに変更する心配りも。雨の影響で肌寒い気温の中でのサイクリングとなったこの日は、半分くらいの参加者が温かいにゅうめんを注文していた。

 また、本職はスポーツトレーナーというスタッフも同行し、エイドステーション毎に参加者らへマッサージを提供していた。慣れないロングライドで酷使した脚や身体にはたまらなく嬉しいサービスだ。

“あの人”といっしょに走れる!

小湊鉄道・上総中野駅前でスタート準備=千葉・大多喜町小湊鉄道・上総中野駅前でスタート準備=千葉・大多喜町
MTB元日本代表の田崎綾さんもなじみのイベント。昼食には具だくさんのにゅうめん=千葉・御宿MTB元日本代表の田崎綾さんもなじみのイベント。昼食には具だくさんのにゅうめん=千葉・御宿

 実は自転車界では著名な人たちと走れるのもBOSOツーリングの魅力のひとつである。スタート時のミーティングで、モデルのRENさんの紹介があった時には、参加者から「おおっ」と声が上がった。自転車系のイベントやヒルクライムレースへ積極的に出場していることで知られるRENさん、千葉県出身。今回は地元にある自転車ショップの縁で参加したのだという。

 同じく千葉県で生まれ育ったMTB元日本代表の田崎綾さんは、日ごろから千葉県内をフィールドとして走っている。この日は、ガイドを積極的に勤め、危険な場所や車の往来時には参加者へ注意を促す声が気持ちよく響いていた。

 また、主催のKSインターナショナルが、女性だけの自転車ロードレースチーム「レディー・ゴー・ジャパン」(RGJ)をサポートしているということで、同チームからも現役・OG選手の参加がある。朗らかな印象の佐藤咲子さんは、RGJでも中核となる現役選手。先頭グループのガイドをしながらも、ファンらの写真の要望に快く応じていた。第2グループのガイド役を務めるスタッフの武田和佳さんは、以前RGJに所属し、トラック・シクロクロスの分野で経験が豊富。シクロクロスでは「強化指定選手」の経験を持つ武田さんであるが、この日は一定の走りやすい速度で参加者らをリードしていた。

房総半島の豊かな自然の中で

スタート直後、いきなりの上り坂に挑む参加者スタート直後、いきなりの上り坂に挑む参加者

 今回のコースでは初めに上り坂が多く設定されていた。いきなり現れた急坂に、参加者らが驚きの声を上げながら上って行く。山あいの道は、たまに通る車以外、人通りも信号もない。列を作りながら、自転車を駆っていく。

 走り続けること約20km、太平洋に出た。昼食地点の御宿・「海のホテル」までは、右手に海を眺めながら海岸線を進む。岬を越え、入り江ごとに続く小さな町では、祭りの準備も見られ、田崎さんが「海の町では、秋の豊作を祝す山よりも祭りのシーズンが早いんですよ」と教えてくれた。

 山を抜けたら周りは海。海風にホッと一息つきながら、補給食のバナナをほおばる。豊かなサイクリング環境が揃う房総半島の魅力に改めて気づかされる瞬間だ。

 時折小雨の降る中、100km近い起伏のある道程を乗りこなしてきた参加者らは、最後のエイドステーションへ。さすがに疲れが見え始めているものの、和気あいあいとした雰囲気は変わらない。BOSOツーリングが回を重ねていくうちに、何度も参加するリピーターも増え、仲間同士の会話がはずむ。残り25km、今一度気合を入れ直し、スタートしていく。

◇      ◇

モデルのRENさんも地元のイベントに参加。「レディー・ゴー・ジャパン」の佐藤咲子選手より完走証が手渡されるモデルのRENさんも地元のイベントに参加。「レディー・ゴー・ジャパン」の佐藤咲子選手より完走証が手渡される

 9:30のスタートから6時間半、最初のグループがゴール地点に飛び込んできた。一様に満足感をたたえた表情の参加者らへ、佐藤選手から「完走証」が手渡された。完走証とともにまたひとつ、思い出が残るサイクリングとなったことだろう。

 次回のBOSOツーリングは「ステージ4 紅葉ライド110km」を11月25日(日)に開催予定。その他、KSインターナショナル主催のイベント案内はこちら

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