チャリガールMOCOのガールズトーク<15>これは便利! 空港で荷物を全部預けて、いざ清流を目指せ 高知・四万十ライドレポート<前編>

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 「どうやら、四万十が自転車乗りにアツいらしい」との情報を耳にしました。そういえば、この夏、日本一暑い場所として一躍有名になった高知県四万十市。自転車乗りにとってもアツい場所ならば、何としてでも行って、走って確かめたい! 日本最後の清流といわれる四万十川を目指して、さっそくプランを練りました。

四万十町の商店でお母さんに道をたずねたら、スイカを振る舞ってくれました四万十町の商店でお母さんに道をたずねたら、スイカを振る舞ってくれました

 高知県には、羽田空港から飛行機に乗ってあっという間に着きます。高知龍馬空港で自転車を組み立てて、いざ出発するぜよ! と思いを巡らせましたが、ここで問題なのが荷物です。

 飛行機用の大きな輪行バッグはどうするの? 宿泊用の荷物の詰まった大きなリュックは、重たくて大変よね…。高知龍馬空港から、今回の目的地とする四万十町までは、峠を越えて約140kmの道のり。とてもじゃないけれど飛行機用の輪行バッグとリュックは背負いきれません。小回りの利くスポーツサイクルは、身軽に走ってこそ力を発揮してくれるのに、困ったなぁ。

 そこで色々調べていたら、クロネコヤマトがユニークなサービスを展開している、と教えていただきました。その名も「手ぶらで観光便」。高知龍馬空港で利用する場合、午前11時10分までに荷物を預ければ、高知市と南国市ならその日の午後4時まで、それ以外の高知県内にはおおむね午後6時までに荷物を宿泊先へ届けてくれるのです。

高知龍馬空港で荷物を預けるカウンターを発見高知龍馬空港で荷物を預けるカウンターを発見
その日の夕方には宿泊先へ荷物が届く、便利な「手ぶらで観光便」その日の夕方には宿泊先へ荷物が届く、便利な「手ぶらで観光便」
高知龍馬空港から四万十町まで約140kmの道のりでした高知龍馬空港から四万十町まで約140kmの道のりでした

 今回のライドでは、観光地やお立ち寄りポイントをしっかり押さえておきたいから、強行軍ではなく余裕をもったスケジュールで走りたい。そうなると、空港から目的地までの所要時間は、多めに見積もって8時間。空港を午前10時に出発すると、到着予定時刻は午後6時なので、すでにその頃には荷物が宿へ届いている事になります。これはとても便利! しかも料金は荷物1個500円とお手頃です。

 ライド当日は、高知龍馬空港内にあるカウンターで荷物をぜ~んぶ預けてしまいました。背中は軽々! まさに自転車乗りにうってつけのサービスですよね。到着地から身軽に走りだせる「手ぶらで観光便」は、ほかにもJR高知駅や軽井沢、鬼怒川、京都など、いろいろな観光エリアで実施されているようです。輪行の旅がますます快適に進化していくようです!

桂浜の龍馬像前で、自転車乗りお遍路さんに遭遇しました桂浜の龍馬像前で、自転車乗りお遍路さんに遭遇しました

 走り始めて間もなく、ちょっと寄り道して桂浜の坂本龍馬像を訪れました。ここで出会ったのが若い2人のお遍路さん。白装束に身を包み、海を眺めて休憩している姿は、どこから見ても霊場を訪れる巡礼者です。しかし視線を足元に落とすと、自転車乗りに馴染みのあるシューズを履いているではないですか。

 「おや…これはもしかして自転車乗り?!」

 私は嬉しくなって、思わず声を掛けちゃいました。本当は巡礼中、異性と戯れてはいけないという心得があるのですが…空海さん、スミマセン! 聞けば、道中にスポークが1本折れてしまい、ホイールが少し振れているとのことでした。この状態でも、まだ先を目指したいという強い気持ちは伝わってきましたが、とても心配です。自転車話をしながら、少しだけ一緒に走りました。2人の若者お遍路さんが、無事に巡礼を終えられますように…。

ロードバイクを始めたばかりという、四万十高校の先生に会いましたロードバイクを始めたばかりという、四万十高校の先生に会いました

 四万十町を目指してひた走り、小休憩したコンビニでは、四万十高校の先生が声を掛けてくれました。彼も最近、ロードバイクに乗り始めたとの事。理由をたずねたら、「いま流行っているし、時間がたっぷりできたからね。それに、この辺は自転車にとっても走りやすいからさ」と答えてくれました。こうして、ふらりと訪れた場所で、同じ自転車乗りに出会えるのは、とっても嬉しい事ですよね。気さくに話しかけてくれるのも、温かい高知の県民性かしら。

高知空港から四万十までの一番の難所「七子峠」からの絶景です高知空港から四万十までの一番の難所「七子峠」からの絶景です

 七子峠を越えると、いよいよ四万十町へ。四万十川の雄大な流れも見えてきた! この町では何が待っているのかな? どんな景色に出会えるのかな? 皆さんが温かく迎えてくれるといいな…私はワクワクしながら、夕陽に輝く四万十川沿いを走り続けました。

→<後編>へ続く


MOCOチャリガールMOCO
本名:笹本智子。レーサーとして竹芝サイクルレーシングチームに在籍。実業団から市民レースまで様々なレースに参戦している。チャリガールイベントを企画・開催し、自転車を取り巻くすべての人達の「楽しい」「嬉しい」「面白い」を作っている。1980年生まれ。静岡県出身。公式ブログ:http://moco-sasamoto.jugem.jp

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