大会・イベント情報2013目指せヨーロッパ! 東海地域に新しいロードシリーズ「AACAカップ」誕生

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 本場ヨーロッパのレース形態を意識した、新しいシリアスレーサー向けのロードレース・シリーズが誕生する。愛知県を拠点とするサイクリングチーム「KINAN AACA」が立ち上げるシリーズ戦「COUPE DE AACA」(AACAカップ)は、世界へ羽ばたく若手選手の輩出を目指す。第1戦の「Grand Prix de Nagaragawa」(グランプリ長良川)が10月12日、岐阜県海津町の国営木曽三川公園で開催されることが決まり、エントリー受付が始まった。

会場の国営木曽三川公園は、木曽三川(木曽川、長良川、揖斐川)のほぼ合流地点に位置し、三重県、愛知県、岐阜県のほぼ県境でもある会場の国営木曽三川公園は、木曽三川(木曽川、長良川、揖斐川)のほぼ合流地点に位置し、三重県、愛知県、岐阜県のほぼ県境でもある

「世界とのギャップを埋めたい」

加藤康則さん(KINAN AACA)加藤康則さん(KINAN AACA)

 KINAN AACA代表の加藤康則さんは、かつて自らもプロを目指してフランスのアマチュアレースに挑戦していた経験から、ヨーロッパに直接通じる形態のレースを企画したという。

 「今の日本で、ヨーロッパのロードレースで活躍できる選手を育てるには、ヨーロッパを走らせるしかない状況です。しかしそれが可能なのは、ほんの一握りの選手のみ。これではいつまでたっても本場で活躍できる選手が育っていきません」

 現在、本場ヨーロッパでプロとして活躍している選手は、アマチュアの段階から直接現地のチームでレースを学んだ選手が大半である。国内のレースでステップアップして本場のプロを目指すことは、あまり現実的な選択肢とは言えない状況だ。

加藤さんはかつてプロを目指してフランスでレースに挑戦していた(写真中央左)。若き日の宮澤崇史選手、新城幸也選手の姿も見える加藤さんはかつてプロを目指してフランスでレースに挑戦していた(写真中央左)。若き日の宮澤崇史選手、新城幸也選手の姿も見える

 また日本国内とヨーロッパとのレース作法の違いから、国内で好成績を挙げたポテンシャルの高い選手でも、本場のレースで活躍するためには改めて適応する必要があり、その作業は決して簡単な道のりではない。ヨーロッパで活躍するプロ選手を量産できない点は、日本のロードレース界が抱える大きな問題のひとつだ。

 「現在の日本のレースは、勝つことを最大の目標として走っている選手が少ない。日本のレース展開を本場フランスのレースのようなアグレッシブなものに変えていき、世界とのギャップを少しでも埋めていきたい」

 そう語る加藤さんは、フランスのアマチュアレースの手法を取り入れ、レース展開自体を本場のそれに近づけることを狙う。具体的には、レースでは上位5位までと周回賞以外を公表せず、単なる完走に価値を与えないことで、選手が自ら勝つために積極的なレースを展開することを促すという。

最低でも年間20戦開催へ

加藤さんは現在「本場ヨーロッパのアマチュアレースセミナー」などの活動も積極的に行っている加藤さんは現在「本場ヨーロッパのアマチュアレースセミナー」などの活動も積極的に行っている

 COUPE DE AACAが画期的な点は、そのレース数だ。計画では、東海エリアにおける複数の開催地でそれぞれ毎月レースを行い、多くの開催数を確保する。2013年は5戦を予定し、2014年以降は東海地域で最低でも20戦を開催する方針だという。

 「ヨーロッパのアマチュア選手は毎週、近場でレースに参加してスキルを磨き、そしてプロへとステップアップしていきます。実戦の場を数多く提供することで、積極的にチャレンジしようという若者が増えていく。アタックする練習くらいの感覚で参加してレーススキルを磨いてほしい。何よりもロードレースの醍醐味、楽しさをもっと日本に広めていきたいと考えています」

 レースの詳細はシリーズ戦公式ウェブサイトに掲載。エントリーは自転車トレーニングサポート専用サイト「じてトレ」からのウェブ申し込みとなる。



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