第69回全日本大学対抗選手権自転車競技大会鹿屋体育大学がインカレ男女ダブル制覇 男子は30連勝中の日大を破り悲願の総合初優勝

  • 一覧

 すべての大学生選手が頂点に位置づける大会である、全日本大学対抗選手権自転車競技大会、通称インカレが8月29日から9月1日まで、青森県で開催された。文部科学大臣杯が懸かる今年で69回目を数える歴史ある大会で、鹿屋体育大学がCannondale SUPERSIX EVOを使い、男女ダブル総合優勝の快挙を達成。創部19年目にして全国の大学の頂点に立った。

Cannondale SuperSix EVOを駆る上野みなみ。ゴールまであと2kmを独走Cannondale SuperSix EVOを駆る上野みなみ。ゴールまであと2kmを独走
出身地の八戸市で4年連続優勝。“4”の数字をアピールしながらゴールの上野みなみ出身地の八戸市で4年連続優勝。“4”の数字をアピールしながらゴールの上野みなみ

 3日間のトラック競技を経て、最終日の9月1日に開催されたのは男女個人ロードのレース。まずは女子で地元八戸市出身の4年生、上野(うわの)みなみ選手が優勝した。3年前に同じ八戸市で行われた同大会で優勝してから、なんとインカレ負けなしの4連覇を達成。同時に10年連続の女子総合優勝も手に入れた。

 168kmの距離で行われた男子ロードは、前年まで総合30連覇中の日本大学の牙城を崩せるかが焦点。鹿屋体大も、これまで幾度も日大の壁に挑んでは敗れている。トラック競技を終えた段階で、鹿屋体大はトップの日大から10点の僅差で、総合3位につけてのスタートとなった。

 レースは1年生の徳田優選手が2周目から3人の逃げに入り逃げ続ける展開。徳田選手は中盤から独走となり、なんと150kmあまりを逃げ切っての優勝を飾った。兄の徳田鍛造選手が今年6月に行われた全日本選手権ロードU23でこちらも独走で優勝しており、兄弟そろってのビッグタイトル獲得となった。

Cannondale SuperSix EVOを駆る徳田優。なんと150kmを逃げ切りCannondale SuperSix EVOを駆る徳田優。なんと150kmを逃げ切り
まだ1年生の徳田優、チームメートに託された責任を見事に果たして優勝まだ1年生の徳田優、チームメートに託された責任を見事に果たして優勝

 そして注目の男子総合成績は、ロード3位に青森県出身の石橋学選手が、10位に徳田鍛造選手が入ったことで、鹿屋体大がトラックでの成績をわずか3点差で逆転して総合優勝を勝ち取った。30年負けなしだった日大を打ち破り、大学自転車界の歴史が変わった瞬間だ。

 レース後の上野選手は「たくさんの人たちの応援が嬉しかったです。チームメイトにも助けてもらって最高です」、また徳田優選手は「終盤は足が攣っていましたが走りきることができ、総合優勝に貢献できたことが嬉しいです」とコメント。そして創部から同部に関わってきた黒川剛監督は、「皆さんの支援と選手の頑張りのおかげでようやく勝つことができました」と悲願の総合優勝に喜びを語った。

創部19年目で念願の男女個人&総合の完全優勝を達成した鹿屋体育大創部19年目で念願の男女個人&総合の完全優勝を達成した鹿屋体育大

 創部以来、常に新しい試みを取り入れ、大学自転車界に新風を吹かせてきた鹿屋体大。頂点を極めたこれからも、学生スポーツの可能性を広げるため、止まらず前進していくことだろう。

(写真・レポート提供 キャノンデール・ジャパン)

この記事のコメント

利用規約順守の上ご投稿ください。
  • 一覧

新着ニュース

もっと見る

ピックアップ

e-BIKE最新特集

スペシャル

自転車協会バナー

ソーシャルランキング

インプレッション

インプレッション一覧へ

連載