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西加南子の“勝手に”サイクルカフェ紀行<12>自転車ジャージで寄れちゃう沖縄の4店! 「ツール・ド・おきなわ」コース沿道のカフェなど

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 毎年11月に開催され、市民レーサー、プロレーサーが一度は優勝したいと願うであろう「ツール・ド・おきなわ」、みなさんはもうエントリーしましたか? 今回のコラムでは、私が春先に滞在していた沖縄県名護市周辺と、大会のレースコース周辺にあるとっておきのお店を一挙に紹介。せっかく沖縄まで行くのですから、レース前後に美味しいものも楽しんでください! …着用ウェアが昨年のものですがお許しを。

 

天然酵母パンの「Coo」

Cooのウッドテラスで,帽子とジーンズが似合うカッコいいオジサマ坂本さんと=沖縄県今帰仁村Cooのウッドテラスで,帽子とジーンズが似合うカッコいいオジサマ坂本さんと=沖縄県今帰仁村

 「Coo」(クー)は、50/210kmコースが通る本部半島(もとぶはんとう)のコース沿いにあります。沖縄の古民家に大きな木が覆いかぶさるように茂り、店の前には広々としたウッドテラスがあります。このとても素敵な店構えに、トレーニング中にも関わらず、フラフラと何度も寄り道をした経験があります。

 オーナーの坂本智(さとし)さんは、東京で30年の間、工業デザイナーをしていたのだそうです。長年、仕事とともに温め続けたパン作りの技術を“終の仕事”へと生かすことに決め、2013年2月に天然酵母のパン屋&カフェをオープンさせました。

 こだわりは、バターやミルクといった動物性の材料を使用しておらず、種類によって酵母を変えている点です。

Cooのパンには動物性の素材が使われていませんCooのパンには動物性の素材が使われていません
屋根を覆うような立派なフクギの木が目印屋根を覆うような立派なフクギの木が目印
特製プレート、いただきます!特製プレート、いただきます!

 ランチタイムには、数種類のランチプレートが用意されます。例えば、バゲットサンド+季節のスープ(880円)、天然酵母パン粉のコロッケに特製手作りソースとしてオーガニックアップルビネガーが決め手のコロッケバーガー+スープ(780円)。今回はプレートが終わっており、パン+無農薬野菜のサラダ+スープの即席でランチプレートを作ってもらいました。

 飲み物には、こだわりのオーガニックコーヒー(450円)のほか、酵素ジュースやベリベリーシェイクといった季節によって、また収穫された野菜や果物によってメニューが変わってきます。何を飲めるのかはお楽しみです。酵素ジュースが、砂糖が入っていないのに甘いのには驚きました!

 私が何度も寄り道してしまった理由には、パンのおいしさだけでなく、オーナーの坂本さんと話をするのが楽しかったというのもあります。実は坂本さんは「全日本トライアスロン宮古島大会」にも出場した経験があるアスリート。スポーツや自転車の話が尽きないのです。ぜひ補給にも立ち寄ってみてください。ウッドテラスの木陰でボーっとするのもおすすめです。

ランチが売り切れで、パンとスープ、無農薬野菜サラダのプレートを特別に作ってもらいました。パン以外も動物性素材は使われていませんランチが売り切れで、パンとスープ、無農薬野菜サラダのプレートを特別に作ってもらいました。パン以外も動物性素材は使われていません
Cooのあんぱんは豆がごろごろ入っていますCooのあんぱんは豆がごろごろ入っています

「Coo」(クー)
所在地: 沖縄県今帰仁村今泊3313
TEL: 0980-56-3308
営業時間: 9:00~16:30
定休日: 火・水曜日

 

山羊を飼うジェラートカフェ「Lily」

Lilyの入口には広々とした芝生の庭が広がっています。とても開放的Lilyの入口には広々とした芝生の庭が広がっています。とても開放的

 「Lily」(リリー)も50/210kmコース沿いにあります。名護市民会館前のスタート地点から449号線を本部半島に向かって数キロ、小さくてシンプルな看板が目印。ちょっと坂を上った丘の上に、山羊を飼育している「ぐしけんファーム」があります。そこで営まれているジェラート屋さんです。

 広々とした芝生に大きなガジュマルの木が数本、その奥にはデッキにパラソルがいくつも開いたカフェがあります。高台なので眺めは抜群。だたし私の目はそこにあるガジュマルの木にくぎ付けです。大きな木は近くで見上げているだけで心が落ち着きますね。

マンゴー、コーヒー、ミルクの3種のジェラートマンゴー、コーヒー、ミルクの3種のジェラート

 さっそく店内でジェラートを注文。テラス席で、コーヒーといっしょにジェラート3種(700円)をいただきます。今回はマンゴー、ミルク、コーヒーを選択。10種類以上あるので迷います。

 目玉商品の山羊ミルクのジェラートを食べたかったのですが、私の行った春先は出産ラッシュまっただ中! ミルクは仔山羊に飲まれてしまいました(笑)。次回に持ち越しです。ツール・ド・おきなわの時はあるはずですよ。

 甘いものを食べた後は、お約束のコーヒータイム。のんびり過ごしてしまっても、名護市内まですぐなので安心ですね。

「Lily」(リリー)
所在地: 沖縄県名護市字屋部918
TEL: 0980-53-8727
営業時間: 11:00~19:00頃(日没まで)
定休日: 月・火曜日

 

「INNO COFFEE SHOP」とパンパーラー「なつめとりこ」

INNO COFFEE SHOPが左、なつめとりこは右に並ぶINNO COFFEE SHOPが左、なつめとりこは右に並ぶ

 隣り合わせの2店舗、「INNO(イノー) COFFEE SHOP」と「なつめとりこ」は切っても切り離せない魅力的な組み合わせ。行ったら必ず両方に寄ってしまう、欲張りな私です。

 沖縄北部をトレーニングで走り終えると、まっすぐ部屋には戻らずに、大抵こちらの2店舗がある名護市の公設市場に直行します。「お腹が空いて我慢がならない」というのもあるのですが、春の沖縄トレーニングの際にはひとりの時間が長いので、こちらでコーヒーを飲みながら一言二言だれかと会話することがとても大切だったのです。

 INNO COFFEE SHOPはご夫婦で始めたテイクアウトの自家焙煎コーヒーのお店です。注文を受けると1杯ずつドリップで淹れてくれるので少々待ち時間があります。私は何種類かの中からその日の気分でコーヒーを選び、注文をしてから隣のなつめとりこでパンを物色します。

なつめとりこのショーケース。おいしそうなパンが並んでいますなつめとりこのショーケース。おいしそうなパンが並んでいます

 なつめとりこは、キレイなお姉さんがひとりで一生懸命、粉にまみれてパンを作っている小さなパン屋さんです。市場に買い物にくる地元の子供連れのお客さんは、ここの惣菜パンを楽しみにやってきます。でも、店名の由来は?

 気になって聞いてみると、「なつめ」「とりこ」はそれぞれ鳥の名前で、とりこは死んでしまった鳥、なつめは次に飼う鳥に付ける予定だった名前ということです。しかし、猫を飼ってしまい目的果たせず…と、全然パンとは関係ない、じんわりとする由来でした。

 日替わりのおやきパン(160円)をはじめ、だし巻き卵と青シソを挟んだユニークな組み合わせが病みつきになる、とりこマフィンサンド(160円)など、いろいろある中から総菜パンを1つ買い、目の前にあるベンチでホッと一息。

 両店舗ともテイクアウトのお店なのですが、目の前にはベンチがいくつか並んでいてそこで座って食べることができます。座っていると、程なくして先ほど注文したコーヒーが出来上がってきます。パンが1つでは物足りないときはさらに甘味があるドライフルーツとクリームチーズのパン(150円)を追加で食べて、ノンビリとしてしまいます。

 常連客には市場付近で働く人も多いようです。私もいつもだいたい同じような時間に行っていました。同じ人と顔を合わせれば、そこでおしゃべりが始まって…と、とてもよいコミュニケーションの場でした。

「INNO(イノー) COFFEE SHOP」
所在地: 名護市城1-5-17
営業時間: 8:00~18:00
定休日: 月曜日、第3日曜日
 
「なつめとりこ」
所在地: 名護市城1-5-17
営業時間: 11:00~18:00
定休日: 日曜・祝日、第3月曜日

◇      ◇

 さて、今回で定期連載は終了ですが、バイクジャージで行けるとっておきのお店をこれからも不定期にて「Cyclist」で紹介していきたいと思っています。忘れ去られないほどには掲載する予定でいます。楽しみにしていてください!

文・写真 西加南子

西加南子西加南子(にし・かなこ)
日本大学短期大学在学中、トライアスロンを始める。1994年、サイクルショップ「ズノウイースト」(千葉県船橋市)にて本格的に自転車ロードレースを開始。8年間「チーム ラバネロ」に所属し、2010年からは自身のチーム「Luminaria」を運営・活動する。座右の銘は「女は年齢じゃない、肌と筋肉だ!」、自他共に認めるカフェ好き。千葉県在住。ブログURL(http://www.kanakonishi.com/)

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