バイクインプレッション2013「FOCUS IZALCO PRO 2.0」 レーシーに調和された、上位モデル譲りのハイパフォーマンスミッドレンジ

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 フォーカスは1992年にシクロクロス世界チャンピオン、マイク・クルーゲが創設したスポーツバイクブランド。レースで勝てるバイクを目指し、レースとともに進化し続けている。記憶に新しい2013年のツール・ド・フランスの舞台では、機材を供給するアージェードゥーゼル ラモンディアルに所属するクリストフ・リブロンが、〈イザルコチームSL〉に乗ってラルプ・デュエズを2回上る難関ステージを制している。今回紹介するのはセカンドグレードに当たる〈イザルコプロ2.0〉で、Di2専用フレームのという仕様だ。

「FOCUS IZALCO PRO 2.0」(フォーカス イザルコプロ2.0)「FOCUS IZALCO PRO 2.0」(フォーカス イザルコプロ2.0)

FOCUS IZALCO PRO 2.0(フォーカス イザルコプロ2.0)
価格:268,800円(フレーム)
439,950円(アルテグラDi2完成車) 
サイズ:48、50、52、54、56
カラー:ブラック/ホワイト/レッド
問い合わせ先:グローブライド http://www.focus-bikes.jp

 

スペック

フレーム:イザルコチームカーボン
フォーク:フォーカスCRF T4 カーボン
変速機:シマノ・アルテグラDi2(F)&(R)
ギヤ: FSA・ENERGY FOCUS 50×34T、12−25T(10速)
ホイール:フルクラム・WH-CEX 6.5
重量:7.9kg(完成車)

レーシーな走りを演出するシャープなストレートカーボンフォークレーシーな走りを演出するシャープなストレートカーボンフォーク
垂直方向は柔軟な快適さを持たせ、横方向に強化してダイレクトに加速する「ラテラル  リインフォースド コンフォート シートステー」 垂直方向は柔軟な快適さを持たせ、横方向に強化してダイレクトに加速する「ラテラル  リインフォースド コンフォート シートステー」
Di2専用のこのフレームはバッテリーをチェーンステーの付け根に取り付けられる。BB30を採用Di2専用のこのフレームはバッテリーをチェーンステーの付け根に取り付けられる。BB30を採用

インプレッション BY 松尾修作・米山一輝

米山一輝 数多くのトップ選手を輩出した東京の名門クラブチームで15年の選手経歴を持つ元レーサー。現在は国内レースを取材で転戦中米山一輝
数多くのトップ選手を輩出した東京の名門クラブチームで15年の選手経歴を持つ元レーサー。現在は国内レースを取材で転戦中

米山 〈イザルコプロ2.0〉はフォーカスのトップモデル〈イザルコチームSL〉と同じ金型でできている兄弟車種だ。プロ仕様のバイクの廉価モデルとはいえ、がっしりした剛性感で好みだったよ。

松尾 そうですね。前三角、特にトップチューブからヘッド辺りの剛性がかなり高かったです。上半身のパワーがある方が性能を引き出せるだろうなと思いました。前の剛性が際立っていましたが、リヤ側を頼りなく感じることはなく、しっかりと走れたので印象の良いバイクでしたね。

米山 シャープなルックスでどうかなと思って乗ったんだけれど、スピードを出すと気持ちがいい、安心して使えるレースバイクだった。重たさのない安定感でピッタリとしていて、取り回しも軽快なんだよね。

松尾 最近は大口径なチューブを採用しているメーカーが多いですから、イザルコの細身なトップチューブが逆に印象的でしたね。それでも安定感は上々で、直進安定性は良いレベルでした。

米山 フォーク、ヘッド、リヤエンドまでよく調和されているよね。加速も過不足なく、不満がない。

松尾 やっぱり加速は上半身のパワーがある選手であれば、ブラケット、下ハンドルをしっかり握ることでレーシーな動きに対応できると思います。逆に、上手くパワーを伝えられないと少々鈍く感じてしまうかもしれないなと。ダンシングでグイグイ進んでいくイメージが強くて、僕としては乗りこなしたくなるバイクでしたよ。

米山 そうだね。どれも良いところに納まっていて、この1台は好きだな。

松尾 コンフォート性能に関しては多少突き上げ感がありますが、中身が詰まっている抜群の剛性感で走れるので、レーシーに走りたい人にはこのバランスで良いと思います。

松尾修作 バックスレーシング ウィズ 埼玉所属。Jプロツアーに参戦するレーサーで、脚質はオールラウンダー。スイスでのレース活動経験も持つ松尾修作
バックスレーシング ウィズ 埼玉所属。Jプロツアーに参戦するレーサーで、脚質はオールラウンダー。スイスでのレース活動経験も持つ

米山 うん。〈イザルコプロ2.0〉はDi2専用で、機械式用のイザルコプロもフレーム販売とデュラエースやアルテグラなどの完成車販売がある。試乗したのは2013年モデルだけど、2014年モデルとしても継続され、アルテグラは11速化した新しいものに変わるそうだよ。

松尾 FSA製のフォーカスオリジナルクランクが付いていたり、3Tのハンドル&ステムなど、整ったパッケージにグッと来るものがありますね。

TEXT BY 齋藤むつみ / PHOTO BY 佐藤正巳

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