アルプスの山岳レースに挑む「チーム・トーゲ」現地ルポ<7>山岳個人TTで田代恭崇がステージ7位、筒井道隆と大谷真樹も快走 オートルート第5ステージ

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「Haute Route Alps」(オートルート・アルプス)は8月22日、第5ステージの個人山岳タイムトライアル(TT)が行われ、「チーム・トーゲ・ジャパン」から参戦しているロードレース元全日本チャンピオンでアテネ五輪代表の田代恭崇さんがステージ7位に食い込んだ。俳優の筒井道隆さん、八戸学院大学学長の大谷真樹さんもそれぞれ持てる力を出し切って快走をみせた。チーム・トーゲからのレポートをお届けします。

第5ステージ・コースマップ ©Haute Route Alps第5ステージ・コースマップ ©Haute Route Alps
第5ステージ・高低図 ©Haute Route Alps第5ステージ・高低図 ©Haute Route Alps

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スタート台から飛び出す筒井道隆 ©Minoru OMAEスタート台から飛び出す筒井道隆 ©Minoru OMAE

 第5ステージは山岳個人TTの日。下位グループから20秒ごとに1人づつスタートする。大谷真樹と筒井道隆は第2グループからの出走となった。

 筒井は今年6月に交通事故に巻き込まれ、まだ負傷した部位に痛みが残る状態だが、ステージレースの中盤を迎えて次第に調子を上げていた。

 この日は得意の上りで多くの先発ライダーを抜き去りながら集中して走り、誰にも抜かれないままゴールした。

 大谷は今大会序盤から胃腸の調子を崩し、苦戦している。この日はチーム・トーゲの練習用の黒いジャージを着て出走。途中で気分が悪くなるトラブルもあったが、ひたすら頂上を目指した。

他のサイクリストを次々に抜いてひた走った筒井道隆 ©Minoru OMAE他のサイクリストを次々に抜いてひた走った筒井道隆 ©Minoru OMAE
厳しい峠道を攻める大谷真樹 ©Minoru OMAE厳しい峠道を攻める大谷真樹 ©Minoru OMAE

 第5ステージの舞台となったシム・ド・ラ・ボネはmツール・ド・フランスのコースに何度か選ばれたことがあるサイクリストにとって有名な峠だ。映画『スターウォーズ』の世界のような、宇宙的な光景が広がるが、レースを戦っている間は景色を楽しむ余裕などない。

ツー・ル・ドフランスのコースにもなった峠「シム・ド・ラ・ボネ」。森林限界を超え、荒涼とした宇宙的な光景が広がる ©Minoru OMAEツー・ル・ドフランスのコースにもなった峠「シム・ド・ラ・ボネ」。森林限界を超え、荒涼とした宇宙的な光景が広がる ©Minoru OMAE

 田代恭崇は最終組となる第7グループのスタート。上りが得意な彼にとって、このステージは有利なだけに、上位を目指したいところだ。

「チーム・トーゲ・ジャパン」のエース田代恭崇がスタート ©Minoru OMAE「チーム・トーゲ・ジャパン」のエース田代恭崇がスタート ©Minoru OMAE

 田代は誰からも抜かれず、他の選手をゴボウ抜きしてステージ7位でフィニッシュ。総合順位も23位から20位へとステップアップした。前日のステージとは別人のように、軽やかなダンシングでスパートする姿は、現役時代の姿そのままだった。

力強いダンシングでフィニッシュを目指す田代恭崇 ©Minoru OMAE力強いダンシングでフィニッシュを目指す田代恭崇 ©Minoru OMAE
峠の名が記されたキーホルダーをプレゼントされ笑顔の田代恭崇 ©Team TAUGE Japan峠の名が記されたキーホルダーをプレゼントされ笑顔の田代恭崇 ©Team TAUGE Japan

 フィニッシュ後、選手をサポートしてくれている運転手のジョーが田代の好成績を聞き、小さなプレゼントを贈った。7位でフィニッシュした峠の名前が刻まれたキーホルダー。田代はその“勲章”を手にして、満面の笑みを浮かべた。

=敬称略

(レポート・Team TAUGE Japanマネージャー 山本祥子)



(Haute Route YouTube Channel より)

 

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