アルプスの山岳レースに挑む「チーム・トーゲ」現地ルポ<4>好調・田代がステージ10位! 表彰台をうかがう好位置でレースを展開 オートルート第2ステージ

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「Haute Route Alps」(オートルート・アルプス)は8月19日、第2ステージが行われた。この日は距離111kmで3つの大きな峠を超え、獲得標高は3500m超。「チーム・トーゲ・ジャパン」から出場している俳優の筒井道隆さん、ロードレース元全日本チャンピオンでアテネ五輪代表の田代恭崇さん、八戸学院大学学長の大谷真樹さんは、それぞれ自分のペースをつかんできた。チーム・トーゲからのレポートでお届けします。

第2ステージ・コースマップ ©Haute Route Alps第2ステージ・コースマップ ©Haute Route Alps
第2ステージ・高低図 ©Haute Route Alps第2ステージ・高低図 ©Haute Route Alps

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第1ステージのゴール地点からスタート。大谷真樹は「前日の疲労がまだ抜け切らない」と少し緊張の面持ち ©Minoru OMAE第1ステージのゴール地点からスタート。大谷真樹は「前日の疲労がまだ抜け切らない」と少し緊張の面持ち ©Minoru OMAE
約600人の参加ライダーに対し、セキュリティーとサポートの車両が合わせて55台。道路を完全に封鎖して行うレースではないので、バラけた集団の間に安全確保のためのバイクやクルマが配置される ©Minoru OMAE約600人の参加ライダーに対し、セキュリティーとサポートの車両が合わせて55台。道路を完全に封鎖して行うレースではないので、バラけた集団の間に安全確保のためのバイクやクルマが配置される ©Minoru OMAE

 オートルート・アルプスのタイム計測は、プロのレースのように単純にスタート地点からゴール地点までを測るのではない。アマチュアの自転車レースでシリアスな事故が起こるのは必ず下り。その下りを飛ばし過ぎないように、きついコーナーが続く下りや路面の状態が悪い区間、交通量が多い場所はタイム計測から外されている。順位に関係あるタイムは、上り中心の計測なのだ。このため、体重54kgで上りに強いレーサーだった田代恭崇には、確かに有利な条件が揃っている。

 とはいえ、現役を引退して5年。ほとんどロードバイクに乗らなかった彼が、プロも参加しているこのレースでどこまでやれるのか…正直、始まって見るまで未知数だった。だが、レースの火蓋が切られたとたん、田代の「スイッチ」が入った。

第3グループを率いて走る田代恭崇。2つ目の峠まで、彼がこの集団をコントロールして引き続けた ©Minoru OMAE第3グループを率いて走る田代恭崇。2つ目の峠まで、彼がこの集団をコントロールして引き続けた ©Minoru OMAE

 「前年度チャンピオンのピーター・プーリーにできるだけついていく」の予告通り、第1ステージを20位で終えた田代。第2ステージは下りからのスタートだったが、プーリーの揺さぶりに耐え、踏みまくってついていった。

脚の合う屈強な海外ライダーたちと一緒に走る筒井道隆(左から2番目) ©Minoru OMAE脚の合う屈強な海外ライダーたちと一緒に走る筒井道隆(左から2番目) ©Minoru OMAE

 「ピーターはダントツに速い。彼のチームメイトも皆、速いけれど、上りが強いのはこのうち3人。そのあとに続く第2グループは20人で、メンバーはすでに固定され、顔見知りになりました(笑)。ここに入れる人は、もうこれ以上いないですね。だからこの24人のうち、ステージが進むにつれて誰が脱落していくか…という勝負です」(田代)

 田代は第2ステージで最も獲得標高が大きい峠を8位で通過。バラけた先頭集団のうち3番目のグループ5人をコントロールして走り、最終的にステージ10位でフィニッシュした。

 ゴール後の表情には余裕が感じられた。シャワーとマッサージのあと、チームメイトの到着をゴール脇で待つ。

 チーム・トーゲこの日も皆が無事にゴールした。翌日はマラソンステージと呼ばれるタフなステージ。全員、クリアすることができるだろうか?

=敬称略

(レポート・Team TAUGE Japanマネージャー 山本祥子)


(Haute Route YouTube Channel より)

 

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