「究極超人あ~る・轟天号を追いかけて」番外編清流のせせらぎを聞き、アルプスからの風を切る爽快さ 「三峰川ジョギングサイクリングコース」レポート

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 1990年代の人気コミック・アニメ作品「究極超人あ~る」をトリビュートするライドイベント「轟天号を追いかけて ふたたび」が7月28日に開かれ、筆者は東京から駆けつけて参加。そのレポートをCyclistに掲載した。実は同じ日に、イベントを主催した伊那市の方々にお願いして、地元の「三峰川(みぶがわ)ジョギングサイクリングコース」を取材のために案内していただいた。伊那路の豊かな自然と穏やかな風情を満喫できるサイクリングコースを、ぜひご紹介したい。

(レポート 本山大人)

三峰川との穏やかな川面と、高鳥谷山のなだらかな稜線を望みながら走った三峰川との穏やかな川面と、高鳥谷山のなだらかな稜線を望みながら走った

雄大な自然を育む三峰川の恵み

 長野県伊那市を流れる一級河川の三峰川は、天竜川水系で最大の支流だ。急峻な地形のため古くから暴れ川としても知られ、治水のために多数の堰堤や多目的ダムが作られた。とはいえ、水量豊かな清流は雄大な自然環境を育み、一帯は県立自然公園にも指定されている。

三峰川に設けられた霞堤の説明。堤防の決壊や川の氾濫を防ぐ役割がある三峰川に設けられた霞堤の説明。堤防の決壊や川の氾濫を防ぐ役割がある

 取材した日は、朝から雲ひとつない快晴で、強い日差しが照りつけた。しかしながら、空気はカラッと乾き、辺りを吹き抜ける涼風も心地よく、不快感はない。まさに夏の信州らしい、避暑地の爽やかなイメージがピッタリだ。

 今回、三峰川ジョギングサイクリングコースを紹介していただいたのは、前回のレポートでも登場した「サイクル倶楽部R」の牧田豊さんと捧(ささげ)剛太さん。お二人とも普段は伊那市職員として働いている。

 取材は、夕方のライドイベントに余裕をもって間に合うように、午前中に待ち合わせていたのだが、実は筆者が遅刻してしまい、お二人を待たせる失態を演じてしまった。朝5時前に東京を出たのだが、中央道の八王子JCTあたりから渋滞で…(いえ、なんでもありません)。

 それでも、お二人には笑顔で迎えていただきました。本当にスミマセン、そしてありがとうございました。

サイクリングコースを案内していただいた牧田豊さん(左)と捧剛太さんサイクリングコースを案内していただいた牧田豊さん(左)と捧剛太さん

1周10km、クルマが入れない堤防コースは爽快

 今回訪れた三峰川ジョギングサイクリングコースは、三峰川榛原河川公園という親水公園が起点になる。公園内には遊具や多目的広場、マレットゴルフ場などが整備され、子供からお年寄りまで楽しめる憩いの場となっている。

三峰川榛原河川公園ではこの日、家族連れがバーベキューを楽しんでいた三峰川榛原河川公園ではこの日、家族連れがバーベキューを楽しんでいた
公園内の遊具では、小さな子供たちが元気良く遊んでいた公園内の遊具では、小さな子供たちが元気良く遊んでいた
天気が良ければこの道の向こうに美しい南アルプスが広がっているはずでした天気が良ければこの道の向こうに美しい南アルプスが広がっているはずでした

 三峰川に沿って両岸に堤防があり、また公園のすぐ下流と数km上流にそれぞれ両岸をつなぐ橋がある。この堤防と橋の周回コースが、1周約10km。堤防の上はクルマで走ることができず、文字通り三峰川のほとりに整備されたジョギング・サイクリング“専用”コースとなっている。

 南岸のコースは一面田んぼが見渡せ、夏ならば青々とした稲の絨毯が広がっている。そして北岸のコースは常に三峰川が視界に入り、川のせせらぎと野鳥の鳴き声が間近に聞こえるようで爽快だ。

 

 

春には桜のトンネルを走り抜けたい!

 牧田さんに、このサイクリングコースの魅力を聞いてみた。

 「1周約10kmでほとんど平らな周回コースなので、ビギナーやお子さんにもちょうどよいコースかなと思います。春夏秋冬、景色が変わっていくのですが、春はやはり桜ですね。コース沿いに桜並木があるので、桜を愛でながら走ることができます」

 「夏の魅力は、セミの鳴く中をゆっくり進むと、アカツメクサや葛の花、シロツメクサやカワラナデシコを見ながら走れる。そして秋になると別の花が咲いて、紅葉を見ながら走るのも素敵です」

 「どの季節も山が非常にきれいなんです。三峰川を下流方向に進むと西に向かうんですが、午前中に走ると目の前を中央アルプス、木曽山脈が本当にきれいに見えます」

オオタカネビランジ[/caption]
三峰川の中洲で休憩していたダイサギ[/caption]

 今回は真夏の訪問となったが、次はぜひ春に訪れたいと思った。というのも、伊那市といえば高遠城址公園の桜まつりをが有名だからだ。

 三峰川のサイクリングコース脇にも桜の木が植えられており、コースに覆いかぶさるように枝を伸ばしている。桜のトンネルの下を走ることができるサイクリングコースは、なかなか貴重ではないだろうか。次は、花吹雪の中を走り抜けたい。

高遠城址公園桜まつりのHP[/caption]
三峰川堤防桜並木の由来[/caption]

 

三峰川サイクリングジョギングコースの案内ページ(伊那市観光協会)

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