工具はともだち<28>企業の作業現場に欠かせない通信式デジラチェ 締付けデータの記録もデジタル管理

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データをビビビッ…KTCの通信式デジラチェデータをビビビッ…KTCの通信式デジラチェ

 今回は、専門的な場面での締付けのお話。これまでボルト・ナットの締付けに関しては、目で見て解る、締付け過ぎを未然に防止するといった意味合いで、デジタル化が進んでいるとお話しました。その一歩先ゆくお話です。

 締付け不備によるトラブルは、新聞などでもたまに見かけます。怪我をされたとか、設備を破損したとか…。個人であれば、自己責任ということで済んでしまうかもしれませんが、企業が関連するケースでは、それほど簡単に解決できる問題ではありません。

 社会的責任が伴う企業では、一層シビアな対応をしています。それが、「トルク管理」+「記録」です。「言った、言わない」ならぬ、「締めた、締めない」とアナログのままにせず、トルクレンチを使用した締付け結果を、データとして残すわけです。

 記録がされていることによって、作業が確実に行われていたかを確認することができます。さらに企業にとって重要なのが、万が一トラブルが発生した時でも、確実な締付けや作業が行われていたと確認できること。記録簿を残し安全確認していただいているんですね。

トルクのデータ管理ができるKTCのソフトウェア画面トルクのデータ管理ができるKTCのソフトウェア画面

 そこで最も必要とされるのが、締付けのデータをトレースできる仕組みです。KTCでは、プロ向けに「通信式デジラチェ」を展開しています。皆さんがお持ちの自転車やクルマをはじめ、新幹線の組み付け作業場面でも活用されています。

 通信式デジラチェとはどのようなものか、次回説明しますね。

◇      ◇

 “じて通”の私にとって厄介なことに、最近はゲリラ豪雨に見舞われることが増えています。メンテナンスの中心は、もっぱらチェーン清掃。汚れたチェーンは、パーツによくないですし、見た目もかっこ悪いですからね。綺麗なチェーンで走れば爽快!

小池覚(こいけ・さとる)
KTC(京都機械工具)へ入社後、販売企画や商品開発に携わる。学生時代から二輪、四輪が趣味で、整備経験が豊富。自転車は実は始めたばかりだが、工具のプロとして、サイクリストにも整備の“いろは”を伝えることに燃えている。

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