グルメもホスピタリティも満喫清流の沈下橋を渡り、大自然に溶け込むサイクリング 11月開催の「四万十ドラゴンライド」を試走

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 高知県の清流・四万十川流域を舞台に、11月3日、4日に初開催されるサイクリング大会「四万十ドラゴンライド」のコースを試走した。大会では、美しい川面を望みながら大自然を堪能できるコースが、目的や脚力に合わせて51kmから最長300kmまで用意される。サイクリング以外にも、高知ならではのグルメや、地元の方々のホスピタリティなど、四万十地域の魅力を満喫できる。現地の様子を、美しい景観の写真とともにお伝えします。

長沼選手(手前)も「四万十ドラゴンライド」コースを試走=岩間の沈下橋・四万十市長沼選手(手前)も「四万十ドラゴンライド」コースを試走=岩間の沈下橋・四万十市

四万十の醍醐味とおもてなし

ようこそ高知へ!ようこそ高知へ!

 大会の目玉となる総距離300kmの「レジェンド・ドラゴンコース」は、四万十川の河口付近から源流までさかのぼり、折り返して戻ってくるという四万十川を味わい尽くすルート設計。そのほかには、140kmの「1DAYドラゴンコース」と、同コースとほぼ一緒のルートを2日間かけて走行する「2DAYドラゴンコース」、さらに2DAYドラゴンコースの2日目と同様のルート51kmを走行する「ミニドラゴンコース」と、あわせて4つのコースが用意される。

山間米のおにぎりをどうぞ山間米のおにぎりをどうぞ
高知で親しまれている乳酸菌飲料「リープル」を飲む長沼選手高知で親しまれている乳酸菌飲料「リープル」を飲む長沼選手
四万十川の水が育んだ山間米は甘い四万十川の水が育んだ山間米は甘い

 各コースでは、地元で生産した「山間米(さんかんまい)」といった食材を使ったおにぎりなどの補給食を提供するエイドステーションを設置。エイドステーションや運営スタッフには地域住民からのボランティアを積極的に募るとしており、温かい応援なども期待できそうだ。

 ルート上には四万十川名物の年に数回は沈む“沈下橋”を渡ったり眺めたりできるポイントがあるほか、JR予土線(よどせん)の線路とコースが重なっているコースでは、運が良ければカラフルにペイントされた単車両の列車にも出会えるかもしれない。

 

峠もありました、四万十川流域

半家峯より四万十川を見下ろす半家峯より四万十川を見下ろす

 四万十ドラゴンライドは、雄大で湖面のような水面を誇る四万十川沿いにコース設定をした大会とあって、上り・下りともに急坂はない…走り出す前まではそう聞いていた。試走をしたのは四万十市西土佐江川から西土佐岩間までの17kmほど。ちょうど、「140kmの『1DAYドラゴンコース』にメリハリをつけようと」(主催者)盛り込まれた小さな峠・半家峯(はげみね)手前から試走する形となり、スタートから面食らった。

 試走に参加した「VAXレーシング with SAITAMA」の長沼隆行選手は、「(勾配が少ないとされる)川沿いなのにアップダウンも含まれ、幅広い層のサイクリストが楽しめる」と評価している。

※1DAYドラゴンコースは、記載のルートラボを参照。

 半家峯の途中には木々が途切れ、直前に通過してきた沈下橋の方向が眺められる箇所がある。このあたりは、蛇行しながら200km近い距離を流れる四万十川の中流域。優雅というよりは、まだ源流の初々しさを残した流れを見下ろすことができる。

 川沿いの道といっても、ずっと開けた場所ではないのも特徴だ。水の気配を近くに感じながら走る木漏れ日の道、田んぼの間の道は気持ちいい。

四万十川沿いの道四万十川沿いの道
「開放的!」と沈下橋を走行する記者「開放的!」と沈下橋を走行する記者

 試走中、車道に散らばった石が気になったが、大会前にはきちんと清掃が入るという。また、国道では部分的にクルマの往来が目立つ場所がルート設定されているが、交通規制を行なわない代わりに十分な立哨スタッフを配して注意を促すとともに、事前に大会開催の周知を地域住民に行なっていくという。

天気が良ければ水面に映る沈下橋の風景も楽しめる ©四万十ドラゴンライド実行委員会天気が良ければ水面に映る沈下橋の風景も楽しめる ©四万十ドラゴンライド実行委員会

 

10年後も開催できるイベントへ

ゴール地点となる予定の土佐西南大規模公園のモニュメント前。背景は土佐湾(太平洋)ゴール地点となる予定の土佐西南大規模公園のモニュメント前。背景は土佐湾(太平洋)

 四万十川流域は、観光に訪れやすい場所とはお世辞にも言い難い。羽田から向かう場合には、高知龍馬空港まで1時間、そこからさらにクルマで2時間を要する。しかし、だからこそ触れることができる風景と文化の中で、自転車を満喫できる。

 川とともに生きる四万十の人々はおおらかで、お祭り好き。四万十ドラゴンライドでは、ゴール地点などで名物のわら焼きのカツオタタキをふるまい、季節外れのよさこいで参加者のおもてなしがあるという。

「これからタタキを作ります!」と長沼選手「これからタタキを作ります!」と長沼選手
できたてのカツオタタキは生ニンニクと一緒に塩で食べるのが美味できたてのカツオタタキは生ニンニクと一緒に塩で食べるのが美味

 また、今年9月には四万十市が「エイドステーション宣言」を行なう意向だということもあり、地域でも自転車に対する関心が高まってきている。四万十ドラゴンライド大会実行委員長の安倍翼さんは、「5年、10年と開催できるイベントを目指す」と今後のさらなる盛り上がりを誓った。

「四万十ドラゴンライド」開催概要
開催日: 2013年11月3日(日)、4日(月)
主催: 四万十ドラゴンライド実行委員会
後援: 高知県、四万十市・四万十町・檮原町・中土佐町・津野町
コース:
-11月3日 レジェンド・ドラゴンコース 300km
-11月3日 1DAYドラゴンコース 140km
-11月3-4日 2DAYドラゴンコース 145km
-11月4日 ミニドラゴンコース 51km
募集人数: 1,000人
申込方法: 大会公式サイトエントリーページより


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