「手つかずの自然が本当に美しい」高知・四万十市が「エイドステーション宣言」へ 11月には300kmの「四万十ドラゴンライド」を開催

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 清流・四万十川を抱く高知県四万十市が、“自転車にやさしいまち”としてサイクリストの誘致に乗り出す。中平正宏市長が7月30日、記者会見を開き、今年9月に「四万十市エイドステーション宣言」を行なう意向を明らかにした。サイクリストの誘致に向けて自治体が宣言を採択するのは全国で初めての試みだ。また中平市長は、今年11月にロングライドイベント「四万十ドラゴンライド」を開催することも発表した。

清流・四万十川に沿って走る「四万十ドラゴンライド」のコース清流・四万十川に沿って走る「四万十ドラゴンライド」のコース

40カ所にエイドステーションを設置

四万十川沿いに設置されたエイドステーション四万十川沿いに設置されたエイドステーション

 四万十市によると、エイドステーション宣言にあたっては、コンビニや個人商店、ホテルなどの協力を得て、2013年度中に西土佐エリアに30カ所、中村エリアに10カ所の計40カ所のエイドステーション設置を目指す。現在すでに12カ所で、“自転車の駅”と記されたのぼり旗が目印のエイドステーションの試運用が始まっている。

 エイドステーション前には自転車スタンドが置かれ、空気入れやパンク修理セットの貸し出しが行なわれる。また、ガイドマップや周遊プランを用意し、四万十市を訪れたサイクリストへ向けた情報提供の充実がはかられる。さらに、四万十川周辺で需要が高まりつつあるレンタサイクルの運用拡大も検討されている。

 エイドステーション宣言は9月定例市議会に諮られ、正式に採択される見通しだ。中平市長は「地域活性化に役立てたい」と意気込みをみせた。

清流を舞台とする最長300kmのサイクリングイベント

左から「四万十ドラゴンライド」実行委員長の安倍さん、中平市長、長沼選手、馬場VAXレーシング代表左から「四万十ドラゴンライド」実行委員長の安倍さん、中平市長、長沼選手、馬場VAXレーシング代表

 一方、雄大な四万十川流域を舞台とするサイクリング大会「四万十ドラゴンライド」は、60kmから300kmまで4つのコースが用意される。最長の300kmを走る「レジェンド・ドラゴンコース」は、四万十川の河口付近から源流までさかのぼり、再び下ってくる大胆な設定。ただし、川沿いを走るため傾斜は少なく、途中で多くのエイドステーションも通るなど走りやすさが特徴だ。

 四万十ドラゴンライドの大会実行委員長、安倍翼さんは、「お祭り的な空間をつくり、参加者以外も楽しめるようにしたい」と、前夜祭やゴール後のイベントの企画にも前向きだ。

 このイベントでは、国内最高峰のロードレース・シリーズ「Jプロツアー」を戦う「VAXレーシング with SAITAMA」がコースを監修。大会当日もチームの選手5、6人が参加する予定だ。記者会見には同チームの長沼隆行選手がかけつけ、「手つかずの自然が本当に美しい。沈下橋ではそのまま四万十川に吸い込まれそうな体験をできる」とコースを試走した感想を交えながらイベントの魅力を語った。

「四万十ドラゴンライド」実行委員長の安倍さん「四万十ドラゴンライド」実行委員長の安倍さん
「軽くて片手で持てる」と中平市長「軽くて片手で持てる」と中平市長

 四万十市は2年前から自転車観光振興によるまちづくりに取り組んできた。これまでも西土佐商工会が発行する「奥四万十楽しまんと新聞」を利用した自転車観光の周知・啓蒙活動を行なうなど、地域全体でサイクリストを歓迎する意識が高い。

 四万十市に隣接する愛媛県では、しまなみ海道を利用した自転車観光が盛んで、同県からのサイクルトレインも一部四万十市への乗り入れが始まっている。

「四万十ドラゴンライド」開催概要
 開催日: 2013年11月3日(日)、4日(月)
 主催: 四万十ドラゴンライド実行委員会
 後援: 高知県、四万十市・四万十町・檮原町・中土佐町・津野町
 コース:
 -11月3日 レジェンド・ドラゴンコース300km
 -11月3日 ドラゴンコース150km
 -11月3-4日 ドラゴンコース150km(2day)
 -11月4日 ミニドラゴンコース60km
 募集人数: 1,000人
 申込方法: 大会公式サイトエントリーページより

清流の沈下橋を渡り、大自然に溶け込む 「四万十ドラゴンライド」コースを試走

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