エウスカルテルチーム インサイドリポート2013<6>残すとろころ一週間! 締めくくりのアルプスへ

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ラルプ・デュエズの登り後半で失速のアントン選手。表情から疲れがにじみ出ていたラルプ・デュエズの登り後半で失速のアントン選手。表情から疲れがにじみ出ていた

 チームが目標としている総合トップ10入り。しかしながら、アルプスを前に20位以内にはニエベが辛うじて入っているが、エースのアントンは不本意ながら、調子があがらず30位以内にとどまっている。チームが新体制となったので、来年以降に繋げる結果を残したいところ。それには、まず全員でパリのゴールにたどり着くことが大前提だ。

 休息日明けの第16ステージ。前日は軽めのトレーニングをし、選手達の調子は万全。丘陵地帯の168kmという短いステージ。こういう細かいアップダウンを繰り返すステージは、イサギレ兄弟の兄が得意としているので、アタックし先頭グループに乗って、悲願の一勝を目指すというのがチームの戦略だった。

 レースは、一時20人を超す先頭グループを形成。しかしながら、エウスカルテルからは、ベテランのアスタルロサが、唯一集団から抜け出せた。ガップの街をかすめ、最後の登り。アスタルロサは力尽き脱落。とはいえ、少しでも順位を上げるべく全力疾走。頂上を越え、残すは下り。2003年にベロキが落車し、選手として致命傷を負ったタイトな下りコーナーが続く。ベテランらしく慎重かつ安定したコーナリング。後続の選手が落車しても、彼らしいライン取りで無事ガップの街に7位でゴールした。

発熱で帰宅したイサギレ選手。第16ステージでの疾走が今年のツール最後の走りとなった発熱で帰宅したイサギレ選手。第16ステージでの疾走が今年のツール最後の走りとなった

 この日アタックする予定だったイサギレは、パリまで残すところ一週間を切って発熱。個人TTを前にリタイアが決定。残念ながらツールを後にし帰宅した。

 8人の選手となったエウスカルテルチーム。少しでも来年に繋げられる結果を残したいとチームの誰もが思っている。

個人タイムトライアル前に、選手のサイクリングキャップを切るマッサージャー。献身的に選手を支えている個人タイムトライアル前に、選手のサイクリングキャップを切るマッサージャー。献身的に選手を支えている
暫定ながら山岳賞ジャージで個人タイムトライアルを走るニエベ選手。マスドレース用の自転車で挑んだ暫定ながら山岳賞ジャージで個人タイムトライアルを走るニエベ選手。マスドレース用の自転車で挑んだ

和田やずか和田やずか(わだ・やずか)
1997年よりフリーランスで写真を撮り始め、一般誌や広告などのほか、自転車関係の写真を多く手がける。ツール・ド・フランス出場のプロチーム「エウスカルテル・エウスカディ」(スペイン)に帯同するのは今年で6回目。レース以外に選手が見せる表情や舞台裏などを写す。

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