バイクインプレッション2013「PASSONI XXTi」 高い品質と精度がスムーズなライティングを楽しませる、ハンドメイドチタンロード

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 パッソーニはオーナーの体格と用途に合わせて専用の1台を作り上げる、イタリアのオーダーメイドバイクブランドだ。今年4月には、日本初となるコンセプトギャラリー『PASSONI POINT TOKYO』がオープンし、そのマテリアルや参考商品などが展示され、オーダーの窓口となっている。一言にオーダーチタンフレームといっても、今回試乗した カーボンと組み合わせた「XXTi」など、さらにMTBやシングルギヤまで10モデル以上があり、その1つ1つが強い個性のもと、光彩を放っている。

「PASSONI XXTi」(パッソーニ XXTi)「PASSONI XXTi」(パッソーニ XXTi)

PASSONI XXTi(パッソーニ XXTi)
価格:1,140,490円(フレームセット)
サイズ/カラー:オーダー
問い合わせ先:ブレイントレーディング www.passoni.jp

 

スペック

フレーム:チタン/カーボン
重量:N/A

フレームセット: フレーム・コロンバス『Genius』フォーク・ヘッドセット

 

美しい輝きを放つチタンフレームは、丁寧な溶接の後に時間をかけて磨き上げられている。カーボンの塗装部分は、標準とは異なるカラーリング。細かいオーダーが可能だ美しい輝きを放つチタンフレームは、丁寧な溶接の後に時間をかけて磨き上げられている。カーボンの塗装部分は、標準とは異なるカラーリング。細かいオーダーが可能だ
XXTi はシートチューブにカーボンを採用した、大胆かつ繊細なハイブリッドフレームだXXTi はシートチューブにカーボンを採用した、大胆かつ繊細なハイブリッドフレームだ
オーナーが受け取る、中央にシリアルナンバーが刻印されたヘッドチューブのバッヂと同じデザインのキーリング オーナーが受け取る、中央にシリアルナンバーが刻印されたヘッドチューブのバッヂと同じデザインのキーリング

インプレッション BY 松尾修作・米山一輝

松尾修作 バックスレーシング ウィズ 埼玉所属。Jプロツアーに参戦するレーサーで、脚質はオールラウンダー。スイスでのレース活動経験も持つ松尾修作
バックスレーシング ウィズ 埼玉所属。Jプロツアーに参戦するレーサーで、脚質はオールラウンダー。スイスでのレース活動経験も持つ

米山 チタンバイクはロードバイクの中でも最高級品として位置していて、最後の1台に相応しいという意味で『上がりバイク』とも呼ばれる。フレームセット、またはハンドルなども含めたキットで購入ができるようだけど、とにかく値段も一級品のバイクだ。でもフルオーダーで、非常に丁寧に作り上げられた一品なので、実際に価格に対して見合うかどうかはオーナーの判断に委ねられる。

松尾 今回は体格の近い人のバイクを特別に試乗させてもらいましたが、 チタン素材ということで、特有の反応の良さはありましたし、馴染みやすさや角のない剛性感でした。また、フォークとフレームのマッチングがとても良かったです。下りの切り返しのような負荷のかかるシチュエーションでも気持ちよく走らせてくれましたよ。カラーリングはオーナーの趣向が出ていて、眺めても楽しめました。

米山一輝 数多くのトップ選手を輩出した東京の名門クラブチームで15年の選手経歴を持つ元レーサー。現在は国内レースを取材で転戦中米山一輝
数多くのトップ選手を輩出した東京の名門クラブチームで15年の選手経歴を持つ元レーサー。現在は国内レースを取材で転戦中

米山 高いスタビリティは素材というよりも、精度からきていたように感じた。それと、軽量なカーボンフレームだと高剛性に仕上げられているとはいえ、どうしてもその肉薄な素材感が出るけれど、部分的にカーボンを採用している「XXTi」では、やっぱり金属ならではの芯とそれでいて靭やかなバネ感があって良かった。

松尾 そうですね、精度の高さは漕ぎ出しのスッと出て行くところや、そこから加速する過程で感じられましたね。全体のバランスですが、リヤよりの荷重で安定したペダリングができて、腰で動きを決めるような感じでした。

米山 今、この数時間の印象としては、乗り心地の良いものを探しているのなら、コンフォート系に振ったカーボンバイクのほうがいい。でも、もっと長く乗ると違う感想になると思うんだよね。

松尾 ええ。でも、バランスと高い精度でもってノイズを気にさせませんでしたよ。今回は「XXTi」に乗りましたが、走る、曲がる、止まる、すべてにおいてストレスを感じなかった印象は、おそらくパッソーニ全体に言えるんだと思います。上質さが際立っていました。 自分仕様にイタリアの職人さんに仕立ててもらうバイクですから、パッソーニは欲しいと思うし、レースにだって使ってみたいです。

米山 僕なら大事に長く乗りたいかな。生活を切り詰めて買うバイクではなく、しっかり距離を乗って楽しみつつ、「レース? 気が向いたらね」という余裕のなかで趣味として楽しむイメージ。

松尾 いつかオーダーしてみたいですね。

TEXT BY 齋藤むつみ / PHOTO BY 佐藤正巳


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