カインズ流 ロードバイク生活を極めたい<6>まえばし赤城山ヒルクライムへ“隠し玉”投入 社員を代表して頑張ります!

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昨年の「まえばし赤城山ヒルクライム」で展示販売されたカインズのオリジナル・ロードバイク「ソヴェール」昨年の「まえばし赤城山ヒルクライム」で展示販売されたカインズのオリジナル・ロードバイク「ソヴェール」

 昨年9月に開かれた「まえばし赤城山ヒルクライム」へ、ホームセンター「カインズ」ブランドのオリジナル・ロードバイク「SAUVEUR」(ソヴェール)で出場したことをきっかけに、“2013年も赤城山ヒルクライムを目指そう!”と始まったこの連載企画。気が付けば、今年の大会が開催される9月29日がどんどん迫ってきた。連載ではこれまで、スポーツサイクルとの付き合い方を紹介したり、サイクリングの楽しみを実践したりしてきたが、そろそろヒルクライム完走を見据えて本格的に取り組まなければ…。

 

極秘裏に進めた人選

 カインズが協賛するまえばし赤城山ヒルクライムに向けて、連載記事でどのように取り組んでいくか? 実は「Cyclist」編集部とカインズ側で長らく協議を重ねていた。

昨年の「まえばし赤城山ヒルクライム」昨年の「まえばし赤城山ヒルクライム」

 そして先ごろ、カインズ社員を代表して、連載にメーンで登場する大会参加メンバー2人について、正式に社内決済が下りた。

 1人は、過去2回にわたって記事に登場していただいたカインズ本社勤務のビジネスウーマン、トモ子さん。そしてもう1人は…カインズの“隠し玉”だった!

 「イッシーでいいじゃないか!」「若いし、適任だろう」

 カインズ幹部の間で交わされるそんな会話を聞くにつけ、「Cyclist」編集部の期待も高まった。イッシーは、系列のサイクルショップ「カインズサイクルパーク」の桶川店に勤務する店員で、前評判はなかなか高い。いわく“若いのに高級自転車を乗り回している”、いわく“改造も大好きで、コンポーネントの入れ替えくらいは朝飯前”…。7月上旬、“若き情熱的サイクリスト”であるはずのイッシーに会いにいった。

 

「そんな自転車で…」

 取材当日は、カインズサイクルパーク5店舗を運営する下元宣弘・統括店長とともに、集合場所のサイクルパーク上尾本町店(埼玉県上尾市)で待ち構えていた。

店の前で、妙な自転車を組み立て始めたイッシー店の前で、妙な自転車を組み立て始めたイッシー

 そこへ 「おはようございま~す!」とにこやかな笑顔で現れたイッシー。ひとしきりあいさつをかわすと、クルマから愛用のスポーツサイクルをおもむろに下ろし始めた。あれ、妙な自転車が…。

 「とりあえずコイツを見てほしいんです」とイッシーが組み立て始めたのは、なんと、仰向けに寝そべって運転するマニアックな自転車“リカンベント”!

 「カッコいいでしょ? 変速系は○○○(某高級コンポ)に入れ替えてあるんです。シフトアップするときのタッチが最高なんですよ。あと、リアブレーキはディスクに換装してあります。これからはディスクの時代ですから。問題はタイヤですかね。リカンベント用はチョイスが少なくって…下元さん、どう思います?」

リカンベントでの走りを得意げに披露するイッシー。それを見つめる下元店長の視線が冷たいリカンベントでの走りを得意げに披露するイッシー。それを見つめる下元店長の視線が冷たい

 下元店長の表情がみるみるうちに険しくなっていく… 

「そんな自転車でヒルクライムに出る気かー!!」

 ついに店長のカミナリが落ちた。

 

ミッション:赤城山ヒルクライムを完走せよ

頭を抱える下元店長頭を抱える下元店長

 上りが不得意なリカンベントでヒルクライムに出場するのは無謀だし、そもそも赤城山ヒルクライムではリカンベントは出走禁止だというのに。

 ここで下元店長からイッシーに社命が言い渡された。カインズのオリジナル・ロードバイクである「ソヴェール」で赤城山ヒルクライムを完走することだ。

 名残惜しそうにカンベントを片付け始めたイッシーに、下元店長が呆れた様子で尋ねた。「そのリカンベント、一体いくらかけたんだ?」

 イッシーはニヤリと微笑むと、「黙秘します」と答えた。

 

役者はそろった!

 イッシーは、商品であるソヴェールの扱いには精通しているが、実際に乗るのは今回がはじめてだという。まずは自らの手で、基本的なセッティングをてきぱきとこなす。「赤、白、黒のシンプルなカラーリングがいいですよね」。

カインズサイクルパークの店員として自ら「ソヴェール」を整備するイッシーカインズサイクルパークの店員として自ら「ソヴェール」を整備するイッシー
下元店長(左)から乗り方のアドバイスを受けるイッシー下元店長(左)から乗り方のアドバイスを受けるイッシー

 そうこうしているうちにトモ子さんも到着した。前回の連載でサイクリングロードデビューを果たしたトモ子さんだが、それ以降も休日にサイクリングを楽しんでいるという。「ロードバイク、楽しみです!」。

初めてロードバイクにまたがったトモ子さん。サドルの高さを慎重に合わせた初めてロードバイクにまたがったトモ子さん。サドルの高さを慎重に合わせた
憧れのロードバイクを手に、やる気いっぱいのトモ子さん憧れのロードバイクを手に、やる気いっぱいのトモ子さん

 トモ子さんには、女性向けのサイズ展開があるロードバイクということで、カインズサイクルパークで取り扱っているブランドの中から、メリダのレディースモデル「RIDE LITE 890 JULIET」が用意された。

イッシー(左)とトモ子さん。この2人がまえばし赤城山ヒルクライムに挑戦します!イッシー(左)とトモ子さん。この2人がまえばし赤城山ヒルクライムに挑戦します!

 さあ、これで役者とロードバイクは揃った。あとはセッティングとトレーニングを重ねて、まえばし赤城山ヒルクライムを目指すのみ!

 とはいえ、スレンダーなトモ子さんとは対照的に、力なくゆるんだイッシーの体型を見て、下元店長は一抹の不安を感じている。この部下は本当にヒルクライムを走りきれるだろうか?

 探りを入れるように、おもむろに質問してみた。「普段乗っているのはリカンベント? それともロードバイク?」

 イッシーは「えーと、クルマですね」と涼しい顔。これは前途多難かもしれない…。

(取材協力 カインズサイクルパーク、カインズホーム) 


 

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