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西加南子の“勝手に”サイクルカフェ紀行<8>レーパンOKの下町フレンチ「パリセチエム」 奥様はトライアスリート、シェフの特技も大披露!

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サイクリストに優しい名店

お店の前でオーナーシェフ榎本さんと=東京都江戸川区お店の前でオーナーシェフ榎本さんと=東京都江戸川区

 どっと疲れが出た大分での“山岳”全日本選手権後、こんな時こそ少し身体を動かしてリフレッシュしたいなぁと、自転車に乗ってノンビリと出かけました。千葉県から江戸川を越えて東京都に入り、下町のカジュアルフレンチレストラン「パリセチエム」へ向かいました。100回目のツール・ド・フランスを記念して、前回のコラムに引き続き“フレンチ祭り”ですね。
 
京成線「江戸川駅」すぐ近くのパリセチエムは、100周年とはいかないものの、1992年に開店した21周年のお店。カジュアルな雰囲気でありながら、本格フレンチの料理を味わうことができます。食後には、オーナーシェフ榎本英弘(てるひろ)さんのとっておきの特技も披露されます。

榎本英弘さん(左)と何羽さん。夫婦二人三脚のアットホームなサービス榎本英弘さん(左)と何羽さん。夫婦二人三脚のアットホームなサービス

 初めて訪れたときは、テーブルにナイフ・フォークがきちんとセッティングされた店内へ、レーパン、ジャージで踏み込むのは気が引けたのですが、オーナーシェフの奥様である何羽(かこ)さんがトライアスロン経験のあるサイクリストということで、抵抗なく受け入れてもらいました。近隣のサイクリストの間では、ちょっとした有名店になっていますよ。

 ご自身も自転車をお持ちの何羽さんが、サービスをしつつ店の前に停車させた自転車に目を光らせてくれているので、サイクリストに心強い!

夏のお勧めはプリプリ岩牡蠣!

牡蠣は好大好物。レース前は我慢したので嬉しさ倍増!牡蠣は好大好物。レース前は我慢したので嬉しさ倍増!

 日替わりランチは1000円から。スープ、メインディッシュ、パンが付きます。ほかに、その日のお勧めや定番メニューから料理を選ぶ2000~4000円のコースがあります。色々食べたいひとにはコチラがお勧めです。

 私は3品を選べるコースにしました。まず1品目は、「今日はいいのが入っているよ~」という言葉に迷わず選択した岩牡蠣! 夏が旬の岩牡蠣は、大きくてプリプリな身に磯の香りたっぷり。疲れた身体の滋養強壮にぴったりです。ソースが合わさった牡蠣のスープも残さずいただきました。外はパリパリ、中はモッチリのとてもおいしい手作りパンがいっしょに供されます。

 2品目は、そら豆とコンソメのパリソワスープ。上品な味のコンソメとそら豆が爽やかな、夏に嬉しい冷製スープです。

 メインディッシュには。定番メニューの牛ほほ肉の赤ワイン煮込みを選びました。柔らかく煮込まれたほほ肉がおいしいのはもちろん、つけ合わせの野菜やマッシュポテトもおいしいですよ。と、カウンターの向こうで「お~っと、忘れた!」というシェフの声が…つけ合わせのズッキーニを盛りそこねたと、別皿に盛ってきてくれました(笑) こんなやりとりも楽しめる、シェフと話しつつ食べることができるアットホームな店なのです。

冷製スープ。そら豆とコンソメと合います冷製スープ。そら豆とコンソメと合います
イルフロッタンは、アングレーズソースの海にメレンゲの島が浮いていますイルフロッタンは、アングレーズソースの海にメレンゲの島が浮いています

 デザートは、定番のフォンダショコラ、ミルフィーユ、サバラン、イルフロッタンに加え、多いときは7種類にもなります。私のお気に入りはパリでは親しまれているという、イルフロッタン。直訳すると「浮島」という意味だそうで、なるほどカスタードに浮いたメレンゲが浮島のようです。上にはカラメルソースがかかっています。このサイズで約卵白1個分、大きいけれどとても軽い口当たりです。

シェフの演奏を聴きながらコーヒータイム。シェフ、緊張してますねシェフの演奏を聴きながらコーヒータイム。シェフ、緊張してますね

 デザートを食べ終えてコーヒーを飲む頃になると、いよいよ始まります。エプロンを外したシェフが調理場から出てくると、白衣と帽子をかぶったままピアノの前に座って楽譜を開き、演奏を始めました。そうです、食後のこのシェフの演奏が名物なのです。お世辞にも上手いとは言えませんが、時々間違えてガクッとなるのも愛嬌です。厨房が忙しいと頭の切り替えが難しく、お客さんが少ない時の方がリラックして弾けるそうです。

 ピアノの演奏をきっかけに話に花が咲き、フランスでの修行時代の話を聞いたり、バターや塩の話、自転車の話をしたりと、食後もついつい長居をしてしまいます。

 私はランチタイムに自転車で訪れることが圧倒的に多いのですが、夜も2000~10000円でおいしいフレンチが食べられます。たまには電車で出かけて、ワインも一緒に楽しみたいと思える料理です!

下町フレンチ「パリセチエム」
所在地: 東京都江戸川区北小岩4-36-1
TEL/FAX: 03-5694-0777
営業時間: ランチ 11:30~14:00(13:30ラストオーダー)、ディナー 17:30~21:00(20:30ラストオーダー) 
定休日: 月曜日

文・写真 西加南子

西加南子西加南子(にし・かなこ)
日本大学短期大学在学中、トライアスロンを始める。1994年、サイクルショップ「ズノウイースト」(千葉県船橋市)にて本格的に自転車ロードレースを開始。8年間「チーム ラバネロ」に所属し、2010年からは自身のチーム「Luminaria」を運営・活動する。座右の銘は「女は年齢じゃない、肌と筋肉だ!」、自他共に認めるカフェ好き。千葉県在住。ブログURL(http://www.kanakonishi.com/)

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