バイクインプレッション2013「SCOTT FOIL TEAM ISSUE」 エアロダイナミクスを追求し、トータルに優れたプロフェッショナルな1台

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 高い技術力と開発力で、これまでロードバイクのトレンドに新風を吹き込んできたスコットが、CR-1、アディクトに続いてリリースしたハイエンドバイクがフォイルだ。日本のトップライダー、別府史之選手が所属するオーストラリアのプロチーム「オリカ・グリーンエッジ」に機材供給をしていて、今回試乗するのはそのチームカラーを纏い、シマノ・デュラエースで組み上げられたプロフェッショナルモデルだ。

「SCOTT FOIL TEAM EASSUE」(スコット フォイル チーム イシュー)「SCOTT FOIL TEAM EASSUE」(スコット フォイル チーム イシュー)

SCOTT FOIL TEAM EASSUE(スコット フォイル チーム イシュー)
価格:766,500円(完成車)   
サイズ:XXS47、XS49、S52、M54、L56
カラー:チームカラー
問い合わせ先:スコットジャパン http://www.scott-sports.com/jp/jp

 

スペック

フレーム:SCOTT FOIL HMX NET、IMP Carbon Tech、F01 AERO Tech
フォーク:Scott FOIL HMX NET 1 1/8 ” – 1 1/4″
変速機:シマノ・デュラエース(F)&(R)
ギヤ: シマノ・デュラエース 53×39T、11−25T(11速)
重量:6.7kg

メルセデス・ベンツのF1チームが開発に加わり、前面からシートステーまで徹底してエアロダイナミクスを追求したフレームだ
メルセデス・ベンツのF1チームが開発に加わり、前面からシートステーまで徹底してエアロダイナミクスを追求したフレームだ<br />
空気抵抗を生む張り出しを抑えるため、シートクランプも内蔵されている
空気抵抗を生む張り出しを抑えるため、シートクランプも内蔵されている<br />
翼型の断面形状をロードバイク向けに発展させたパイプ形状はダウンチューブにも採用され、BBの付け根に向かうとボリュームを持たせて張り出している
翼型の断面形状をロードバイク向けに発展させたパイプ形状はダウンチューブにも採用され、BBの付け根に向かうとボリュームを持たせて張り出している<br />

インプレッション BY 松尾修作・米山一輝

松尾修作 バックスレーシング ウィズ 埼玉所属。Jプロツアーに参戦するレーサーで、脚質はオールラウンダー。スイスでのレース活動経験も持つ松尾修作
バックスレーシング ウィズ 埼玉所属。Jプロツアーに参戦するレーサーで、脚質はオールラウンダー。スイスでのレース活動経験も持つ

米山 フミ(別府史之)をはじめ、オリカ・グリーンエッジの選手が使用するスコットのフォイルはフレームが非常に軽量だと聞いていたけど、実際に扱ってみると、なるほどでした。

松尾 このチームイシューはかっこいいですね。フォイルの登場までブランドのトップに君臨していたアディクトも評判が良く、評価が高かったですが、乗った印象としてはフィーリングが似ています。その雰囲気を残しつつエアロダイナミクス性能を追加し、剛性はアディクトよりも高い。

米山 乗って真っ先にくる印象はやっぱり軽さ。持っても軽いけど、しっかりとした剛性のもと、シッティングでの加速だけでなく、ダンシングでも軽い。軽さが目立つ以外は全体的に良い意味でクセがなく、普通です。

松尾 バイク全体の一体感があって、1つの塊を意識できる剛性感です。だからこそのクセの無さですかね。取り回しは良く、ニュートラルなスタビリティで不満のない性能、性格です。

米山一輝 数多くのトップ選手を輩出した東京の名門クラブチームで15年の選手経歴を持つ元レーサー。現在は国内レースを取材で転戦中米山一輝
数多くのトップ選手を輩出した東京の名門クラブチームで15年の選手経歴を持つ元レーサー。現在は国内レースを取材で転戦中

米山 うん。あとはデュラエースの良さを改めて感じた。フォイルはコンポーネントを変えた仕様のバリエーションが豊富で、予算や使い方で選べる。デュラエースDi2組みのフォイルプレミアムもあるけれど、それに次ぐこの機械式でデュラエース仕様はいいね。それにカーボンディープリムを採用しているのも比較の際ポイントになるでしょう。ただ、軽量な上にディープリムでもあるし、横風には少し気をつけたい。

松尾 スペックは魅力的ですね。インプレッションとして、チャートで紹介するなら全項目が高い点数で、弱点なしという印象ですし、このクラスに求められるものは揃っています。

米山 肝心のエアロダイナミクスについてはどう感じた?

松尾 劇的な効果を感じられるわけではないですが、気をつけて乗ってみると空気抵抗が少ないようにも感じました。軽量フレームですし、漕ぎ出しから軽快だったので、高速域ではもう少しヒラヒラするかと思いましたが、トップスピードに乗せても安定感は損なわれず、伸びが良かったです。 下りの勢いのまま、さらに踏んでいくと気持ちよく伸びました。

米山 なるほどね。あとは、上りはダンシングが軽くて良かったな。下りは安定してるんだけど、軽い分ミスをすると大きく影響が出てしまいそうな感覚もあったからテクニックと少々の慣れが必要かも。

松尾 僕はあまり気にならなかったです。上りはというと、さすがの性能でダンシング、シッティング共に良いフィーリングでした。フォイルはトップモデルとして完成度が高く、どんなシーンにおいても輝ける1台ですね。

TEXT BY 齋藤むつみ / PHOTO BY 和田やずか

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