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山田美緒の「旅する満点バイク」<11>台湾は“海外自転車旅行の登竜門” グルメ三昧で毎日100km走っても体重増!?

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 前回まで8回に渡り、2004~2005年に行なったアフリカ縦断5000km自転車一人旅についてご紹介してきました。それ以来私は自転車旅の魅力にすっかりとりつかれ、「旅するなら迷わず自転車」とばかりに国内外をあちこち自転車で走ってきました。その中でもリピート率ナンバーワンは台湾! 初めて訪れた時から縁が縁を呼び、これまでに7回も足を運んでいます。今年は、「ツール・ド・台湾」の市民レースにも参加してきました。

台北から淡水へ向かうサイクリングロード台北から淡水へ向かうサイクリングロード

 台湾は、“海外自転車旅行の登竜門”と言ってもいいほど、自転車旅にぴったりなところです。台湾最大の都市、台北周辺には100km以上のサイクリングロードが整備され、レンタサイクルポートやサイクリング中に休憩のできるカフェがあります。またサイクリングは、週末ともなれば渋滞となるほど人気があります。

 MRT(地下鉄)には自転車をそのまま積み込めますし、台北のあちこちでレンタサイクルができ、サイクリングのガイドブックやマップといった情報も充実しています。それに台湾の人たちはとても親切でフレンドリー! 声をかけられ、お茶に誘われることもしばしばです。年配者の中には日本語が話せる方もいらっしゃいます。

台湾一周グルメ三昧!台湾一周グルメ三昧!

 それに何より食べ物がおいしい! 自転車に乗っておなかペコペコになって、おいしい料理が食べられるというのは、重要なポイントですよね。自転車旅行をしていると体重は減ることのほうが多いのですが、台湾では唯一3kgも太ってしまいました。

 それもそのはず、朝はいろんな具がトッピングできるおかゆに饅頭、豆乳から始まります。昼はがっつりご飯や麺を食べ、休憩ではアイスやスイーツ、夜は円卓を囲んでビールで乾杯豪華な大宴会。その後、夜市に繰り出しは買い食いを楽しむなど、自転車で消費した以上に食べていました。「なんか顔丸くなってない?」と周りからも突っ込まれる始末です。

 私がはじめて台湾を訪れたのは2005年、アフリカから帰国した夏でした。「踏板的勇者」という台湾を一周するというツアーに参加し、大学生から70代のサイクリストまで60人の台湾人参加者と一緒に走りました。コースは、山がちな台湾を1日100km前後走るように設定されていてなかなかハードでした。季節は7月、蒸し蒸し暑くて走っているとおもしろいほど汗が出たことを思い出します。

私の参加が現地新聞でも取り上げられていた(2005年)私の参加が現地新聞でも取り上げられていた(2005年)
台湾を一周するというツアーの仲間と(2005年7月)台湾を一周するというツアーの仲間と(2005年7月)
台湾の温泉水のプールはカルチャーショック台湾の温泉水のプールはカルチャーショック

 嬉しいことに、台湾でも各地に温泉があります。汗を流して湯船につかってさっぱり! でも温泉水のプールで、水着を着て帽子をかぶり真剣に泳ぐのにはびっくりしました。

 このツアーで60日間を共にした仲間は、今でも日本や台湾で一緒に走ったり遊んだりしています。フェイスブックをきっかけに再会することもあるなど、友情は続いています。

 今年1月には、著書『満点バイク』(木楽舎)の台湾版、『満點自行車』(馥林文化)を出版しました。現地書店でサイン会やトークショーを行ない、ちょっとしたアイドル気分を味わえました。

「コグウェイin台湾」の参加者と(2013年3月)「コグウェイin台湾」の参加者と(2013年3月)

 さらに3月には、四国で毎年行なっているサイクリングツアー「四国ディスカバリーライド」の台湾版、「コグウェイin台湾」を開催することができました。日本人、台湾人あわせて約40人が参加。台北を起点に、温泉地の鳥来、千と千尋の神隠しで話題となった九分、台北サイクリングロードの人気コース台北~淡水を走りました。2014年の開催も、すでに決定しています。

 10月に開催を控えた本家の四国ディスカバリーライドへは、20人以上の台湾サイクリストのエントリーがありました。台湾との自転車の縁がますます深まりそうで、ワクワクしています。

文・イラスト 山田美緒

山田美緒山田美緒(やまだ・みお)
大阪府生まれ。サイクリストとして世界中を旅してきたほか、一般社団法人コグウェイを設立し、「四国ディスカバリーライド」などを主催。著書に、アフリカ大陸縦断記をまとめた『マンゴーと丸坊主』、女性サイクリストたちとの旅や交流の体験記『満点バイク』がある。ブログURL(http://mantem.exblog.jp/)

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