ツアー・オブ・ジャパン2013TOJで輝いた選手たちが和やかに交流したひと時 チャンピオンシステムのアフターパーティー

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乾杯の発声とともに、パーティーは和やかな雰囲気でスタート乾杯の発声とともに、パーティーは和やかな雰囲気でスタート

 5月19日から26日に開催された「ツアー・オブ・ジャパン」(TOJ)にチャンピオンシステム製のジャージを着て出場した5チームのアフターパーティーが26日夜、東京都内で開かれ、選手やチームスタッフらが激戦を戦い抜いた労を互いにねぎらった。大会期間中はライバル同士でしのぎを削ったが、戦い終わればレース仲間。選手たちはお酒を酌み交わしながら、和やかな交流のひと時を楽しんだ。

パーティーの初めにあいさつをするチャンピオンシステムジャパンの棈木(あべき)亮二社長パーティーの初めにあいさつをするチャンピオンシステムジャパンの棈木亮二社長

 パーティーでは冒頭、主催したチャンピオンシステムジャパンの棈木亮二社長があいさつに立ち、「日本のロードレースシーンはまだまだ発展段階だが、いつかヨーロッパのようになることを願っている」と期待し、熱いステージレースを終えたばかりの各国の選手たちには「これからも日本でダイナミックなレースを見せてほしい」と要望した。

食事を楽しむチャンピオンシステム プロサイクリングチームの選手たち食事を楽しむチャンピオンシステム プロサイクリングチームの選手たち
食事はビュッフェスタイル。激しいステージレースを終えた直後とあって、ガッツリ食べる選手が多かった食事はビュッフェスタイル。激しいステージレースの直後とあって、ガッツリ食べる選手が多かった

 

6ステージ中2ステージを制覇

チャンピオンシステム プロサイクリングチームチャンピオンシステム プロサイクリングチーム

 パーティーに参加した5チームの筆頭格は、香港を拠点とする中国籍チーム「チャンピオンシステム プロサイクリングチーム」。UCI(国際自転車競技連合)登録チームとしては2番目に格が高いプロコンチネンタルチームに属し、今大会ではエースを務めた西薗良太が個人総合6位(日本人最高位)に食い込んだ。特徴的なロゴマークやウエアのデザインは、すでに日本でもおなじみだ。

ヒューオンサーモン・ジェネシスウェルスアドヴァイザーズヒューオンサーモン・ジェネシスウェルスアドヴァイザーズ

 オーストラリアの有力コンチネンタルチーム「ヒューオンサーモン・ジェネシスウェルスアドヴァイザーズ」は、ヒルクライムで争われた最難関の富士山ステージで、ベンジャミン・ディボールがコースレコードをマークして優勝。続いて難関の伊豆ステージもネイサン・アールが制し、全6ステージ中2ステージで勝利を飾った。選手5人と少ない陣容で戦ったが、今大会で最も輝いたチームのひとつだ。

ドラパック サイクリングドラパック サイクリング

 同じくオーストラリアのコンチネンタルチーム「ドラパック サイクリング」は、所属選手をすべてオーストラリア人で構成。今年3月に行われたツール・ド・台湾ではベルナルド・サルツバージャーが総合優勝を果たしている。今大会では入賞こそ逃したものの、3つのステージで6位以内を記録し、山岳賞争いでもロビー・ハッカーが2位で終えるなど存在感を示した。

OCBCシンガポールOCBCシンガポール

 「OCBCシンガポール コンチネンタルサイクリングチーム」は、昨年発足したシンガポール初のコンチネンタルチーム。地元の銀行OCBCと2015年までスポンサー契約を結び、成長を続けている。今大会では目立った活躍ができなかったが、TOJのようなアジアのビッグレースは、チームに大きな経験をもたらしている。

C プロジェクト(キャノンデール・チャンピオンシステム)C プロジェクト(キャノンデール・チャンピオンシステム)

 UCI登録名「C プロジェクト」は、Jプロツアーではキャノンデール・チャンピオンシステムの名称で活動している日本の有力チームだ。昨年設立され、今季は元MTB日本代表の山本和弘、アマチュアのトップ・ヒルクライマーだった森本誠が加入して注目を集めた。TOJでは見せ場を作れなかったが、今後の動向から目が離せない。

 TOJで同様にチャンピオンシステムのジャージを着用していたイタリアのチーム「ランプレ・メリダ」は、この夜、チーム単独のアフターパーティーを開催した。

パーティー会場には、各チームが使用したバイクと、大会期間中に獲得した各賞のリーダージャージが飾られたパーティー会場には、各チームが使用したバイクと、大会期間中に獲得した各賞のリーダージャージが飾られた
国内チーム「キャノンデール・チャンピオンシステム」の佐藤成彦監督(左から2人目)もパーティーをエンジョイ国内チーム「キャノンデール・チャンピオンシステム」の佐藤成彦監督(左から2人目)もパーティーをエンジョイ

 

「力を使い切った」 総合6位に納得の西薗

第1ステージの個人タイムトライアル(TT)では、全日本TTチャンピオンとしてナショナルチャンピオンジャージで走った西薗良太第1ステージの個人タイムトライアル(TT)では、全日本TTチャンピオンとしてナショナルチャンピオンジャージで走った西薗良太

 パーティーにTシャツ・短パン姿で現れ、リラックスして楽しんでいた西薗に、8日間にわたった大会を振り返ってもらった。

 総合6位という成績については「練習でできたことを実践し、実力でできることを発揮した」と、まずは満足そう。レース中の戦略や判断に大きなミスはなく、戦術面で「自分の持ち札をうまく使いきることができた」という。総合成績が自身より上位の5人については、「今の自分は地足で負けている」とも評した。

 最も印象深かったレースは、長野県飯田市で行なわれた第3ステージ。アップダウンの激しい周回路が選手を苦しめる難コースだ。西薗は「序盤から激しい展開となり、どのアタックが決まってもおかしくなかった」と振り返りつつ、「それを一つひとつ冷静に選別し、対処できたので、一番の勝負どころへ自分の足を残すことができた」と分析した。

 この第3ステージで西薗は総合4位に浮上したことから、大会終盤ではギャンブルを打たず、チャンスを待ってステージ上位を狙う作戦に切り換え、最終的に総合6位の好位置を確保できたという。

 西薗の次の目標は、6月に行なわれるTTとロードレースの全日本選手権。記者の問いかけに対し「ダブル優勝を狙う」と力強く宣言した。

ステージレースがようやく終わり、テーブルではお酒も進んだステージレースがようやく終わり、テーブルではお酒も進んだ
チャンピオンシステムジャパンの棈木社長と、司会を務めた「ちゃりん娘」新メンバーの上條恵奈美さんチャンピオンシステムジャパンの棈木社長と、司会を務めた「ちゃりん娘」新メンバーの上條恵奈美さん

 

「絶対に日本のレースへ戻ってきたい」 ジェネシスの2選手も大満足

 パーティーで注目を集めていたのは、ステージ制覇の偉業を成し遂げたヒューオンサーモン・ジェネシスウェルスアドヴァイザーズのディボールとアール。Cyclistは、この2人にもインタビューを敢行した。

 第4・富士山ステージを衝撃的なコースレコードで制したディボールは、今回が初の来日という。大阪から東京まで移動した8日間について、「日本はとてもいい場所。大都会もいなかもすごく良かった。富士山は美しいし、都市はとても規模が大きい」と感激の面持ちで語った。日本人の人柄がよく、街やホテルが清潔なことも気に入ったようで、「絶対に日本のレースへ戻ってきたい」とも打ち明けた。

 ヒルクライムで圧倒的な走りを見せたディボールだが、大会を通して「コースはきつかった」という。特に第5・伊豆ステージは「ローラーコースターのようで、足が痛くなった」と苦戦した様子だった。

富士山ステージを制したベンジャミン・ディボール富士山ステージを制したベンジャミン・ディボール
伊豆ステージを制したネイサン・アール伊豆ステージを制したネイサン・アール

 その伊豆ステージで輝いたアールは、「アップダウンが激しいコースが得意」といい、狙いすました上りのスプリントで勝利をもぎ取った。「TOJは(海外でも)よく知られたレースであり、この勝利はとても重要。今後、有力なチームと契約を結ぶためにも役立つ」と語り、今回の成功をきっかけにさらなるステップアップを目指す考えを示した。

 TOJは2度目の出場というアールも、日本は大のお気に入りで、「それぞれのステージは景色がいいし、サーキット(周回コース)も良かった」「ホテルのサービスが良かった」と何度も称賛を口にした。

パーティーに参加した5チームが大会期間中に獲得した各賞のリーダージャージパーティーに参加した5チームが大会期間中に獲得した各賞のリーダージャージ

(レポート 上野嘉之)


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