湘南海岸を望む絶好のロケーションキッズもプロも大技に挑戦 BMXストリートコンテスト「KUGENUMA SESSION 2013」開催

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 5月12日、神奈川県の鵠沼海浜公園スケートパークにてBMXストリートコンテスト「KUGENUMA SESSION 2013」が開催された。

 鵠沼海岸のBMXショップ「IMPERIAL RE3X」が主催するこのイベントは、青少年育成をコンセプトに掲げ、キッズクラスが充実しているのが特徴。年齢別にキッズAクラス(小学校低学年)、キッズBクラス(中学1年生まで)、ジュニアクラス(高校生まで)の3クラスが設けられ、さまざまな年齢のキッズライダーが存分にライディングを楽しんだ。また、BMXメーカーやショップなどからスポンサードを受けている上級ライダーが参加するプロクラスも設けられ、キッズが目標とするようなハイレベルなライディングを披露した。

晴天の下でライディングを楽しむ晴天の下でライディングを楽しむ

 コンテストの舞台となった鵠沼海浜公園スケートパークは、元々プールだった所にジャンプボックスやレール、ミニランプなどのセクションを設置しスケートパークとして生まれ変わった場所。鵠沼海岸のビーチに隣接しており、海を眺めながら開放感のあるライディングを楽しむ事ができるのが評判だ。

 さまざまな形状のセクションが設置してあり、ライダーの創造力次第で無限の乗り方ができるのが魅力のスケートパーク。当日は日差しがまぶしいほどの晴天に恵まれ、吹き抜けるさわやかな海風を浴びながらのコンテストとなった。

奥には江ノ島が望める、開放感あふれるロケーションのスケートパーク奥には江ノ島が望める、開放感あふれるロケーションのスケートパーク
怪我をしてしまっては楽しめない。プロテクターを装備して準備万端怪我をしてしまっては楽しめない。プロテクターを装備して準備万端

 注目を集めた選手はキッズBクラスに出場した中村輪夢(リム)君。実は彼はBMX界では非常に有名なライダーで、11歳ながらBMX歴は8年。ハイレベルなライディングで日本全国のコンテストのキッズクラス優勝を総なめにしているスーパーキッズライダーなのだ。昨年は海外のコンテストにも出場して好成績を残し、ますます勢いに乗っている。

 今回も圧倒的なテクニックの走りを見せつけ、文句なしのクラス優勝を果たした。走るラインも繰り出す技もキッズのレベルを超えていて「もうプロクラスに出ても結果を残せるのでは」という声も聞かれるほど。優勝者コメントでマイクを向けられると、少し照れながらも「優勝できてうれしいです。次は上のクラスで勝てるようにがんばります」と笑顔で答えた。

キッズBクラス優勝の中村輪夢選手。多彩な技を魅せ、文句なしのクラス優勝キッズBクラス優勝の中村輪夢選手。多彩な技を魅せ、文句なしのクラス優勝
キッズクラスとはいえ、大人に負けないレベルのライダーが多数参加キッズクラスとはいえ、大人に負けないレベルのライダーが多数参加
勅使河原大地選手の大技。縦回転をしながらバイクを回転させるバックフリップテイルウィップ勅使河原大地選手の大技。縦回転をしながらバイクを回転させるバックフリップテイルウィップ

 そして全国からハイレベルなライダーが集まったプロクラス。まだまだ次世代ライダーには負けられないと、プロのプライドをかけた本気のライディングが次々と飛び出す。ただジャンプの高さやスピードが速いだけでなく、信じられないような大技を決めたり、他のライダーが「そこを跳ぶの!?」と驚くようなダイナミックなラインを走るのがプロたる所以。その走りにはキッズ達も熱い視線を向け、歓声が飛び交った。

 若手からベテランまで入り混じったこのクラスでは18歳の勅使河原大地が優勝。若さ溢れるライディングで、ジャンプボックスを中心に大技を繰り出した。ミスも交えながらの荒削りなライディングではあったが、難易度の高い技を次々と決める勢いある姿勢が評価された。優勝に喜びながらも、「今回は着地のミスもあったので、次の大会では完璧に決められるようにしたい」と語った。

次々と空を舞うライダーに、ギャラリーも視線が釘付けに次々と空を舞うライダーに、ギャラリーも視線が釘付けに
次々と空を舞うライダー次々と空を舞うライダー
次々と空を舞うライダー次々と空を舞うライダー
ジャンプだけでなく、レールを使ったトリックなどさまざまな技を魅せるライダー達ジャンプだけでなく、レールを使ったトリックなどさまざまな技を魅せるライダー達
セクションの柵も技に利用する。次は誰がどの場所を使って技を行うのか、目が離せないセクションの柵も技に利用する。次は誰がどの場所を使って技を行うのか、目が離せない
ジュニアクラス優勝の勅使河原流星。プロクラス優勝の大地と合わせ、兄弟でのクラス優勝を決めたジュニアクラス優勝の勅使河原流星。プロクラス優勝の大地と合わせ、兄弟でのクラス優勝を決めた
プロクラス3位の根本秀幸。ベテランプロライダーの本気のライディングを見せつけ、会場を大いに盛り上げたプロクラス3位の根本秀幸。ベテランプロライダーの本気のライディングを見せつけ、会場を大いに盛り上げた
ライダーが大技を決め、歓声を上げる選手やギャラリーたち。走るライダーも観戦する人も全員が楽しんだ一日だったライダーが大技を決め、歓声を上げる選手やギャラリーたち。走るライダーも観戦する人も全員が楽しんだ一日だった
笑顔でスケートパークを走り回るキッズライダー笑顔でスケートパークを走り回るキッズライダー

 最近、全国各地で開かれているキッズスクールには多くのキッズライダーが参加し、BMXに乗り始める子どもの数は年々増え続けている。これにはストライダーなどのランバイクの人気が影響しており、ランバイクを卒業した子が次に進むステップとして12インチのBMXを選ぶ事が多いのだという。子どもの成長は早く、ペダルをこいで車体を操る楽しみを覚え、あっというまにスケートパークのセクションを乗りこなすまでに成長する。

 このKUGENUMA SESSION 2013では、まだ乗りたてのBMXでパーク内を一生懸命駆け回るちびっ子から、大人顔負けのハイジャンプを繰り出すスーパーキッズまでさまざまな子ども達が集まり、キッズライダーの層の厚さを目の前で感じることができた。参加した子ども達も、ハイレベルなプロの走りを目の前で観戦し、自らも観客の前で走りを披露する機会を得て大きな刺激になったに違いない。

 「次もまた出たい!」と目を輝かせるキッズライダーの、楽しそうな笑顔が印象に残ったコンテストだった。

(写真・文 吉田悠太)

プロクラスの入賞者達。左から勅使川原大地、岡紘希、根本秀幸、中務泰法プロクラスの入賞者達。左から勅使川原大地、岡紘希、根本秀幸、中務泰法
ジュニアクラス表彰。左から優勝の勅使川原流星、2位川本大智、3位大池水杜、4位大池光、5位大武来人ジュニアクラス表彰。左から優勝の勅使川原流星、2位川本大智、3位大池水杜、4位大池光、5位大武来人
キッズAクラス表彰。左から優勝の蜜岡奏央、2位石井駿哉、3位溝垣丈司、同率4位の大霜健太、小越空キッズAクラス表彰。左から優勝の蜜岡奏央、2位石井駿哉、3位溝垣丈司、同率4位の大霜健太、小越空
キッズBクラス表彰。左から優勝の中村輪夢、2位大霜優馬、3位山岸響、4位大和晴彦、5位村上宰キッズBクラス表彰。左から優勝の中村輪夢、2位大霜優馬、3位山岸響、4位大和晴彦、5位村上宰

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