バイクインプレッション2013「CARRERA VELENO」 あらゆる速度域で鋭い加速を楽しめるレーシーな性能が魅力

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 カレラはレースと共にあり続けながら、常に最先端を追い求める独創性の高いイタリアのバイクブランドだ。フラッグシップモデルにはテクノロジーを駆使した超軽量級のフレームがあり、フィブラのような個性と性能の融合で魅了するモデルもある。今回試乗したヴェレーノは、価格を抑えつつも、高級モデルに引けをとらないキレのある加速力とライダーを楽しませる乗り味を実現したイチオシモデルだ。

「CARRERA VELENO」(カレラ ヴェレーノ)「CARRERA VELENO」(カレラ ヴェレーノ)

CARRERA VELENO(カレラ ヴェレーノ)
価格:168,000円(フレームセット)
283,500円(シマノ・105仕様)
サイズ:XS、S、M、L、XL
カラー:R148(ホワイト×ブラック)、R149(ホワイト×レッド)、R167(グレー×ブラック)
問い合わせ先:ダイナソア http://www.dinosaur-gr.com/

 

スペック

フレーム:T-700SC SHM40T TONS – HR40
フォーク:ストレートカーボン60HM 1-1/8″-1.4
変速機:カンパニョーロ・スーパーレコード(F)&(R)
ギヤ: カンパニョーロ・スーパーレコード 50×34T、12-25T(11速)
ホイール: カンパニョーロ・シャマルウルトラ
重量:1,000 g(Mサイズフレーム)、400g(フォーク)

HMカーボンとHRカーボンの素材特性を組み合わせ、応力のかかる部分には必要十分な剛性を持たせたカーボンモノコックフレームHMカーボンとHRカーボンの素材特性を組み合わせ、応力のかかる部分には必要十分な剛性を持たせたカーボンモノコックフレーム
軽量化と剛性に貢献するインテグラルシートポストを採用。チューブトップからネジで締める軽量化と剛性に貢献するインテグラルシートポストを採用。チューブトップからネジで締める
ヴェレーノのワイヤリングは従来通りのフレームの外に沿うので交換整備が容易だ。余計な曲げがないため摩擦抵抗が少ないというメリットもあるヴェレーノのワイヤリングは従来通りのフレームの外に沿うので交換整備が容易だ。余計な曲げがないため摩擦抵抗が少ないというメリットもある

インプレッション BY 松尾修作・米山一輝

松尾修作 バックスレーシング ウィズ 埼玉所属。Jプロツアーに参戦するレーサーで、脚質はオールラウンダー。スイスでのレース活動経験も持つ松尾修作
バックスレーシング ウィズ 埼玉所属。Jプロツアーに参戦するレーサーで、脚質はオールラウンダー。スイスでのレース活動経験も持つ

松尾 イタリアのレーシングブランドは総じて好みのものが多かったですが、カレラも期待通りで、この価格ながらレーシーな仕上がりなので、試乗とはいえ楽しめました。この剛性感はかなり好きですね。

米山 気に入ったみたいだね。ボクにとってはインテグラルシートポストがマイナス。というのは、サドルがやや高くて、ちゃんと乗れなかった。松尾くんにはちょうどよかったみたいだけど。

松尾 自分のバイクかと思うくらいフィットしてました。乗っててつい踏みすぎましたよ。ヴェレーノはインテグラルシートポストではない、ノーマルモデルもあるみたいですね。

米山 うん、同じ価格でヴェレーノRNがある。ポジションが決まっている人ならインテグラルシートポストを、サドルの高さ調節の必要がある人はそっちを選べるね。それから、試乗車はフレームセットからカンパで組んであった。販売モデルでは、105完成車の設定があるよ。

松尾修作と米山一輝

松尾 試乗車はスーパーレコードでしたからね。それにしても、この価格のフレームでありながらホイールも含めてマッチングは良く、トータルで物足りなさを感じないのがすごいなと。

米山 本格派というか、かなりレーシーな印象はボクも感じられたんだけど、路面の衝撃を伝えてこなかった?

米山一輝 数多くのトップ選手を輩出した東京の名門クラブチームで15年の選手経歴を持つ元レーサー。現在は国内レースを取材で転戦中米山一輝
数多くのトップ選手を輩出した東京の名門クラブチームで15年の選手経歴を持つ元レーサー。現在は国内レースを取材で転戦中

松尾 コンフォート系なら上がいますが、ヴェレーノも悪くなかったですよ。バイク全体で吸収してくれるので、落ち着いたペダリングができました。剛性もガチガチではなく、軽さからくる絶妙なたわみがあって、それがリズムを生んで乗りやすかったです。軽さの中にも芯があり、まさにレーシングフレームでした。あとは、ハンドリングがクイックでしたね。オーバーステアまではいかないけど、穏やかなハンドリングが好きなライダーには慣れが必要かもしれません。

米山 レーシーな印象が際立つね。乗り味はレース系が好きな中・上級者向けかな。105完成車はお手頃でいいけど、アルテグラクラスで組んでもいいね。BBは従来規格だし、フレームスペックではそれほど尖っていないけど、設計が良いんだね。

松尾 上りでのリズムが良いので踏みたくなりますし、下りも速くて個人的には好きです。軽いし、しなりが効いて、どの速度域からでもキレのある加速ができますよ。

TEXT BY 齋藤むつみ / PHOTO BY 和田やずか

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