ジロ・デ・イタリア2013 第2ステージチーム力を発揮したスカイがTTT制覇 プッチョが初のマリア・ローザ獲得

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 イタリアで開催中のジロ・デ・イタリアは5日、第2ステージのチームタイムトライアルが行われ、17.4kmのコースを22分05秒で走破したスカイ プロサイクリングが優勝した。前日の第1ステージを制覇したマーク・カヴェンディッシュ(イギリス)を擁するオメガファルマ・クイックステップが48秒遅れの17位と遅れたことから、マリア・ローザはサルヴァトーレ・プッチョ(イタリア、スカイ プロサイクリング)に移った。

ベストタイムを出したスカイ プロサイクリングベストタイムを出したスカイ プロサイクリング

 ナポリ湾に浮かぶイスキア島でのチームタイムトライアルは、イスキアからフォリーオまでの17.4kmで争われた。スタートから約3kmで一気に100m近く上り、その後も起伏に富んだレイアウト。チームタイムトライアルに自信を持つスカイ プロサイクリング、ガーミン・シャープなどが優勝候補に挙げられたほか、総合優勝候補を抱えるアスタナ プロチームやBMCレーシングチームの走りにも注目が集まった。

 第1出走のコロンビア以降、各チーム3分おきにスタート。まず、好タイムをマークしたのはブランコ プロサイクリング。総合優勝候補のロベルト・ヘーシンク(オランダ)を中心に、7.9kmの中間計測を10分25秒、ゴールでは22分33秒をマークし、これが基準タイムとなる。

2位と健闘したモビスター チーム2位と健闘したモビスター チーム

 有力チームの中では、スカイ プロサイクリングが第8出走で登場。前半から快調にペースを刻み、中間計測で10分12秒とトップに立つと、後半は人数を減らしながらも22分05秒(平均時速47.275km/h)と大幅に記録を更新する。

 続くチームも続々と好タイムをマークする。ヴィーニファンティーニ・セッレイタリアが22分27秒と健闘すると、カチューシャ チームも22分24秒。そして、中間計測でスカイ プロサイクリングを2秒上回っていたモビスター チームは、終盤ペースを落としたものの22分14秒でゴール。有力選手を抱えるチームの走りに期待がかかる。

マリア・ローザを擁して戦ったオメガファルマ・クイックステップマリア・ローザを擁して戦ったオメガファルマ・クイックステップ

 しかし、後半スタートのチームは揃ってタイムを伸ばすことができない。ヴィンチェンツォ・ニバリ(イタリア)擁するアスタナ プロチームこそ22分19秒とまとめたものの、ライダー・ヘシェダル(カナダ)のガーミン・シャープは22分30秒。

 カヴェンディッシュのマリア・ローザを守りたいオメガファルマ・クイックステップも22分53秒に終わり、スカイ プロサイクリングの優勝が決まった。

表彰台でシャンパンを掛け合うスカイ プロサイクリングの選手たち表彰台でシャンパンを掛け合うスカイ プロサイクリングの選手たち
マリア・ローザを着たサルバトーレ・プッチョマリア・ローザを着たサルバトーレ・プッチョ

 ステージ優勝のスカイは、ダリオ・カタルド(イタリア)を先頭に、ブラッドリー・ウィギンス(イギリス)、リゴベルト・ウラン(コロンビア)、セルジオルイス・エナオ(コロンビア)、プッチョの5人でゴール。この中から、第1ステージでチームトップの33位でゴールしていたプッチョがマリア・ローザに袖を通した。

 プロ2年目のプッチョは、シチリア島出身の23歳。初のグランツールでリーダージャージをゲットした。また、チームリーダーのウィギンスにとっても、総合争いのライバルに対しアドバンテージを得た格好に。

 第3ステージは、ソレントからマリーナ・ディ・アシェーアまでの222km。後半に2級と3級の山岳ポイントが設けられる中級山岳ステージだ。そして、ゴールに向かって約20kmのダウンヒル。登坂力のあるスプリンター、または終盤にアタックを決めた選手にステージ勝利の可能性が高いと言えそうだ。

(文 福光俊介/写真 砂田弓弦)

第2ステージ結果
1 スカイ プロサイクリング 22分05秒
2 モビスター チーム +9秒
3 アスタナ プロチーム +14秒
4 カチューシャ チーム +19秒
5 ヴィーニファンティーニ・セッレイタリア +22秒
6 ランプレ・メリダ +22秒
7 ガーミン・シャープ +25秒
8 ブランコ プロサイクリング +28秒
9 オリカ・グリーンエッジ +28秒
10 ヴァカンソレイユ・DCM +34秒
11 キャノンデール プロサイクリング +35秒
12 BMCレーシングチーム +37秒
13 バルディアーニヴァルヴォレ・CSFイノックス +41秒
14 レイディオシャック・レオパード・トレック +43秒
15 チーム サクソ・ティンコフ +43秒
16 アンドローニジョカットリ・ベネズエラ +46秒
17 オメガファルマ・クイックステップ +48秒
18 アージェードゥーゼール・ラモンディアル +50秒
19 エフデジ +55秒
20 コロンビア +56秒
21 ロット・ベリソル +1分00秒
22 エウスカルテル・エウスカディ +1分01秒
23 チーム アルゴス・シマノ +1分13秒

個人総合(マリア・ローザ)
1 サルヴァトーレ・プッチョ(イタリア、スカイ プロサイクリング) 3時間20分43秒
2 ブラッドリー・ウィギンス(イギリス、スカイ プロサイクリング) +0秒
3 セルジオルイス・エナオ(コロンビア、スカイ プロサイクリング) +0秒
4 ダリオ・カタルド(イタリア、スカイ プロサイクリング) +0秒
5 リゴベルト・ウラン(コロンビア、スカイ プロサイクリング) +0秒
6 ベニャト・インチャウスティ(スペイン、モビスター チーム) +9秒
7 ジョヴァンニ・ヴィスコンティ(イタリア、モビスター チーム) +9秒
8 ホセ・エラダ(スペイン、モビスター チーム) +9秒
9 アレックス・ドーセット(イギリス、モビスター チーム) +9秒
10 エロス・カペッキ(イタリア、モビスター チーム) +9秒

ポイント賞(マリア・ロッソ・パッショーネ)
1 マーク・カヴェンディッシュ(イギリス、オメガファルマ・クイックステップ) 28pts
2 エリア・ヴィヴィアーニ(イタリア、キャノンデール プロサイクリングチーム) 20pts
3 ナセル・ブアニ(フランス、エフデジ) 16pts

山岳賞(マリア・アッズーラ)
1 ジョヴァンニ・ヴィスコンティ(イタリア、モビスター チーム)  3pts
2 キャメロン・ワーフ(オーストラリア、キャノンデール プロサイクリングチーム) 3pts
3 ギヨーム・ボナフォン(フランス、アージェードゥーゼール・ラモンディアル) 3pts

新人賞(マイヨブラン)
1 サルヴァトーレ・プッチョ(イタリア、スカイ プロサイクリング) 3時間20分43秒
2 アレックス・ドーセット(イギリス、モビスター チーム) +9秒
3 ファビオ・アール(イタリア、アスタナ プロチーム) +14秒

チーム総合
スカイ プロサイクリング 9時間17分59秒

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