また来たい!と思ってもらうためにサイクリスト目線の「おもてなし」とは? しまなみ海道の観光誘致目指す講演会を尾道市で開催

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 サイクリングルートとして人気の「瀬戸内しまなみ海道」の本州側起点となっている広島県尾道市で、サイクリストが嬉しく感じる「おもてなし」のあり方を考える講演会が4月13日(土)、市民センターむかいしまで開催された。

約130人が聴講した「おもてなし講演会 サイクリスト編」 =4月13日、広島県尾道市の市民センターむかいしま約130人が聴講した「おもてなし講演会 サイクリスト編」 =4月13日、広島県尾道市の市民センターむかいしま

 このイベント「おもてなし講演会 サイクリスト編」は、自転車を活用した地域振興事業やコンサルティングを手掛けるサイクルポートプランニング(尾道市)が主催。同社によると、しまなみ海道の沿線はもともとおもてなし意識が高いというが、「もっと喜んでもらいたい」との思いで企画された。

 当日は自転車のスペシャリスト2人が講演し、しまなみ海道を結ぶ島々をはじめ、近隣地域の市民や企業、観光・行政関係者ら約130人が熱心に耳を傾けた。

 

“ふれあい”こそ自転車旅の真髄

講演する「シクロツーリズムしまなみ」の宇都宮一成さん講演する「シクロツーリズムしまなみ」の宇都宮一成さん

 第1部では、愛媛県今治市のNPO法人「シクロツーリズムしまなみ」の宇都宮一成さんが、「僕の人生を変えた自転車の話」をテーマに講演した。

 宇都宮さんは妻のトモ子さんと一緒に、2人乗り自転車(タンデム)で世界88カ国を周った経験を紹介。予定外の長期滞在や、急病をはじめとするアクシデントの思い出を語るとともに、「おもてなしが心地よかった」と感じられた国をランキング形式で解説し、「現地の人とのふれあいの中にこそ自転車の旅を楽しむ真髄がある」と訴えた。

 さらに、自転車を活用した地域振興事業に取り組むシクロツーリズムしまなみの活動が報告された。

ありのままの体験が「また来たい」につながる

 第2部では、NPO法人自転車活用推進研究会の理事を務める瀬戸圭祐さんが、「ここがツボだよ!サイクリストのおもてなし」をテーマに講演。

講演する自転車活用推進研究会理事の瀬戸圭祐さん講演する自転車活用推進研究会理事の瀬戸圭祐さん

 瀬戸さんは、「しまなみ海道に来るサイクリストが求めているのは、都会の喧騒と異なる世界に住む島の人々の日常に触れること。構えることなくありのままに接してくださることで、それが思い出になり、『また来たい』という気持ちにつながる」と、サイクリストの気持ちを代弁した。

 また、自転車行政が進んでいる地域を写真で紹介する一方、「自転車のことを理解していない行政が作る自転車道には、おかしなものもある」とも指摘。自転車による観光振興を目指すには、「普段から自転車目線でものを見る、考えることが大切」と訴えた。

 しまなみ海道の関係者の間では、海外のサイクリストも本格的に誘致して、自転車を観光の柱に育てたいとの期待がある。講演会を企画したサイクルポートプランニングは「地域住民全員が同じ方向を向いて取り組んでいく必要がある」と指摘している。

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