国際色豊かなライドイベント「オランダ~ベルギー・フランダース in 東京散走」 2つの大使館を結ぶサイクリングを初開催

  • 一覧

 駐日オランダ王国大使館(東京都港区)とベルギー王国大使館(千代田区)を結ぶ約10kmのサイクリングイベント「オランダ~ベルギー・フランダース in 東京散走」が4月21日(日)、東京都心で行われた。スタート&ゴール地点には、普段入ることのできない大使館が開放されたほか、「OVE南青山」と神宮外苑の銀杏並木にスタンプポイントが設置され、参加者は国際色豊かな都心のサイクリングを楽しんだ。(レポート 齋藤むつみ)

雨の中、オランダ大使館前に並べられた参加者たちの自転車雨の中、オランダ大使館前に並べられた参加者たちの自転車
受付を済ませて、スタートまで雨具を着込むなど準備をする参加者たち受付を済ませて、スタートまで雨具を着込むなど準備をする参加者たち
受付では、オランダの絵本作家ディック・ブルーナが日本とオランダの国旗を描いたピンバッチも配布された受付では、オランダの絵本作家ディック・ブルーナが日本とオランダの国旗を描いたピンバッチも配布された

 この日はまるで2月頃に季節が逆戻りしてしまったかのようなあいにくの天候となり、イベントの間は終始、冷たい雨が降り続いた。しかし雨にも負けず、スタート地点のオランダ大使館には119人の参加者が集まり、大使館前の広場には様々な種類の自転車が並んだ。

 受付を済ませると、目印になる黄色いマスコットをウエアに貼り付ける。「粘着テープがこの雨で持つだろうか」と、きっとみんな不安に思ったことだろう。それでも透明のカッパを着込んだり、上下レインスーツを着たりして準備を整え、オランダのお菓子やチーズを食べながらスタートを待った。

 このイベントには両国の大使館関係者も多く参加した。オランダのベアトリス・ヴァレー大使夫人は、前かごが付いた車輪径の小さなプライベートバイクでサイクリングを楽しんだ。 また、オランダ大使館全権公使のニンケ・トローステルさんが乗る、オランダのバイクブランド「VANMOOF」(ヴァンムーフ)のオレンジ色の自転車は、この日イチバン素敵な自転車だった。まずは最初のチェックポイント「OVE南青山」に向けて、両国大使館関係者の一行がスタートした。

主催関係者一行が先導となり最初に出発する主催関係者一行が先導となり最初に出発する
オランダカラーに染まった「VANMOOF」のバイクオランダカラーに染まった「VANMOOF」のバイク
参加者はおよそ10人単位で順に出発する参加者はおよそ10人単位で順に出発する
木々の間をくぐり抜けオランダ大使館を出発。まるでオランダの公園を走っているようだ木々の間をくぐり抜けオランダ大使館を出発。まるでオランダの公園を走っているようだ

 一般参加者はあらかじめA、B、Cの3グループに分かれ、その中からさらに10人程度ずつスタートする。受付でもらったこの日のサイクリングマップをポケットに入れ、オランダ大使館を出発。東京タワーを背に、六本木の街を抜け、青山霊園を過ぎて、30分ほどで最初のチェックポイントに到着した。

 ライフ・クリエーション・スペース「OVE南青山」では、5月2日まで「Holland Festa!」と題して、オランダゆかりの品々の展示・販売を行なっている。参加者はここでスタンプを押してもらい、ハーブティーを飲みながらしばしくつろいだ。オランダが好きで参加した人もいれば、この日のために上京してきたという地方からの参加者もいた。女性の参加が目立っていたのも、このイベントの特徴だ。

「OVE南青山」でスタンプを押してもらう参加者「OVE南青山」でスタンプを押してもらう参加者
テーブルの上はKLMオランダ航空の飛行機の模型もテーブルの上はKLMオランダ航空の飛行機の模型も
オランダ関連の書籍も置かれ、閲覧ができたオランダ関連の書籍も置かれ、閲覧ができた
銀杏並木を通り「KLMブース」へたどり着いた参加者たち銀杏並木を通り「KLMブース」へたどり着いた参加者たち

 次のチェックポイントまでは、神宮外苑の中を通るルートだ。秋には黄色に染まる銀杏並木の下に、チェックポイントのKLMオランダ航空の協力による「KLMブース」があった。ここはスタンプの押印のみで、参加者はまた次々にゴールへ向けて再スタート。雨はまだまだ止まない。青山通りから外堀通りへと抜け、15分ほどで新宿区四ツ谷まで走った。千代田区二番町のベルギー大使館まではさらにあと10分―。

スタンプを押すマップが雨で濡れて、なかなか開かない!スタンプを押すマップが雨で濡れて、なかなか開かない!

 ベルギー大使館に着いても、やっぱり雨は止まなかった。参加者はバイクラックに自転車を置き、ベルギー大使館の中で最後のスタンプを押して、完走証と記念品を受け取った。カラダは冷えていたけれど、安堵感と達成感が入り混じった笑顔で、用意された焼きたてベルギーワッフルの味を楽しんでいた。

友だちから借りたシティサイクルで、関西から参加した福田真弓さん友だちから借りたシティサイクルで、関西から参加した福田真弓さん
焼きたてのベルギーワッフルの味を楽しんでいた参加者焼きたてのベルギーワッフルの味を楽しんでいた参加者
記念品のフランダースキャップを着用するベルギー・フランダース政府貿易投資局局長のディルク・デルイベルさん記念品のフランダースキャップを着用するベルギー・フランダース政府貿易投資局局長のディルク・デルイベルさん
キャップ、バッグ、セーターもすべてオレンジで揃えた、オランダ王国大使館経済部のメレイ・ワグナーさんキャップ、バッグ、セーターもすべてオレンジで揃えた、オランダ王国大使館経済部のメレイ・ワグナーさん

 また大使館内では、ベルギーのリュック・リーバウト大使が雨の中を走った参加者をねぎらった。そしてKLMオランダ航空からは、参加者の中から1人に「KLMオランダ航空で行く、オランダとベルギー・フランダースの旅(ペア)」がその場で贈られる抽選もあり、盛況だった。最後は「来年また会いましょう」との言葉で締めくくられ、参加者、主催者、関係者一同で記念写真に収まった。

ワッフルはサクサクで、生クリームとチョコレートがトッピングされていたワッフルはサクサクで、生クリームとチョコレートがトッピングされていた
主催者、参加者、関係者一同で記念撮影主催者、参加者、関係者一同で記念撮影

 オランダとベルギーはいずれも、ロードレース、トラックレース、シクロクロスなどの自転車競技が広く親しまれ、強い選手も多数輩出してきた。しかしレースだけではなく、生活にも自転車が密接に関わり、自転車を楽しむ環境が整っている。ともに、鉄道に自転車を持ち込むことができ、その鉄道網も発達しているので、自転車旅を自在に楽しめるそうだ。そんな両国をぜひ自転車で巡ってみたい。

この記事のコメント

利用規約順守の上ご投稿ください。
  • 一覧

新着ニュース

もっと見る

ピックアップ

e-BIKE最新特集

スペシャル

自転車協会バナー

ソーシャルランキング

インプレッション

  • タイム
    アルプデュエズ01 ディスク

    ディスクブレーキで伝統の走りを進化

  • リブ
    AVAIL ADVANCED

    走る好奇心を止めない リブの新型‟無敵”ロードバイク

  • インプレッション一覧へ

    連載