ロングスカートOK二輪車、『E.T.』のBMX、東京五輪公式競技車…歴史的な自転車がずらり! 「自転車博覧会 IN AOYAMA」伊藤忠青山アートスクエアで4月26日から

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ロングスカートでも乗れた「女性用ドライジーネ」ロングスカートでも乗れた「女性用ドライジーネ」

 東京都港区の伊藤忠青山アートスクエアで4月26日から5月26日まで、「自転車博覧会 IN AOYAMA」が開催される。会場では、展示のほかにトークショーや子供向けワークショップが行なわれ、アウトドアでの試乗スペースも設けられる。入場は無料。

稀少な23車種が集結

 自転車博覧会では“自転車史のタイムトラベル”と銘打ち、自転車の前身となる地面を足で蹴って走る二輪車「ドライジーネ」や、スピルバーグ監督のハリウッド映画『E.T.』で“飛んだ”日本製の自転車、また東京オリンピックのロードレース出場選手向けに国内4社が合作したバイクなど稀少な23車種を会期中に順次、入れ替え展示していく。自転車の歴史にとどまらず、工業との関わりを時間軸にまとめた解説パネルも用意され、こんにちまでの自転車の変遷・文化をひも解いていく。

『E.T.』に採用されたクワハラバイクワークスのBMX『E.T.』に採用されたクワハラバイクワークスのBMX
土屋製作所、片倉自転車、川村産業、日米富士自転車の4社が製作に携わった「東京オリンピック公式競技車」土屋製作所、片倉自転車、川村産業、日米富士自転車の4社が製作に携わった「東京オリンピック公式競技車」
昭和天皇が幼少期に使用されていた三輪車昭和天皇が幼少期に使用されていた三輪車
1948年当時、パリに8台しかなかった3人乗り自転車1948年当時、パリに8台しかなかった3人乗り自転車
「自転車博覧会 IN AOYAMA」のリーフレット「自転車博覧会 IN AOYAMA」のリーフレット

 現役の自転車としては、自転車世界一周を果たし、日本アドベンチャーサイクリストクラブを創設した池本元光さんのツーリングバイクをDVDの映像とともに展示。また、特別に手配しているというザンビアの竹製バイクは試乗ができるよう調整中だ。

 「竹製バイクの柔らかい乗り心地は、ぜひ来場者にも体感してほしい」と話すのは、自転車博覧会の企画に携わったプロデューサーの有賀長人さん。自身も数十年来のサイクリストだといい、アートスクエアがOPENした昨年から自転車博覧会の企画をあたためてきたという。開催を前に、「初めて自転車のペダルを踏んで進んだ時のワクワクする気持ちを思い出してもらえる場にしたい」と抱負を語った。特に子供向けには、ゴールデンウィーク中にワークショップを開き、科学的な視点で自転車に親しむことができる催しを計画しているという。

「バイシクルライド2013イン東京」では外苑のコースも走る「バイシクルライド2013イン東京」では外苑のコースも走る

 5月10日に行なわれるトークショーは、自転車活用推進研究会理事を務め自転車“ツーキニスト”として知られる疋田智さんが、自転車好きのMC朝生つぐみさんとともに登場。自転車史を中心に、じてつうなどの話もしていく。

 また自転車博覧会では、会期中に都内で開催されるサイクリング大会「バイシクルライド2013イン東京」(4月28日)や、「青山スポーツまつり」(5月19日)といったイベントと相互に楽しむことができるような取り組みも予定されている。例えば青山スポーツまつりでは、伊藤忠青山アートスクエアに近い秩父宮ラグビー場を中心に、子乗せ電動アシスト自転車などの試乗会が行なわれるが、自転車博覧会が用意する歴史的自転車の試乗も同じコースで楽しめるという。

“自転車に優しい街”を楽しむ

「明治神宮外苑大学クリテリウム」ではいちょう並木も舞台になる(2013年2月撮影)「明治神宮外苑大学クリテリウム」ではいちょう並木も舞台になる(2013年2月撮影)

 伊藤忠青山アートスクエアが立地する東京・青山は、地域としても自転車と縁が深い。サイクルショップが20店舗近くあるほか、休日には神宮外苑でサイクリングコースが設けられ、「自転車の乗り方教室」が開かれている。また外苑では毎年、クリテリウムレースも開催されている。そんな盛り上がりを受け、2009年には青山商店街連合会によって“自転車に優しい街”が宣言されたほどだ。

 こうした地域の取り組みをアピールしようと、自転車博覧会では青山自転車会議主催の屋外駐輪ラックのデザインコンペ「BDA」が紹介される。コンペは昨年スタートし、毎年開催される予定で、第1回の最優秀賞に輝いた作品は現在、試作品を製作中。会場でサンプルが展示されるという。有賀さんは「愛すべき自転車は美しく停まっていてほしいですからね」と、サイクリストらしい一面をのぞかせて笑った。

自転車博覧会のねらいを語る有賀さん(左)と猪俣さん=伊藤忠青山アートスクエア自転車博覧会のねらいを語る有賀さん(左)と猪俣さん=伊藤忠青山アートスクエア

 自転車博覧会のPRを担当する伊藤忠商事広報部の猪俣恵美さんは、「ふだん自転車に興味がない人から、スポーツバイクで来場するようなサイクリストまで、誰もが楽しんで元気になれるスペースにしたい」とイメージをふくらませる。今回展示する自転車は、候補をリストアップした上で、伊藤忠商事社内や伊藤忠テクノソリューションズ自転車部に対し、実際に見てみたい自転車のアンケートを取って決めた結果、バラエティに富むラインナップとなった。

 会期中は、近隣をサイクリングする“散走”も、会場受付で実施される。自転車博覧会の最新情報は、伊藤忠青山アートスクエアのフェイスブックページで更新されていく。

文・柄沢亜希

自転車博覧会 ~自転車史のタイムトラベル~
場所: 伊藤忠青山アートスクエア(東京都港区北青山2-3-1 シーアイプラザB1F)
会期: 2013年4月26日(金)~5月26日(日)11:00~19:00 ※会期中無休
-トークショー 5月10日(金)18:00~19:00
入場料: 無料
主催: 伊藤忠商事株式会社
後援: 財団法人 日本サイクリング協会/一般財団法人 日本自転車普及協会/特定非営利活動法人 自転車活用推進研究会
協力: 公益財団法人 シマノ・サイクル開発センター/OVE/青山商店会連合会

伊藤忠青山アートスクエア ウェブサイト

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