Jプロツアー第1戦 伊吹山ドライブウェイヒルクライム大物助っ人が開幕戦を制圧 チームUKYO・片山右京監督、2年目の「本気」

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レース後、優勝したトリビオにゴールの写真を見せる片山右京監督(左)レース後、優勝したトリビオにゴールの写真を見せる片山右京監督(左)

 4月15日に開かれたJプロツアーの今季開幕戦「伊吹山ドライブウェイヒルクライム」を制したのは、レース2日前にチームUKYOへの加入が発表されたばかりの新外国人選手、ホセビセンテ・トリビオ(27)だった。ロードレースの本場・欧州での実績を誇るプロ選手の電撃加入と、その圧倒的な強さを目の当たりにし、観客や関係者は大きな驚きに包まれた。

【レース結果詳報】“UKYOの秘密兵器” トリビオが伊吹山を独走で圧勝

世界を知る男の“スピード感”

 UKYOの片山右京監督によると、強力な外国人選手の加入は、海外のエージェントと契約することで実現したという。もともと今シーズンは、全日本チャンピオンの土井雪広を獲得するなど戦力UPを図り、2月のチームプレゼンテーションの時点では日本人選手だけでも十分に強力な布陣を揃えていた。しかし「世界を目指す」というチーム方針のもと、海外エージェントを通じての選手獲得も、チームの事業計画の一部として当初から予定していたものだという。

Jプロツアー初戦の伊吹山ヒルクライムを独走で制したホセビセンテ・トリビオJプロツアー初戦の伊吹山ヒルクライムを独走で制したホセビセンテ・トリビオ

 「土井選手を獲得したときに“これで僕の本気度合いが伝わったでしょ?”って言いましたよね」と、してやったりの表情で話す右京監督。確かに、片山監督は昨年11月、自転車ショー「サイクルモード2012」のステージで土井の加入を発表した際、チームの初年度となった昨年の戦いぶりについて「レースの仕方がわからずに悔しい思いをした」と振り返り、「今後、国内はもちろんアジア・ヨーロッパも視野に入れて活動していく」と意気込みを語っていた。それが大言壮語やリップサービスではないことを、早くも結果として証明した格好だ。

 また片山監督は、トップ選手の強化に力を入れる一方で、次世代の若手選手の育成や、マナーアップ活動、神奈川県内にチームの様々な活動の拠点となる「ベース」開設を準備するなど、あらゆる角度からサイクルスポーツの普及と発展に「本気」で取り組んでいる。

 まだチーム創設2年目。一足飛びでの進化に、チームに近い関係者からも驚きの声が漏れる。これが、レーシングドライバーとしてF1界という頂点で戦った、「世界を知る男」のスピード感なのか。

 トリビオと土井が目立った初戦だが、UKYOは他の選手も含めた8人の出場選手が、無名の新人も含め全員トップ30に入るという、質の高い結果を残した点も見逃せない。

 今年はどこまで飛躍するのか? 右京監督の「本気」から目が離せない。

写真・文 米山一輝

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