カインズ流 ロードバイク生活を極めたい<4>「私たち、サイクリングしたいんです!」 この春、2人の女子社員が自転車に乗り始めました

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この連載から、女性サイクリストが誕生します!この連載から、女性サイクリストが誕生します!

 スポーツバイク初心者に役立つ情報を紹介してきたこのコーナー。いよいよ春のサイクリング・シーズンを迎え、実際に初心者の方にサイクリングに挑戦してもらいたいところだ。「Cyclist」編集部と、取材協力をいただくカインズの担当者で思案をめぐらせていたところ、カインズ社内からアクティブな女性2人が名乗りを上げてくれた。オトコ臭かったこの連載記事にも、ようやく春がやってきた!?

“スポーツ大好き”ビジネス・ウーマンが挑戦

 新たにスポーツバイクに挑戦するのは、ホームセンターなどを展開するカインズの本社(埼玉県本庄市)に勤めるビジネス・ウーマンのトモ子さんとモンちゃん。

トモ子さん(左)とモンちゃんトモ子さん(左)とモンちゃん

 トモ子さんはスラリとした印象で、笑顔が絶えない明るいキャラクター。ボーイッシュなルックスに違わず、スポーツにも積極的に取り組んできたという。これまでに乗馬、スキューバダイビング、ゴルフ、スキーなどを経験。スポーツサイクルは初めてだが、学生時代には中型のオートバイに乗っていたといい、2輪の乗り物に抵抗感はないそうだ。

 モンちゃんは、小柄でおっとりとした雰囲気で、メガネが似合う姿は“文化系”を連想させる。が、実は小学校から大学まで、バスケットボール、ソフトボール、フットサルなどに打ち込んだ体育会系なのだ。最近もジョギングを楽しんでいるといい、基礎体力に不安はない。

 カインズ社内で“自転車に乗ってみない?”と声をかけられたトモ子さんは「楽しそうですね」、モンちゃんは「サイクリングはしてみたかった」と、連載の担当者が拍子抜けするほど快く応じてくれたそうだ。

シンプルなクロスバイクとミニベロを用意

 3月末、トモ子さんとモンちゃんにカインズサイクルパーク上尾本町店(埼玉県上尾市)へ集まってもらった。すでに下元宣弘・統括店長が、あらかじめ2人の意向を聞いた上で、ビギナー向けのスポーツサイクルを用意してあった。

カインズオリジナルのクロスバイク「フレーチェ」カインズオリジナルのクロスバイク「フレーチェ」

 長身でスポーティーな雰囲気のトモ子さんには、カインズオリジナルのクロスバイク「FLECH」(フレーチェ)。タイヤが700×25Cサイズとロードバイクのように細く、軽快に走れるのが特徴だ。初心者向けということもあって極力シンプルな構成で、変速機はリア側のみ7段となっている。プライスも29,800円とシンプル。明るく朗らかなトモ子さんは、真っ白いフレームカラーを選択した。

真っ白なフレームに記された「fleche」の文字がアクセント真っ白なフレームに記された「fleche」の文字がアクセント
変速機構はリアのみ7段を装備変速機構はリアのみ7段を装備


 小柄なモンちゃんには、ホイールが20インチのミニベロ(小径車)「Avec Vent VILLE」(アベック・ベント・ヴィレ)が用意された。こちらもカインズオリジナル車で、現在は一部店舗で販売されている。ミニベロはこぎ出しが軽く、小回りがきくことなどがメリット。リア7段変速とシンプルな構成で乗りやすそうだ。ジャケットやスポーツタイツ、シューズを青でコーディネートしたモンちゃんには、メタリックブルーのフレームカラーがよく似合う。

カインズオリジナルのミニベロ「アベック・ベント・ヴィレ」カインズオリジナルのミニベロ「アベック・ベント・ヴィレ」
メタリックブルーの塗装が美しいメタリックブルーの塗装が美しい
ホイールは20インチと小さいが、リア7段変速機を装備ホイールは20インチと小さいがリア7段変速機を装備

 

サドルをきっちりセッティング 「リラックスして、前を見て」

ペダルの踏み方を教わるモンちゃんペダルの踏み方を教わるモンちゃん

 まず下元さんが、2人の自転車のセッティングを手伝った。セッティングはサドルの高さ調整が中心。足の母指球(親指の付け根)付近でペダルを踏み、サドルと足が最も遠くなる位置でひざが伸びきらない程度の高さに合わせる。

 今回は下元店長のオススメで、サドルだけは柔らかい標準装備品から、少し固めでよりスポーツサイクリングに適したタイプに交換した。正しい姿勢と正しいペダリングを身に付けてもらうためには、両脚の滑らかな回転を引き出せる固さがあった方がいいとの判断からだ。

 2人ともフレームサイズに基づく適正身長の範囲内なので、ハンドルの高さや前後位置は、まずは出荷状態のままで問題なさそう。しばらく乗ってみて、必要があればハンドル位置を調整することにした。

ハンドルは柔らかく握るようにと教わるトモ子さんハンドルは柔らかく握るようにと教わるトモ子さん

 スポールサイクルの乗り方を教わるのは2人とも初めて。下元さんから、ハンドルは親指や人差し指で強く握らないこと、ひじを少し曲げてリラックスした状態で、前を見て走ることなどを指導されると、「なるほど」といった表情で聞いていた。

ヘルメットとグローブを身に着け「さあ乗るゾ!」

 次に、2人はスポーツサイクル用のヘルメットとグローブを初めて着用した。自転車と同じ白いヘルメットを選んだとも子さんは、かつてオートバイのヘルメットを使っていたこともあり、「(自転車用は)軽くて、意外に気になりませんね」。

 モンちゃんは、フィット感が高そうなレースタイプのヘルメットを選んだ。頭のサイズが小さいので合うかどうか心配だったというが、「きちんと締め付けを調整できたので、不安はありません。このフィット感は安心感につながります」。

 グローブは、指が切れた春・夏タイプ。モンちゃんは「これを身に着けると、さあ自転車に乗るゾ!っていう気になる」と、早くもやる気満々だ。

ヘルメットとグローブを身に着けて、いざ出発!ヘルメットとグローブを身に着けて、いざ出発!

ここまで読んで、「廉価なクロスバイクに乗るだけで、スポーツサイクリングと言えるのか?」と思われた方もいるだろう。
 
実は、下元店長と「Cyclist」編集部の間で、密かな企みがある。この連載の最初の回を思い起こしてほしい。下元さんの目標は、今年の「赤城山ヒルクライム」に挑戦すること。そして新たに加わった女性2人にも、この過酷なヒルクライム大会に出てもらおうという魂胆なのだ。
 
近い将来、本格的なロードバイクに乗り換えてトレーニングを始めてもらうという構想は、彼女たちには内緒にしている…。

 

スポーツサイクルの軽快な乗り味を体験

 この日は初めてということもあり、あまり遠出はせず、カインズサイクルパーク上尾本町店の近くで交通量が比較的少ない道を選び、数kmを試し乗りしてもらった。

トモ子さんと「フレーチェ」トモ子さんと「フレーチェ」
モンちゃんと「アベック・ベント・ヴィレ」モンちゃんと「アベック・ベント・ヴィレ」
2人並んで軽快に走行するモンちゃんとトモ子さん2人並んで軽快に走行するモンちゃんとトモ子さん

 モンちゃんのミニベロは、重心は低くて取り回しがいいせいか、初心者には乗りやすそうだ。しっかり前を見て、力強いペダリングをみせるモンちゃんは、それまでの緊張感がウソのように、楽しそうな表情で進んでいく。

 一方、トモ子さんは、クロスバイク特有の前傾が深くスポーティーなポジションに慣れないせいか、伏し目がちになってしまう。この前傾姿勢は、初心者にとって最初のハードルというべき課題だ。本人が意識すること、慣れ、そしてスピードアップすることなどで解消していくことだろう。

 泥除けやキャリアがなく軽快なスポーツバイクの乗り味を体験し、2人とも満足そう。トモ子さんは「自宅に持ち帰って、いろいろな場所を走ってみたい」、モンちゃんは「もっと遠くまで乗ってみたい」と意欲的だ。

春らしい装いがお似合いのトモ子さん春らしい装いがお似合いのトモ子さん
楽しくて、思わず笑みがこぼれるモンちゃん楽しくて、思わず笑みがこぼれるモンちゃん

◇           ◇

 統括店長の下元さんと相談した結果、2人にはしばらく自宅などで自転車に親しんでもらい、次回の取材では一緒にサイクリングへ行くことにした。

 これから走行距離を数十kmへとだんだん伸ばし、水分やエネルギーの補給なども経験し、ロードバイクへ移行し、スピードアップや上り坂のトレーニングを行い…と、まだまだやるべきことはたくさんあって、先は長い。

 トモ子さんとモンちゃんの奮闘を、ぜひ応援してください!

(取材協力 カインズサイクルパーク、カインズホーム)


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