関学大キャンパスで1日5回計測し研究台数を連日掲示すると放置自転車が激減 兵庫県警科捜研の沖中研究員が実証、博士号を取得

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博士号取得の学位記を手に笑顔を見せる県警科捜研の沖中武研究員 =神戸市中央区博士号取得の学位記を手に笑顔を見せる県警科捜研の沖中武研究員 =神戸市中央区

 兵庫県警科学捜査研究所の心理科研究員、沖中武(たける)さん(27)が、心理学に基づく交通問題の研究で関西学院大大学院心理学博士の学位を取得した。研究では、放置自転車の台数の増減を記したポスターを連日掲示することで、放置自転車の台数が激減することなどを実証。沖中さんは「この研究を生かすことで事故や犯罪を減らし、人材や資材を捜査に重点的に投入できれば」と意気込んでいる。

 今回の研究は、問題の原因を周囲の環境に求める応用行動分析学に基づいて行われた。科捜研によると、犯罪や事故の防止をめぐり、応用行動分析学を使った研究は国内ではほとんどなかったという。

 沖中さんは、関学大キャンパスで、指定の駐輪場以外の場所に放置されている自転車の台数を1日5回計測。台数の増減をポスターにまとめて放置場所に毎日掲示した上、周辺を黄色いテープで囲って注意を促した。その結果、放置自転車の台数は従前と比べて約4分の1に減少した。

 また、キャンパス内の歩道を走行する自転車やバイクに対しては、警備員が走行者に降りるよう注意。降りた人には「協力ありがとう」と声をかけ、降りた人の割合の増減を看板に掲示していくと、歩道を走行する自転車やバイクの割合は6~8割減少した。

 県警では今後、沖中さんの研究について、県内の放置自転車や歩道走行の予防に役立てることを検討。また、万引や落書きなどの抑止に応用することも期待できるとしている。

産経新聞・兵庫版より)

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