バイクインプレッション2013「ORBEA ORCA BRONZE」 フラッグシップの流れを汲み、空気抵抗と剛性を最適化したバリューモデル

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 オルベアはスペインの総合バイクブランドで、同国のプロチーム、エウスカルテル・エウスカディに機材供給していることでもお馴染みだ。ロードバイクのオルカや、TTバイクのオルドゥなど、その独特で挑戦的な形状は、オルベアのエアロダイナミクス研究機関で生まれている。エアロ効果や剛性の数値に偏重することなく、それらのバランスを最適に仕上げていることが特徴といえよう。オルカにはグレードの異なる3タイプがあり、オルカブロンズはそのサードモデルとなっている。

「ORBEA ORCA BRONZE」(オルベア オルカブロンズ)「ORBEA ORCA BRONZE」(オルベア オルカブロンズ)

「ORBEA ORCA BRONZE」オルベア オルカブロンズ
価格:273,000円(アルテグラ仕様)
199,500円(フレーム&フォーク)
サイズ:48、51、53
カラー:XO:カーボンオレンジ、XQ:アンスラサイトカーボン、XP:ホワイトカーボンレッド
問い合わせ先:ダイナソア http://www.dinosaur-gr.com

 

スペック

フレーム:カーボン
フォーク:カーボン
変速機:シマノ・アルテグラ(F)&(R)
ギヤ:シマノ・アルテグラ 53×34T、12-25T(10速)
ホイール:マヴィック・アクシウム
重量:N/A

見る角度で表情が違う、複雑に屈折するシートステーとチェーンステー。ライダーが求める走りの性能を支えている見る角度で表情が違う、複雑に屈折するシートステーとチェーンステー。ライダーが求める走りの性能を支えている
ヘッド部からシートピラーに向けて細くなるデザイン。オレンジのラインの処理だけではなく、フレーム自体の形状がシェイプされているヘッド部からシートピラーに向けて細くなるデザイン。オレンジのラインの処理だけではなく、フレーム自体の形状がシェイプされている
旧オルカではヘッドマークがアウター受けを兼ねていたが、現在はよりシンプルでデザイン性が高まっている旧オルカではヘッドマークがアウター受けを兼ねていたが、現在はよりシンプルでデザイン性が高まっている

インプレッション BY 松尾修作・米山一輝

松尾修作 VAX RACING with SAITAMA(バックスレーシング ウィズ 埼玉)所属。Jプロツアーに参戦するレーサーで、脚質はオールラウンダー。スイスでのレース活動経験も持つ松尾修作
VAX RACING with SAITAMA(バックスレーシング ウィズ 埼玉)所属。Jプロツアーに参戦するレーサーで、脚質はオールラウンダー。スイスでのレース活動経験も持つ

米山 オルカはけっこう楽しみにしていたバイクだった。初期モデルから非常に評判が良かったし、モデルチェンジ後もツール・ド・フランスでの活躍が目立っていたよね。

松尾 ええ、サードグレードとはいえ、フラッグシップモデルの流れですから、その実力は僕も興味がありました。上位グレードと変わらないスタイリッシュなフレームをアルテグラで組んで30万円以下は、魅力的です。

米山 細部の作り込みに見入ってしまうよね。お互い期待が高かったモデルだけど、乗ってみてどうだった?

米山一輝 数多くのトップ選手を輩出した東京の名門クラブチームで15年の選手経歴を持つ元レーサー。現在は国内レースを取材で転戦中米山一輝
数多くのトップ選手を輩出した東京の名門クラブチームで15年の選手経歴を持つ元レーサー。現在は国内レースを取材で転戦中

松尾 欠点らしいものが見当たらない、低速でも高速でも優秀なバイクでした。フロントの接地感が高く、地面に張り付くようなハンドリングなので、落ち着いてペダリングできます。フロントフォーク、ヘッド周りの剛性は高めに感じられました。

米山 うん、しっかりしていたよね。速度が高くなると気持ちよく走れた。重心は低めで安定しているし、クセがなくて乗りやすかったね。

松尾 ええ、どの部位もバランス良く剛性が与えられていて、高い次元で平均的な乗り味。なので良い意味で普通です。言い換えればクセがない。強いて言えば、スプリントの様なパワーを全開でかける場面ではもう少しBBからリアにかけての剛性が欲しいかも。

米山 同感。尖った主張がなくて乗りやすい。でも、レース向きだよね。加速のフィーリングは自分の脚に物足りなさを感じたよ。踏めば伸びるフレーム。

松尾 僕は上りで良さを感じましたね。フロントの接地感の良さから、ダンシングで振り回しても推進力に変わるので、ロス無く進んで気持ち良く上っていけました。

松尾修作と米山一輝

米山 手に入れやすい価格になったレースマシンなので、コンフォート性能はそれほどでもない。レースを目指す人にオススメな、中速域以上がとても気持ちいバイクだった。

松尾 (コンフォート性能は)特別良くはないですが、突き上げはそれほど気にならなかったですよ。広い用途に対応する性能のバランスの良さでは、この価格帯のライバルをリードしていると思います。

TEXT BY 齋藤むつみ / PHOTO BY 佐藤正巳

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