自転車乗りの集う店カフェバーで自転車の競い合い! GOLDSPRINT BOX・京都市

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ペダルと連動して画面中の“ライダー”がコースを走るペダルと連動して画面中の“ライダー”がコースを走る

 観客の前でローラー台に載せた自転車のペダルを回し、ゲーム感覚で“スピード”を競い合う「ゴールドスプリント」。自転車メッセンジャーの世界で広まり、最近では商業ビルのオープニングセレモニーや、結婚式の2次会、自転車イベントの会場といったシーンで新しいエンターテインメントを提供している。そのゴールドスプリントが常設してある京都市下京区のカフェバー「ゴールドスプリント ボックス」(ボックス)を訪れた。

 ボックスがあるのは、大通りから分け入った静かな住宅街の一角。店内に足を踏み入れると、白基調のおしゃれな空間が広がっている。ただ、天井から吊り下げられた自転車のフレームやホイールが、ただのカフェでないことを物語っている。

「ゴールドスプリント ボックス」外観「ゴールドスプリント ボックス」外観
開店当時を振り返る半田康之さん開店当時を振り返る半田康之さん

 店内にあるゴールドスプリントの設備は、フィットネス用のソフトを改良した対戦型で、“ライダー”同士が競い合うというもの。参加者自身が見られる手元のモニターのほか、店内に設置された大型モニターにも映し出され、大勢で楽しむことができる。これまでイベント会場などでのリザルトを含むトップ30の記録は、ホームページに掲載している。

 もともとゴールドスプリントは、1999年にスイス・チューリッヒで開催された「サイクル・メッセンジャー・ワールド・チャンピオンシップ」の中で行なわれたのが始まり。それまであった室内トレーナーがエンターテイメントに昇華され、世界中のメッセンジャーの間に広まっていった。

 日本では、2008年に創業した「ゴールドスプリントジャパン」が出張サービスを展開。その常設店舗としてボックスを開店した。カジュアルな雰囲気の店内では、コーヒーや辛口ジンジャーエールのほか、ビール、ワイン、ウィスキー、それに日本酒も楽しむことが出来る。

 実は、ボックスが開業したのは2011年3月12日。東日本大震災の翌日だった。「オープンさせるべきか迷った」と振り返るのは、取締役の半田康之さん。しかし多くの関係者を招待済みだったので、予定通り開始したという。

 その後、3月末には元競輪選手の山岸正教(まさのり)さん主催のチャリティーイベントを開催し、約100人の来店者が集った。「引退・現役競輪選手の私物などを販売したりオークションしたりして、寄付金130万円が集まった。震災から1年間は出張イベントの機会がなかった分、ボックスでのイベントやカフェバーとしての営業を充実させていった」と振り返る。

 半田さんは「ボックスは『ゴールドスプリント』を通じて、サイクリストも、そうでない人たちも気軽に集えるカフェバーでありたい。今後、大型モニターを活用して自転車のレースなどを観られる空間も提供できればと考えている」と話した。

■「GOLDSPRINT BOX (ゴールドスプリントボックス)」
〒600-8357
京都市下京区猪熊通松原下ル柿本町589 木下ビル1階
TEL/FAX 075-468-1099
営業時間 15:00~24:00
毎週火曜定休日
店舗ホームページ:http://www.goldsprint.jp/box.html

文・写真 柄沢亜希

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