第15回ツアー・オブ・ジャパン (2012)“特別なジャージ”に羨望と闘志 ツアー・オブ・ジャパンは「緑」に注目

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表彰式で、個人総合リーダージャージを身に着けて手を振るクラーク =5月20日、大阪府堺市(米山一輝撮影)表彰式で、個人総合リーダージャージを身に着けて手を振るクラーク =5月20日、大阪府堺市(米山一輝撮影)

 20日の堺ステージで幕を開けた国内最大規模の自転車ロードレース「ツアー・オブ・ジャパン」。計6レースで総合タイムを競うこの大会では、各レース終了時点で総合1位の選手に緑色の総合リーダージャージが贈られる。初日の個人タイムトライアルではウィル・クラーク(チャンピオンシステム・プロサイクリングチーム)がグリーンジャージを獲得し、選手や観衆の羨望を集めた。27日の最終・東京ステージまで、各チームはこのジャージを奪取しようと闘志を燃やす。(産経デジタル 米山一輝)

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 数日から数週間に渡って争われるステージレースでは、その日の優勝のほかに、連日のレース結果を合算した総合成績が争われる。最も重要なのは、各レースのゴールタイムの合計を競う個人総合時間賞で、最終ステージ終了時のトップが総合優勝となる。ほかに、中間スプリント地点の通過順位などを競うポイント賞、山岳コースの通過順位を競う山岳賞も注目される。

 各ステージ終了時点で個人総合、ポイント、山岳の各賞争いをリードする選手には、それぞれ分かりやすい色のジャージが与えられ、次のステージにはそれを着て出走する。注目選手が一目で分かる仕組みだ。

 世界最大のレース「ツール・ド・フランス」では黄色い総合リーダージャージ「マイヨジョーヌ」が有名だが、ツアー・オブ・ジャパンでは新緑の季節にふさわしい緑色だ。日本のレースらしく、金剛力士の阿形像がデザインされている。また、ポイント賞には青、山岳賞には赤のジャージが与えられる。

リーダージャージの胸に、最初は何も描かれていない。これから昇華式転写装置でスポンサーロゴを印刷する =5月20日、大阪府堺市(米山一輝撮影)リーダージャージの胸に、最初は何も描かれていない。これから昇華式転写装置でスポンサーロゴを印刷する =5月20日、大阪府堺市(米山一輝撮影)
高温で押さえつけることでロゴマークを転写する =5月20日、大阪府堺市(米山一輝撮影)高温で押さえつけることでロゴマークを転写する =5月20日、大阪府堺市(米山一輝撮影)
グリーンジャージの胸に、選手の所属チームのスポンサーロゴが印刷された =5月20日、大阪府堺市(米山一輝撮影)グリーンジャージの胸に、選手の所属チームのスポンサーロゴが印刷された =5月20日、大阪府堺市(米山一輝撮影)

 これらのリーダージャージは大会運営者が用意するが、そのままでは各チームのスポンサー名が描かれていない。そこで今回、リーダージャージを供給する米国チャンピオンシステム社は、会場に転写機を用意。レースごとに各賞が決定すれば、予め準備した各チームのスポンサーロゴをリーダージャージに転写して提供している。スポンサーが重要なプロレースならではの心遣いだ。

 初日のレースを制したのは、なんと同社がメインスポンサーを務めるチームの選手。リーダージャージを作成するスタッフは、自社のロゴをプリントしながら「最高ですね」と顔をほころばせた。

アジアツアーのリーダージャージを着用してツアー・オブ・ジャパンに参戦したワン・カンポー(香港チーム) =5月20日、大阪府堺市(米山一輝撮影)アジアツアーのリーダージャージを着用してツアー・オブ・ジャパンに参戦したワン・カンポー(香港チーム) =5月20日、大阪府堺市(米山一輝撮影)

 ツアー・オブ・ジャパンではほかにも、特別なウェアを着た選手が何人か出場している。現在、UCI(国際自転車競技連合)アジアツアーで首位に立つワン・カンポー(香港チーム)は、アジアリーダーの白いジャージに身を包む。現マレーシア王者のシャルル・アミン(トレンガヌ・サイクリングチーム)は、同国の国旗をあしらったナショナル・チャンピオンジャージを着る。

 こうした特別なウェアの選手は実力も高く、レースの主導権を握ったり、駆け引きを左右することが多い。選手にとっても観客にとっても目を離せない存在だ。

 大会の模様は、ツアー・オブ・ジャパン総集編としてBSフジで放映される。放映日時は6月16日(土)午後1時~1時55分の予定。

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