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山田美緒の「旅する満点バイク」<6>モザンビークでこんなの食べた! ポルトガル語がわからなくても臆することなく「いただきます」

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 アフリカ8カ国5000kmの旅の4カ国目はモザンビークです。

 モザンビークは、2004年のこの旅で唯一、ポルトガルの植民地だった国。他の国ではイギリスの植民地だったのため公用語が英語だったのですが、ここでの公用語はポルトガル語です。モザンビークの滞在はたったの3日間、走行距離にして300km程度。「ちょっとぐらい英語が通じるやろー」と軽く考えていましたが、英語はほとんど通じませんでした。

宿の場所を尋ねていると、あっという間に人だかりができた宿の場所を尋ねていると、あっという間に人だかりができた

 ポルトガル語といえば「こんにちは」と「ありがとう」しかを知らなかった私は、勉強してこなかったことを悔やみました。でも通じなければ通じないでなんとかなるもの。市場やレストラン、宿などではジェスチャーと日本語、ときには絵を描いてコミュニケーション。この時から、言葉の通じない国でも臆することなく旅ができるようになりましたよ。

 「モザンビークはスイーツがおいしい」、と聞いていたのでさっそく市場を散策。するとなんと、エッグタルトを発見! 3カ月ぶりに、日本にもあるスイーツを見てテンションがあがりました。どきどきしながらひとくち食べたら、期待どおりの味でした。

 さらに市場を歩いていると、パスタの屋台を発見。久しぶりの麺類に、再度興奮してしまいました。調子に乗って、“高級品”である鶏肉を使った「チキン&パスタ」を注文し待つこと数分。山盛りパスタの上にトマトで煮たチキンがドーンと乗ったものが運ばれてきました。「やったー贅沢!」…あれ、でもこのパスタ、短くないか? そして太い。さらにやたらテカテカしているけど大丈夫なのだろうか。

モザンビークの都市テテの市場を散策モザンビークの都市テテの市場を散策
残念な味の「チキン&パスタ」残念な味の「チキン&パスタ」

 おそるおそる食べてみたら、ゆですぎ、そしてだいぶ油っこい。キッチンを覗いて、謎が解けました。半分に折ったパスタの入った鍋が、ずっと火にかかっているのです。そりゃ伸びるわ、残念…。

モザンビークで飲んだビールのラベルモザンビークで飲んだビールのラベル

 入国祝いにはビールで乾杯! くー、おいしい。ラベルもみごとにポルトガル語ですね。

 「そんなにたくさんの国を旅して、言葉はどうするの?」とよく聞かれます。もちろん、言葉ができたほうが深い話ができますし語り合えますが、人と人が出会い交流を持つときには、言葉は必ずしも重要ではないと私は思っています。

 大切なのはまずは「出会い」。そこからすべてが始まると思うのです。言葉が問題で出会うことさえできないなんてもったい! 通じなければ通じないでなんとかなります。飛び込んでみることで、とてもおもしろい経験ができるかもしれませんよ。

文・写真・イラスト 山田美緒

山田美緒山田美緒(やまだ・みお)
大阪府生まれ。サイクリストとして世界中を旅してきたほか、一般社団法人コグウェイを設立し、「四国ディスカバリーライド」などを主催。著書に、アフリカ大陸縦断記をまとめた『マンゴーと丸坊主』、女性サイクリストたちとの旅や交流の体験記『満点バイク』がある。ブログURL(http://mantem.exblog.jp/)

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