老若男女が集った自転車の祭典初開催「埼玉サイクリングショー」に1万5000人来場 スポーツサイクルから電動アシスト車まで幅広く出展

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にぎわいを見せる会場=鐘塚公園、さいたま市にぎわいを見せる会場=鐘塚公園、さいたま市

 自転車の楽しみをより広く、深く知ってもらおうと、埼玉県が主催する「埼玉サイクリングショー」が20日、さいたま市の大宮ソニックシティーと鐘塚(かねづか)公園で初開催された。会場ではタレントの宇井愛美さんをリーダーとする女性サイクリストグループ「ポタガール埼玉」のメンバーらが盛り上げる中、子供連れのファミリーからお年寄りまで約1万5000人の来場者でにぎわった。

電動アシスト自転車の試乗が人気

ポタガール埼玉のメンバーもイベントをお手伝い。左から奥西麻由子さん、佐藤美保子さん、岩崎雅美さん、後口沙織さんポタガール埼玉のメンバーもイベントをお手伝い。左から奥西麻由子さん、佐藤美保子さん、岩崎雅美さん、後口沙織さん

 最も人気があったのは、最新自転車の展示・試乗コーナー。スポーツ車だけでなく、電動アシスト自転車や子供向け自転車なども数多く展示されていた点が特徴的だった。お昼のテレビでイベントのことを知って市内から来場したという年配の夫婦は、スタッフの説明を受けながら電動アシスト自転車の試乗にチャレンジしていた。

ミニステージに立つ「比企地域元気アップ応援団」ミニステージに立つ「比企地域元気アップ応援団」
試乗するポタガール埼玉の西村益美さん(手前)試乗するポタガール埼玉の西村益美さん(手前)

 この日、会場内でMCを務めたモデルの日向涼子さんも展示ブースに立ち寄って最新の自転車をチェック。ヒルクライマーとしてレースにも出場している日向さんだが、電動アシスト車を前に「いつもと違って新鮮」と見入っていた。

電動アシスト自転車の購入を検討し試乗に訪れた電動アシスト自転車の購入を検討し試乗に訪れた
電動アシスト自転車の説明を聞く日向涼子さん電動アシスト自転車の説明を聞く日向涼子さん
高知県のブースとポタガール埼玉の岩崎雅美さん(手前)高知県のブースとポタガール埼玉の岩崎雅美さん(手前)

 屋外の広場には、B級グルメなど県内各地の“うまいもの”や物産販売のテントが展開された。ご当地キャラの着ぐるみも登場し、子供たちに囲まれていた。

 また高知県が坂本龍馬の像とともにブースを出展し、風光明媚な同県の観光をPR。実は、自転車旅行で高地県を訪れたポタガール埼玉メンバーの岩崎雅美さんがイベントを紹介し、県側が出展を決めたという。

 高知県では3月上旬に「四万十・足摺 無限大チャレンジライド」が開催されたばかり。500人が参加したこのイベントは、来年も開催が予定されている。同県は今後も「埼玉県の力を借りてサイクリング文化を盛り上げていきたい」としている。

“応援ソング”のライブで盛り上がったステージ

 ステージでは、埼玉県による「LOVE bicycle SAITAMA」キャンペーンの公式ソング「片思いライダー」を歌うシンガーソングライターの丸本莉子さんと、応援ソング「ス KISS キ自転車~LOVE bycicle SAITAMA~」を歌う音楽ユニット「にゃんたぶぅ」が登場した。

「にゃんたぶぅ」のライブステージ「にゃんたぶぅ」のライブステージ
歌に合わせて踊る窪爽穂ちゃんを見守る豊克さんと麻美さん歌に合わせて踊る窪爽穂ちゃんを見守る豊克さんと麻美さん
トークショーのゲストの別府始さん、宇井愛美さん、au損保・柳保幸専務取締役(左から)トークショーのゲストの別府始さん、宇井愛美さん、au損保・柳保幸専務取締役(左から)

 にゃんたぶぅのステージライブでは、つめかけた子供たちがいっしょになって盛り上がる場面も。市内から訪れたという1歳の窪爽穂(さわほ)ちゃんも、手拍子を打ちながら踊っていた。

 またトークショーでは、上田清司県知事とともに宇井愛美さん、自転車ジャーナリストの別府始さん、au損保の柳保幸専務取締役が登壇し、自転車の魅力に加え交通ルール、安全事情などについても語り合った。保険の重要性について話す場面では、別府さんが「自転車は加害者にもなりうる」と指摘。上田知事は「県民が入りやすい自転車保険を、県としても検討中」とした上で「自転車は車両です!」と強調して安全意識を啓発した。

トークショーのゲストと上田清司県知事(手前)トークショーのゲストと上田清司県知事(手前)
トークショーで舞台に並ぶポタガール埼玉と宇井愛美さんトークショーで舞台に並ぶポタガール埼玉と宇井愛美さん

 このほか、「埼玉県民に埼玉県のことを知ってもらい、愛着をもってもらうために」と今年1月から県内で予選が行なわれてきた「埼玉クイズ王決定戦」の決勝も実施された。大人には小径自転車やオーストラリア旅行、子供には天体望遠鏡などユニークで豪華な商品が用意され、会場は熱気に包まれた。

「埼玉クイズ王決定戦」参加者「埼玉クイズ王決定戦」参加者

「来年はさらにグレードアップ」

「荒川自転車道ガイド ポケットマップ」を配布する埼玉県の職員「荒川自転車道ガイド ポケットマップ」を配布する埼玉県の職員

 埼玉サイクリングショーは、県外にはほとんど告知されず、専門誌など自転車系メディアでの事前PRも少なかったが、午前10時から午後4時までの開催時間内に予想を超える来場者があった。また、サイクルジャージに身を包んだスポーツ派のサイクリストは少なく、一般の県民が、グッズの物色や飲食、ステージ鑑賞などを思い思いに楽しんでいた。

 個人の自転車保有率が全国ナンバーワンという“自転車王国”埼玉県が打ち出した今回のイベントは、ママチャリからスポーツサイクルまで分け隔てなく親しむ、新たな自転車文化を提案しているようだった。埼玉県によれば、来年はさらに規模を拡大して開催する予定という。

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