世界に1台だけのフレームが到着YOPIさんの愛車がついに納車 シェイクダウンで感じた「エモンダSLR」の実力とは?

by 松尾修作 / Shusaku MATSUO
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 自転車系YouTuber「tom’s cycling」のYOPIさんの新車がついに完成しました。トレックの「プロジェクトワン」でオーダーされた仕様はどのようなものだったのか。Cyclist編集部が納車から初ライドまでに密着し、YOPIさんが感じた「エモンダSLR」の走り心地についてもリポートします。

YOPIさんの新車がついに納車!シェイクダウンまで密着しました

新車ご対面まで緊張のカウントダウン

 世界に一台だけのオリジナルバイクを作るべく、フレームのカラーをウェブ上でシミュレーションしたYOPIさんは、東京・日本橋にあるトレックコンセプトストアの「ローロバイシクルズ東日本橋店」で1月に注文。納車の連絡を首を長くして待ち望んでいました。

トレックコンセプトストアの「ローロバイシクルズ東日本橋店」で購入 Photo: Shusaku MATSUO

 そして待つこと約2カ月、ついに店舗から完成の連絡が入りました。納車の日には夫のTOMIさんも同行。どうやらYOPIさん同様に、新車の出来栄えが気になっていた様子です。店舗に到着した2人に対して野々山店長からは「とてもいい感じに組み上がっています!」と自信たっぷりのコメントも飛び出しました。

いよいよ新車とご対面。緊張の時を過ごすYOPIさん Photo: Shusaku MATSUO

 しかし、新車はまだフロアには見当たりません。野々山店長がサプライズを演出すべく、店の奥に隠した状態で車両をスタンバイさせていました。この時点でまだYOPIさんは完成車の状態を知りません。TOMIさんのカウントダウンが0になるのを緊張の面持ちで待ちます。

ついに発表!これが私だけのエモンダ

 振り向くと同時に息を飲むYOPIさんは「カッコいい!スゴイ!」と歓声を上げました。同時に「感極まって泣きそう…」と率直な感想が口から漏れます。

ついに発表! プロジェクトワンでオーダーした世界に1台だけのエモンダSLR Photo: Shusaku MATSUO
チャンネル名「tom’s cycling」のネームがトップチューブに入ります Photo: Shusaku MATSUO
きめ細かいグラデーションや鮮やかさなど、高い質の塗装に感動 Photo: Shusaku MATSUO

 オーダーしたカラーはグラデーションが際立つツートンカラーの「フルフェード」で、MarigoldとRadioactive Redの2色を選択し、ブランドロゴはCrystal Whiteをチョイスしました。「イエローとレッドでメインカラーを迷ったので、2色混じったグラデーションにしました。ビタミンカラーはテンションが上がるのでとっても好きな色なんです」と色を選んだ理由を説明していました。

 ペイントについては「オーダーを受けてから私のために塗り上げた塗装なんですね。本当にキレイ!」と言う通り、発色が良く、美しいグラデーションがひと際目を引きます。職人が1台1台丁寧に仕上げていることが一目瞭然。チェーンステー部にはペイントを担当した方のネーム入りです。

ハンドルを切るとヘッド上部に「GOGO」と隠れたメッセージが出現 Photo: Shusaku MATSUO
チェーンステーにはペイントを担当したRichmondさんのネーム入り Photo: Shusaku MATSUO

 今回、YOPIさんは完成車ではなく、フレームのみのオーダーとなり、コンポーネント類は以前の愛車から移植しました。一方、650Bから700Cにサイズアップを果たしたホイールはボントレガーのハイエンドモデル「アイオロスRSL37」をチョイス。抜かりの無いスペックで走りのレベルアップを目指します。

フィッティングの微調整で納車は完了。「すでにしっくりきています!」 Photo: Shusaku MATSUO

 最後に、実際に乗車して細かいフィッティングの調整を行って納車は終了です。乗り始めてすぐ「もうしっくりきている!今までずっと乗ってきた自転車みたい」と話すYOPIさん。事前に野々山店長から受けたフィッティングを反映したポジションにすでに順応している様子でした。

いよいよ実走!ホームコースでシェイクダウン

 YOPIさんが新車のシェイクダウンに選んだコースは、TOMIさんといつも練習している千葉県・鹿野山エリアです。上りは緩急さまざまな種類があり、山の周辺にはアップダウンを繰り返す丘陵地帯から、ハイスピードで巡航できる平地までバリエーションに富んでいます。軽量かつエアロ性能に特化したエモンダを試すには絶好のシチュエーションです。

ホームコースの千葉県・鹿野山でシェイクダウン Photo: Shusaku MATSUO

 まずtom’s cyclingの2人が挑戦したのは鹿野山ヒルクライムでした。ここではYOPIさんが持つ自身のレコードタイムが基準となります。「今日はボトルや荷物を積んでベストな状態ではないから、8割ほどで流して上ろう」。そう話していたYOPIさんですが、走り進めるごとにぐんぐんと加速。5%ほどの緩斜面の上りと相性が良いようで、シッティングもダンシングでも軽やかにペダルが回ります。「気持ち良く走れた!」というそのタイムは、なんとほぼ自己ベスト。新車効果の高揚感が後押ししたにせよ、エモンダが持つ高いポテンシャルが早速明らかになりました。

ほぼ自己ベストで鹿野山を駆け上るYOPIさん Photo: Shusaku MATSUO
好タイムに喜ぶのも束の間、アップダウンが連続する丘陵地帯へと進むtom’s cycling Photo: Shusaku MATSUO

 その後、高い巡航速度が要求される平地でも、この日吹いた強風に負けずYOPIさんは走り続けました。向かい風が吹き荒む上り返しでも、力のあるTOMIさんから遅れることはありません。「後ろから常に押されているような感覚があり、以前と比べてTOMIさんに着いていくのが楽になりました」とエアロ性能を実感した様子。

向かい風が吹く上り返しも、失速することなく突き進む Photo: Shusaku MATSUO
急勾配の上りでも脚への負担は最低限で余力を残せるという Photo: Shusaku MATSUO
斜度5%ほどの緩斜面と抜群の相性を誇る Photo: Shusaku MATSUO

 急勾配の上りでもサイズアップしたホイールを意識させない軽やかさをエモンダが演出したとのこと。「剛性自体は申し分ないのに、脚への反応はソフト。レースの最後まで脚(余力)が残ると思います」と語る通り、獲得標高1500m、距離約80kmをハイスピードで駆け抜けました。

充実のシェイクダウンを終えたYOPIさん。愛車の名前は「エモ太郎」に決定! Photo: Shusaku MATSUO

 YOPIさんは今年、1日で獲得標高8848mを上る「エベレスティング」達成を目標として掲げています。もちろん新車の「エモ太郎」(愛称)とともに。YOPIさんとエモ太郎の挑戦にこれからも目が離せません!

(提供:トレック・ジャパン)

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