パリ〜ニース2013 第6ステージニースで輝いた地元フランスのシャヴァネル 総合争いは最終日の個人TTへ

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 フランスで開催中のパリ〜ニースは9日、第6ステージがマノスクからニースの220kmで争われ、シルヴァン・シャヴァネル(フランス、オメガファルマ・クイックステップ)が集団ゴールスプリントで、現世界チャンピオンのフィリップ・ジルベール(ベルギー、BMCレーシングチーム)に競り勝ってステージ優勝した。総合首位のマイヨジョーヌはリッチー・ポート(オーストラリア、スカイ プロサイクリング)が守っている。

スプリントを制し、両手を上げて喜ぶシルヴァン・シャヴァネルと、それを恨めしそうに見上げる2位のフィリップ・ジルベールスプリントを制し、両手を上げて喜ぶシルヴァン・シャヴァネルと、それを恨めしそうに見上げる2位のフィリップ・ジルベール

 パリ〜ニースも残すところあと2日。いよいよニースに至るステージだ。この日は後半に1級山岳を2連続で越えるが、山頂からゴールまでの距離が比較的長く、総合争いよりは山岳賞争いが焦点となるステージになった。

 スタート直後の3級山岳を越えた後、11人の逃げが形成。この中に現在山岳賞首位のヨアン・チョップ(スイス、イアム サイクリング)が入った。チョップは中間の山岳ポイントを上位通過で獲得し、さらに後半の2つの1級山岳ではともにトップ通過。この日だけで33ポイントを荒稼ぎして、今回のパリ〜ニースでの総合山岳賞を確定させた。

プロトンの中で併走するトム・ボーネンとシルヴァン・シャヴァネルプロトンの中で併走するトム・ボーネンとシルヴァン・シャヴァネル
マイヨジョーヌを着て走るリッチー・ポートマイヨジョーヌを着て走るリッチー・ポート

 メーン集団はスカイが主にコントロール。全ての山岳ポイントを終え、残り34kmの中間スプリントの手前で逃げは吸収され、先頭は60人余りの大きな集団に戻った。スプリント賞争いで一瞬、シャヴァネルやペーター・ ヴェリトス(スロバキア、オメガファルマ・クイックステップ)、アンドリー・グリフコ(ウクライナ、アスタナ プロチーム)が抜け出す動きを見せたが、ここでは不発に終わった。

 その後はまたスカイが淡々と集団をコントロール。ヴァシル・キリエンカ(ベラルーシ)が先頭固定でペースを作り続ける。いよいよニースの街に入り地中海が見え、周りの風景も明るく暖かい雰囲気に一変した。各チームもそれぞれチーム同士で固まり、ゴール争いへの準備が始まる。集団前方には現世界チャンプのジルベールを擁するBMCが大人数で集まり、積極的な姿勢を見せている。

 残り2kmを切り、各チームがゴールに向けてペースを上げると、ようやくキリエンカはお役御免。集団先頭はBMCが列車を組んで、その一番後ろにはジルベール、その後ろにサミュエル・デュムラン(フランス、アージェードゥーゼル ラモンディアル )、さらにシャヴァネルが付ける。

喜びを爆発させるシルヴァン・シャヴァネル喜びを爆発させるシルヴァン・シャヴァネル

 いよいよジルベールが先頭に立ちスプリント開始。並びかけるデュムランと、それを許すまじと粘るジルベール。しかし先頭でゴールしたのは、2人を3番手から一気にまくりきったシャヴァネルだった。プロローグから常に総合上位を占め、各ステージでも積極的な走りを見せていたシャヴァネルが、ようやく勝利をつかんだ。

 シャヴァネルはボーナスタイムを得て、総合6位から3位に浮上。ポイント賞争いでも首位に立った。残すはあと1日、最終日はニースからコル・デェズまでの9.6kmタイムトライアルで争われる。上りのタイムトライアルのため、まだ総合上位陣は大きく入れ替わる可能性がある。

 日本の別府史之(オリカ・グリーンエッジ)は、21分34秒遅れの大集団でゴール。ステージ112位、総合では109位で最終日へと駒を進めた。

表彰台に立ち、笑顔で花束を掲げるシルヴァン・シャヴァネル表彰台に立ち、笑顔で花束を掲げるシルヴァン・シャヴァネル
シャヴァネルはポイント賞争いでもトップに立ったシャヴァネルはポイント賞争いでもトップに立った
この日も総合リーダーの座を守ったリッチー・ポートこの日も総合リーダーの座を守ったリッチー・ポート

第6ステージ結果
1 シルヴァン・シャヴァネル(フランス、オメガファルマ・クイックステップ) 5時間14分23秒
2 フィリップ・ジルベール(ベルギー、BMCレーシングチーム) +0秒
3 ホセホアキン・ロハス(スペイン、モビスター チーム) +0秒
4 サミュエル・デュムラン(フランス、アージェードゥーゼル ラモンディアル ) +0秒
5 トニー・ガロパン(フランス、レイディオシャック・トレック) +0秒
6 ジュリアン・シモン(フランス、ソジャサン) +0秒
7 ボルト・ボジッチ(スロベニア、アスタナ プロチーム) +0秒
8 ハインリッヒ・ハウスラー(オーストラリア、イアム サイクリング) +0秒
9 ジョナタン・イヴェール(フランス、ソジャサン) +0秒
10 アルベルト・ロサダ(スペイン、カチューシャ チーム) +0秒
112 別府史之(日本、オリカ・グリーンエッジ) +21分34秒

個人総合時間賞
1 リッチー・ポート(オーストラリア、スカイ プロサイクリング) 29時間40分31秒
2 アンドルー・タランスキー(アメリカ、ガーミン・シャープ) +32秒
3 シルヴァン・シャヴァネル(フランス、オメガファルマ・クイックステップ) +42秒
4 リーウ・ウェストラ(オランダ、ヴァカンソレイユ・DCM) +42秒
5 ジャンクリストフ・ペロー(フランス、アージェードゥーゼル ラモンディアル ) +49秒
6 ティージェイ・ヴァンガードレン(アメリカ、BMCレーシングチーム) +52秒
7 ペーター・ ヴェリトス(スロバキア、オメガファルマ・クイックステップ) +53秒
8 シモン・スピラク(スロベニア、カチューシャ チーム) +53秒
9 ディエーゴ・ウリッシ(イタリア、ランプレ・メリダ) +54秒
10 アンドリー・グリフコ(ウクライナ、アスタナ プロチーム) +1分6秒
109 別府史之(日本、オリカ・グリーンエッジ) +54分49秒

ポイント賞
1 シルヴァン・シャヴァネル(フランス、オメガファルマ・クイックステップ) 76 pts
2 アンドルー・タランスキー(アメリカ、ガーミン・シャープ) 61 pts
3 ボルト・ボジッチ(スロベニア、アスタナ プロチーム) 60 pts

山岳賞
1 ヨアン・チョップ(スイス、イアム サイクリング) 64 pts
2 ティエーリー・ユポン(フランス、チーム アルゴス・シマノ) 24 pts
3 リッチー・ポート(オーストラリア、スカイ プロサイクリング) 17 pts

新人賞
1 アンドルー・タランスキー(アメリカ、ガーミン・シャープ) 29時間41分3秒
2 ティージェイ・ヴァンガードレン(アメリカ、BMCレーシングチーム) +20秒
3 ディエーゴ・ウリッシ(イタリア、ランプレ・メリダ) +22秒

チーム総合
カチューシャ チーム

 
(文・米山一輝 写真・砂田弓弦)

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