新チームに移籍しての欧州6年目與那嶺恵理が今季初戦オンループを30位ゴール 落車も第2グループ「今はこれでよし」

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 女子ロードの日本チャンピオン、與那嶺恵理(ティブコ・SVB)が2月27日、ベルギーで開催された「オンループ・ヘットニュースブラッド」(女子プロシリーズ)に出場し、トップから2分22秒差の30位で完走した。チームを移籍した與那嶺にとっての今季初戦を、チーム内最上位でゴール。まずまずの走り出しとなった。

ヨーロッパでの今季初戦に臨んだ與那嶺恵理(写真中央)。石畳の道を走るベルギークラシックを30位ゴール Photo: Kyosuke TAKEI

 シーズンインに向けて2カ月間、スペインで合宿しコンディションを作っていた與那嶺。自身が得意とする4月後半のアルデンヌクラシックに向け、しばらくはベルギーでのワンデーレース出場が中心となる。

今季はアメリカ籍のティブコ・SVBに移籍。左端の與那嶺恵理は日本チャンピオンジャージを着用する Photo: Kyosuke TAKEI
レース前のオイルマッサージを受ける與那嶺恵理 Photo: Kyosuke TAKEI

 石畳で知られるベルギークラシックはあまり得意としない與那嶺は、レース前半に落車をするも後半まで粘り、最大の難所のカペルミュールで後方集団となったものの、第2集団の19位グループ内でレースを終えた。

 與那嶺の次戦は3月2日、ベルギーで開催の「ル・サミン女子」となる。

 レース後の與那嶺のコメントは以下の通り。

チームメートとスタート地点に現れた與那嶺恵理 Photo: Kyosuke TAKEI

 2021年。ベルギークラシック。久しぶりのレース。初戦を落車1回で終えました。

 懐かしい感じのする北米のチーム。最高の機材、アットホームな空気。あとは私がやるだけです。

 スペインでの2カ月の合宿を終え、今日から4月末まで、2カ月間のクラシックシーズンへ突入しました。

 初戦、オンループは、フランダースクラシック。早速石畳とクラシックの洗礼。

 作戦はシンプル。それぞれのベストを尽くして生き残る事。無観客(武井コーチはうるさい)で肌寒い深い霧の中、スタートをしました。

リラックスした様子で今季初戦に臨んだ Photo: Kyosuke TAKEI

 最初の1時間は位置取りにとても苦労しました。プロツアー全体が久しぶりのレースに意気込みが激しく。当然コーナーごと、位置取りがとてもきつかったです。

 最初の石畳。うまく「ハマらない」まま突入。前の選手が減速した際、私は止まりきれず落車。久しぶりに転びました。後ろもごちゃごちゃと巻き込み落車。ごめんなさい。落車の前後、集団内でうまく泳げない感覚がありましたが、落車後は吹っ切れて突っ込めるようになりました。

 落車の際、シューズが破損してしまい、チームカーへ戻りタイラップで再固定。こんな日もありますが、今日はベルギークラシック。レースは止まりません。

 石畳、激しい位置取り、細く荒い舗装路。進むごとに選手の数はどんどん減り、気づけば私のチームは私だけが30人ほどの先頭集団に残っている状況。落車から復帰までかなり脚を使ったのでボディブローが効いてきました。

石畳や激しい位置どりなど、初戦から厳しいレースに Photo: Kyosuke TAKEI

 何度か千切れては戻り、位置取りをして、そしてまたちょっと千切れて。カペルミュールへ突入。中盤まで粘ったのですが力尽きて後退。

 そして最後の石畳の上り、Bosbergへ。ギリギリ前方の15人ほどの先頭集団に届かず。

 あとは痛い脚を無理やり回してゴールへ雪崩れ込みました。スプリントはズブズブと。そして30位。

 昨年より悪くない感触と順位。残らなければならない集団に残れたので今はこれでよし。徐々にコンディションを上げながらアルデンヌクラシックに臨みます。

 やっとレースが始まった嬉しさと疲労感と足の痛み。レースシーズンが始まりました。鼻息荒く行きます。

 次のレースは3月2日、ル・サミン女子、ベルギークラシックです。

全てを力に変えて
與那嶺 恵理

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女子ロードレース 與那嶺恵理

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