ツール・デ・アルプ=マリティーム・エ・ドゥ・ヴァール2021 第1ステージ中根英登がEFデビューでレース構築担う 上りフィニッシュはモレマが勝利

by 福光俊介 / Syunsuke FUKUMITSU
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 フランス南部を舞台に3日間で争うステージレース「ツール・デ・アルプ=マリティーム・エ・ドゥ・ヴァール」(UCIヨーロッパツアー2.1)が、現地時間2月19日に開幕した。山岳・丘陵地帯をめぐるレースに、今季EFエデュケーション・NIPPO入りした中根英登が出場中。第1ステージ中盤では集団をコントロールする役目を担った。なお、ステージ優勝は上りスプリントを制したバウケ・モレマ(オランダ、トレック・セガフレード)が挙げている。

ツール・デ・アルプ=マリティーム・エ・ドゥ・ヴァール2021第1ステージを制したバウケ・モレマ Photo: Luc Claessen/Getty Images

ビッグネーム集結の3日間 第1ステージはモレマが快勝

 今年で53回目を迎える大会は、その名の通りアルプ=マリティーム県と、隣のヴァール県が舞台。イタリアと隣り合わせのこの地域は起伏に富んだ地形が特徴で、この大会も伝統的に山岳や丘陵コースが組まれる。

ツール・デ・アルプ=マリティーム・エ・ドゥ・ヴァール2021第1ステージ コースレイアウト © 2021 - Groupe Nice-Matin

 2月19日から21日までの3日間で争われる今回は、11のUCIワールドチームを含む22チームが参戦。新型コロナウイルスの感染拡大によって各地でレース開催の延期や中止が相次いでいる中、この大会へは多くのビッグネームが集結した。前回覇者のナイロ・キンタナ(コロンビア、アルケア・サムシック)のほか、ティボー・ピノ(フランス、グルパマ・エフデジ)、ヤコブ・フルサン(デンマーク、アルタナ・プレミアテック)もスタートラインへ。また、イネオス・グレナディアーズはツール・ド・フランスにフォーカスするゲラント・トーマスとテイオ・ゲイガンハート(ともにイギリス)の2枚看板に加えて、スーパールーキーのトーマス・ピドコック(イギリス)もメンバー入りさせるなどベストメンバーに近い布陣。EFエデュケーション・NIPPOからは、中根英登がチームデビュー戦として今大会に挑むこととなった。

メイン集団内を走行するテイオ・ゲイガンハート Photo: INEOS Grenadiers

 ビオットからグルドンまでの186.8kmに設定された第1ステージは、フィニッシュラインを含んだ2級山岳を終盤にかけて3回上る難コース。上りの途中で2km続く7%勾配と、フィニッシュ前1kmの6%勾配が最大の特徴とされる。

 迎えたレースは、逃げる4人をメイン集団が最大6分までリードを許しながら進行。この間、イネオス・グレナディアーズやトレック・セガフレードなどが集団をコントロール。EFエデュケーション・NIPPOも中根を集団前方へと送り込んで、逃げる選手たちを射程圏内にとらえた。

 先行していた選手たちは、終盤の山岳区間に入って2回目の上りで集団へと引き戻された。その後下りを利用してオリヴェル・ナーセン(ベルギー、AG2R・シトロエン)が、最後の上りに入ってからはベン・オコーナー(オーストラリア、AG2R・シトロエン)やカンタン・パシェ(フランス、B&Bホテルズ・KTM)が仕掛けたが、いずれも決定打とはならず。

 メイン集団はグルパマ・エフデジとトレック・セガフレードが主導権を争いながら最終局面へと向かう。そしてフィニッシュ前、登坂力とスピードに長けるモレマが加速すると、ライバルをそのまま置き去りにしてステージ優勝を決めた。後続とは1秒差が付き、グレッグ・ファンアーヴェルマート(ベルギー、AG2R・シトロエン)、ヴァランタン・マデュアス(フランス、グルパマ・エフデジ)が2位、3位と続いた。

役目果たした中根は初日を終えて安堵

 レース中盤に集団前方へと顔を見せた中根は、モレマから14分1秒差の132位で初日を完了した。

 走り終えてからは、Twitterを通じて「今自分に出来る仕事をこなして、無事ゴール出来てホッとした。ビックリしたのは、スタート地点、45km地点、70km地点、そして最後の周回で日本人の方々から応援してもらえた事。日本国旗ですぐに見つけられました」とコメント。役目を果たした安堵と、応援への喜びを述べている。

 20日に行われる第2ステージは、ファイエンスを発着する177.4km。カテゴリー山岳が中盤に2つ控えるほか、フィニッシュ前が上り基調のレイアウトとなっている。

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