Cyclist・週刊「エディターズ・チョイス」編集部イチオシ記事「窪木一茂、競輪選手養成所でのトレーニングに手応え」など 1月22日~29日掲載

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 『Cyclist』に掲載された今週のイチオシ記事を編集部員がコメントとともに紹介する週刊「エディターズ・チョイス」。1月22日~29日からは「窪木一茂『全てのレースと経験を力に』 競輪選手養成所でのトレーニングに手応え」など4本を紹介します。

編集長 澤野健太のイチオシ

370kmのウォーミングアップで走った「冠山」 国道から林道へと名前を変える崖っぷちのルート

横山ダムから徳山ダムへの道 Photo: Masahiko MIFUNE

 長距離のエキスパートでプロサイクリストの三船雅彦さんが、全国の道を普通と違った走り方で紹介する連載「#道との遭遇」。今回は2018年に行われた「内灘サイクルロードレース」に参加する際、ウォーミングアップを兼ねて家からレース会場まで370kmほど自走したときのエピソードを振り返りつつ、岐阜県と福井県の県境にある冠山(かんむりやま)を紹介します。冠山には国道417号線が通っていますが、県境が近くなると林道冠山線へと名前を変えるそう。そして福井県側の道はところどころガードレールのないポイントがあるそうです。

 ロードレースに出るための「ウォーミングアップを兼ねて片道370kmを自走」という趣旨からぶっ飛んでいますよね。しかもガードレールのない崖沿いの“酷道”を走るとは、レースに出るよりも無事に帰れるかどうかが分かりませんので「良い子は決してマネしないでください」と言いたくなるような冒険談です。でも三船さんによると「テントを持って泊まりながらゆっくり走るのもおススメです」とのこと。暖かくなったら、今後通れなくなる可能性のあるこのルートを走破するのはいかがでしょうか。

編集部 大澤昌弘のイチオシ

窪木一茂「全てのレースと経験を力に」 競輪選手養成所でのトレーニングに手応え

レースに臨む窪木 Photo: Shutaro MOCHIZUKI

 昨年春に日本競輪選手養成所へ入所し、選手候補生となった窪木一茂選手(チームブリヂストンサイクリング)から、養成所生活のリポート第3回が届きました。卒業まであとわずか。最終仕上げに向けて数々のレースを重ねるなかで、トレーニングの手応えと、選手としての多くの学びを得ているそうです。

 日本競輪選手養成所での生活もいよいよ終盤に突入しています。現在のところ、自分は怪我や落車事故等もなく、体調万全で競輪選手養成所での訓練に明け暮れています。

 ストイック、ストイック過ぎる…。養成所の生活は辛いとか、二度と入りたくないとか、そういった類の話を聞きますが、リポートには一切、そうした面がないことに驚きです。むしろ、一日一日を大事に進化を遂げたいという気持ちが見えてきます。畏敬の念を抱くというか、そうした高みにいることを不思議に思ってしまうほどです。なぜ、そこまでストイックになれるのか。いつの日か窪木一茂選手に聞けることができたらと思います。


編集部 松尾修作のイチオシ

50代女性「ロードバイクでハンドルから手を放すことができません」

片手放しができなければガッツポーズももちろんできない… Photo: Yuzuru SUNADA

 こんにちは、いつも楽しく拝見しています。

 49歳からロードバイクを始め、週末のポタリングは楽しく乗れるようになりましたが初心者の域を出られないままです。小回り、ダンシングもいまだにきちんとはできませんが、一番困るのはハンドルから手を放すことができないことです。

 もちろん下ハンに握り替えることもできません。ちょっとでも手を放すとバランスが乱れ、中央車線に寄って行ってしまいます。

 顔がかゆくても、サングラスがずり落ちても直すことができず、次の信号待ちまでもぞもぞしながら走っています。

 競技をするわけではないので、ドリンクを飲んだりするのは止まればいいのですが、ハンドサインが出せないのでグループでの走行ができません。このままでは憧れのサイクルイベントに参加もできず、悲しいです。

 バランス感覚を磨き、せめてハンドサインが出せるようになるにはどのような練習をすればいいでしょうか? よろしくお願いします。

 栗村さんに寄せられた片手運転に関する相談です。記事の中でも言及していますが、ロードバイクに乗るってことは非常に難易度が高い行為であると改めて考えさせられました。クリートをはめたり、変速、制動などの操作に加えて、道路状況を的確に把握して処理しなければなりません。どれか一つでも誤ると事故に繋がりかねないですね。
 まずは栗村さんも指摘する通り、スキルアップトレーニングが基本だと思います。FTP値を上げることだけにとらわれてトレーニングしている方、あなたの周りにもいませんか??

編集部 後藤恭子のイチオシ

窪木一茂「全てのレースと経験を力に」 競輪選手養成所でのトレーニングに手応え

レースに臨む窪木 Photo: Shutaro MOCHIZUKI

  昨年春に日本競輪選手養成所へ入所し、選手候補生となった窪木一茂選手(チームブリヂストンサイクリング)から、養成所生活のリポート第3回が届きました。卒業まであとわずか。最終仕上げに向けて数々のレースを重ねるなかで、トレーニングの手応えと、選手としての多くの学びを得ているそうです。

 日本競輪選手養成所での生活もいよいよ終盤に突入しています。現在のところ、自分は怪我や落車事故等もなく、体調万全で競輪選手養成所での訓練に明け暮れています。

 窪木選手の記事編集を担当させてもらっているのですが、養成所内での様子を紹介してくれていたこれまでの記事とは明らかに違い、窪木選手の思いが炸裂したレポートでした。やはり彼はレースの人、勝負の人だと感じました。
 とくに勢いがあったのは養成所内で行われたトーナメントの決勝レースの描写。レースを外から見ているだけだと、前半は窪木選手がトップを引いて最後は7位でゴール、という結果だけしか見えませんが、展開の読み、攻める気持ち、抜かれた瞬間等が彼の言葉で克明に描かれ、呼んでいるこちらも手に汗を握ります。勝負には負けてしまいましたが、瀧澤所長から教えてもらったという「一歩踏み出せば極楽」を噛み締めている様子が、彼にとって単なる負けではなかったことが伝わってきます。連載も残りあと1回。養成所を卒業した窪木選手は何を語ってくれるのでしょうか。

編集部 石川海璃のイチオシ

ボリビア・ウユニ塩湖で贅沢なキャンプ 360度の地平線が広がる絶景

塩の結晶が造り出す幾何学模様の六角形。自転車で走るとサクサクサクという一定のリズムで崩れてく塩の振動が心地よかった Photo: Gaku HIRUMA

 今ではウユニ塩湖と言えば知らない人がいないくらいの世界有数の観光地となっているが、僕がウユニ塩湖を知ったのは、旅に出てからだった。きっと多くの人が「ウユニの鏡張りの美しい風景の中を走ってみたい」と思うように、僕もそう強く思った。

 ところが、自転車でウユニ塩湖を走れるのは乾季のみだ。本来、ウユニ塩湖の乾季は6月から10月ごろまでと言われているが、通常は12月頃まで乾季を楽しめるとのことだった。僕が走ったのは1月中旬。すでにボリビアの首都ラパスでは雨季に入り、雨が降っていたけど、幸いなことにウユニではまだ雨は降っていないとのことだったので、ギリギリ乾季のウユニ塩湖を走れそうだった。

 まるでゲームやアニメの世界に迷い込んでしまったかのような写真の数々。周りにはなにもなく、ただただ地平線が広がっています。世界にはこのように美しい場所があるのですね。ウユニ塩湖の広さは岐阜県と同じくらいで、塩湖の高低差もないため、ほぼ真っ直ぐの土地が続いているようです。絶景を眺め、足下にある無数の塩を使い、調理してのキャンプというのはなんと贅沢なのでしょうか。

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