価格以上の価値がある高級感溢れるデザインも魅力レイザーの新型ヘルメット「スフィア」レビュー コストパフォーマンスに優れたモデル

by 石川海璃 / Kairi ISHIKAWA
  • 一覧

 ベルギーのヘルメットブランドLAZER(レイザー)が新モデルの「SPHERE」(スフィア)を発表した。価格は1万3500円(税抜)と同社のロードヘルメットのラインナップ中ではミドルグレードの設定だが、上位モデルのジェネシスに採用されるポリカーボネートロールケージ構造を取り入れるなど、コストパフォーマンスの高いモデルとなっている。

レイザーから新登場する「スフィア」 Photo: Shusaku MATSUO

ヨーロピアンフィットとアジアンフィットの中間のサイズ

 ヘルメット選びで重要になるのが自分の頭部形状だ。ヘルメットを選ぶ際、種類によって縦や横のサイズが合わないというのは、サイクリストであれば一度は経験したことがあるはず。なぜなら自転車用ヘルメットは欧州ブランドが多く、大半のモデルは欧米人の頭の形に合わせて作られているからだ。

 レイザーでは欧米人向けのヨーロピアンフィットとアジア人向けのアジアンフィットを展開しているが、今回新たに登場するスフィアは、2種類の中間にあたるオールフィットを採用。どのような頭の形をしていてもフィット感が得られる作りとなっている。

「コンパクト アジアンフィト」(写真右)と「スフィア」(写真左)の内部の形を比較してみると、スフィアの内部形状はやや縦長の円形だ Photo: Shusaku MATSUO

 スフィアはブレイドAF(税抜き価格1万円)とセンチュリーAF(税抜き価格1万7500円)の間のグレードだが、上位モデルのジェネシスに用いられるポリカーボネートロールケージ構造を採用している。衝撃に強いポリカーボネートの層がヘルメットに組み込まれ、落車した際にヘルメットが大きく変形しないように保つほか、衝撃から頭を保護する。

スフィアのマットブラック。上位モデルのジェネシスに用いられるポリカーボネートロールケージを採用した Photo: Shusaku MATSUO

 フィット感の調節機構はレイザー独自の「アドバンスドロールシス」を搭載。ヘルメットの後頭部付近にあるダイヤルをくるくる回すと、ヘルメット内部の細い樹脂ワイヤーと一体になった前頭部のバンドが連動し、頭を包み込むようにフィットする。カラーはマットブラック、マットダークグリーンフラッシュイエロー、ホワイト、レッド、ブルー、ストライプの全6色展開だ。

後頭部のダイヤルでアドバンスドロールシスを調整し、フィット感を高める Photo: Kenta SAWANO
上からストライプ、ブルー、レッド ©SHIMANO
マットダークグリーンフラッシュイエロー、マットブラック、ホワイト ©SHIMANO

価格以上のクオリティ

 実物を見るとまず、1万3500円とは思えないほど外見のクオリティが高い。同社のヘルメットで1万3500円という価格はミドルグレードの価格帯だが、それを感じさせるようなチープさはない。ジェネシスに採用されたポリカーボネートロールケージ構造を用いているからなのか、シルエットにどことなくジェネシスの面影を感じさせる。ヘルメットは全体的にスマートで、筆者が被ってみたところ、“キノコ頭”の状態にならなかった。

 では肝心のフィット感はどうだろうか。スフィアのMサイズを被ってみると頭囲は問題なさそうだ。そこから後頭部のダイヤルを回していくと、頭部全体がバランスよく包み込まれるのが分かった。筆者はレイザーのヘルメットだとヨーロピアンサイズのモデルがマッチする頭の形状で、アジアンフィットモデルは横のサイズが合わないのだが、オールフィットモデルのスフィアは問題なく頭に馴染んだ。

横からみてもスマートな印象だ Photo: Shusaku MATSUO
後ろもスッキリとした仕上がり Photo: Shusaku MATSUO

 ミドルグレードながら高級感にあふれるヘルメットは、初心者から上級者まで使えるヘルメットと言えるだろう。上位モデル譲りの構造で頑丈な作りになっているのも見逃せないポイントだ。ぜひ店頭でチェックして欲しい。

■SPHERE(スフィア)

税抜価格:13,500円
サイズ:M、L
カラー:全6色(マットブラック、マットダークグリーンフラッシュイエロー、ホワイト、レッド、ブルー、ストライプ)

この記事のタグ

パーツ・アイテムインプレッション ヘルメット レイザー

新着ニュース

もっと見る

ピックアップ

Cyclist CLIP

スペシャル

自転車協会バナー

ソーシャルランキング

インプレッション

インプレッション一覧へ

連載