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MTBプロショップ「グッドオープンエアーズ マイクス」に聞くMTBペダルとシューズの選び方とおすすめ

by 大澤昌弘 / Masahiro OSAWA
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 MTBの購入と同時に揃えたいのが、MTB専用ペダルやシューズです。今回もMTBプロショップ「グッドオープンエアーズ マイクス」の片野泰樹さんに伺ったお話をもとに、MTBペダルとMTBシューズの選び方を解説します。

MTBプロショップ「グッドオープンエアーズ マイクス」の片野泰樹さんにお話を伺いました Photo: Masahiro OSAWA

MTBペダルの選び方

 まずはMTBペダルについてです。MTBペダルは、フラットペダルとビンディングペダルの2種類に分類できます。フラットペダルは、平面状のペダルで、軽快車(いわゆるママチャリ)についているものを想像してもらうといいでしょう。

 ビンディングペダルは、シューズ裏にクリートという固定器具を取り付け、シューズとペダルを固定できるタイプのペダルです。固定機構の有無が大きな違いで、ペダルの違いによって、シューズの選び方も変わってきます。それではフラットペダル、ビンディングペダルの順にそれぞれの特徴と片野さんのおすすめペダルを紹介しましょう。

固定機構を持つ手前側2つがビンディングペダル。残りはすべてフラットペダル Photo: Masahiro OSAWA

 MTB用として使われるフラットペダルは、ママチャリや街乗り用のMTBのものに比べて、踏み面が大きく、さらにピンも付いています。踏み面が大きいことで乗車時の安定感が高まり、ピンがついていることで、シューズのソールに食いつき、滑りにくいようになっています。乗車中でも足の位置を微調整でき、とっさの判断でペダルから足を離して危険を回避できることなどがメリットだといいます。

 フラットペダルの素材は、主にアルミやナイロンで、ナイロンのほうがアルミよりも安価でコストパフォーマンスに優れます。アルミはナイロンよりも高価ですが、ダイレクトに力を伝えることができるので競技用としても使われます。フラットペダルをさらに細かく見ていくと、製品ごとに、ペダルの厚み、ピンの高さ、形、配置が異なり、個性が出ます。これらの要素によって滑りにくさの程度、踏み心地、足裏に伝わるダイレクト感、フィット感が変わってくると言います。

●おすすめフラットペダルその1

DMR Bikes V11 Plastic Pedal。全8色展開でカラーバリエーションが豊富。ボディはナイロン、シャフトはクロモリ。値段も控えめで使い倒せる Photo: Masahiro OSAWA

●おすすめフラットペダルその2

クランクブラザーズ STAMP7 Photo: Masahiro OSAWA

ペダル中心部の高さが外周部に比べてわずかに低く、ペダルに足を乗せた際のシューズの食いつきが良い。泥抜けの良さもポイント

 ビンディングペダルはペダリングの効率を重視する人にオススメです。ビンディングペダルに専用シューズをはめた状態でペダリングを行うと、踏み込むだけではなく、いわゆる“引き足”と呼ばれる動作も可能となり、ペダリングの回転運動がスムーズになります。結果として、パワーロスの少ない効率的な推進力を得ることができます。クロスカントリーやエンデューロレースなど、上りを多くこなさなければならないシーンでの利用に向いています。

●おすすめビンディングペダルその1

T1 ENDURO RACE PEDAL Photo: Masahiro OSAWA

T1はダウンヒルの世界チャンピオンも愛用する台湾ブランド。ほかにはないカラーや機構が特徴です。

●おすすめビンディングペダルその2

DMR Bikes V TWIN Photo: Masahiro OSAWA

泥抜けの良さに加えて、ケージ部分に樹脂バンパーを入れることで、シューズとのホールド性を高めることができる。樹脂バンパーを外してペダルピンを装着することも可能。

MTBシューズの選び方

 次に、MTBシューズについて見ていきましょう。フラットペダルは、ビンディングペダルのように専用のシューズを必要とはしません。普段履いているスニーカーを使っても問題はありません。しかし、フラットペダルに向いたシューズは存在します。

MTBシューズはフラットペダル用とビンディング用がある Photo: Masahiro OSAWA

 通常のスニーカーとは造りが違います。MTBシューズはフットベッドが硬い傾向にあり、ソールはスニーカーよりも柔らかい傾向にあります。MTBシューズは踏み込んだ感覚がダイレクトに伝わり、ペダルピンへの食いつきを重視した構造となっています。一方で、MTBには向いていますが、歩行には向いていないといった側面があります。ただし、製品によっては歩行性能を妨げない造りのものもあります。

おすすめフラットソールシューズ

アフトンシューズ Keegan Camo Limited Edition。MTB乗車時はしならず、歩行時には歩行動作を妨げない造り Photo: Masahiro OSAWA
ライドコンセプト MEN’S LIVEWIRE。ラバーに粘り気がありフラットペダルのピンが食い込みやすく使いやすい。インソールには衝撃を受けた際に衝撃を吸収すると同時に硬化するD3Oが使われている。汚れにも強い Photo: Masahiro OSAWA

 最後にMTB用のビンディングシューズについてです。ロードバイク用とは異なり、タイヤのノブのようなものが配され、歩行性能を取り入れた造りになっています。路面状況によっては、MTBを担いだり、押したりして歩くことになるからです。多くのモデルでスパイクを装着することも可能です。

 また、MTBライドではコーナリング時に足をひねるような動作もしますが、その際も足が動きやすいように、ロードバイクシューズとは異なる設計がなされています。

 ソールの硬さは歩きやすさとトレードオフの関係にありますが、ビンディングシューズにはカーボンソールを採用するものもあり、クロスカントリーレースなどペダリング効率が重視される乗り方に適したシューズもあります。

 なお、シューズの購入にあたっては、実店舗で試し履きすることをオススメします。

●おすすめビンディングシューズ

ジロ RANGER。アッパーにメッシュを組み合わせた素材を採用し通気性、速乾性と軽量性を高めたビンディングシューズ。ベルクロでとめる方式 Photo: Masahiro OSAWA
シマノ RX800 Photo: Masahiro OSAWA

軽量グラベルレーシングシューズのRX8のパープル/グリーン。ソール剛性はシマノオフロード向けシューズのなかで上から2番目に高い10/11。ソールにカーボンを採用し、軽量・高剛性なのが特徴。ペダリング効率を求めたい人におすすめ。

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