国東半島を舞台に地域交流ラファが大分でソーシャルライド「ラファキャラバン仁王輪道2021」を1月16、17日に開催

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 英国ロンドン発のサイクルウェアブランド「Rapha」(ラファ)が2021年のラファキャラバンとして1月16日(土)、17日(日)の2日間、大分県でソーシャルライドを「ラファキャラバン仁王輪道2021」と題して実施する。移動ショップバン「モバイルクラブハウス」が現地に赴き、地域のサイクリストらと交流しながら歴史や文化を感じるライドを行う。

ラファがモバイルクラブハウスをベースに行う地域交流ライドイベント「ラファキャラバン仁王輪道2021」を1月16、17日に開催。ラファのコレクションを満載したバンが大分へ © Rapha

 ライドの舞台となる国東半島は神仏習合発祥の地として知られ、近年はサイクルツーリズムの創出に向けて国東半島サイクルルート、通称『仁王輪道』(におうりんどう)を策定した。半島各地に300体以上ある石造仁王像が地域の象徴になっており、古くからこの地域の人々に親しまれてきた仁王様のように、力強く駆け抜けるサイクリストの姿が地域の新たな光景となってほしい、という思いが込められている。

 キャラバン会場は1月16日が日出町二の丸館、17日が杵築市海浜夢公園。ライドの参加は無料だが、事前申込制となる。

ラファキャラバン2021は大分県国東半島へ
仁王輪道で地域コミュニティが広がる、繋がる

© Rapha

地域に必要なこと

 世界は、私たち人間を始め地球に生ける生命が快適に過ごせる環境を守っていこうという動きが活発になっています。同時に、地域の歴史や文化、先祖代々守られてきた故郷をより魅力のある住み良い社会へと推し進めていくことも忘れてはならない大切なことです。大分県は古代から受け継がれてきた文化的な魅力が多くあり、現代社会の中で大切なものを後世につないでいこうとする人々の心が行き交う地域で、サイクルツーリズムにおいても積極的に様々な取り組みがされています。

 今、そしてこれからの時代に添いながら、楽しく豊かな日々を過ごすひとつの選択肢として自転車の利用は大きな可能性を秘めていますが、日常の中で自転車利用をただの移動に留めず地域の中での利活用をより充実していくために、地域コミュニティをさらに活性化させるための契機が増えてきています。サイクリングが地域社会に受け入れられる文化となるために、サイクリストが横に繋がり多様なライフスタイルを共有できる社会を実現することは必要なことです。そのために、地域コミュニティにフォーカスして開催してきた「ラファキャラバン」を「仁王輪道」で開催することになりました。地域の人々こそ住み慣れた地元を走り、その魅力を共有すべき時です。

ラファってなに?

 サイクリングを嗜む人ならその名を一度は耳にしたことがあるかもしれません。ラファはサイクリングウェアを販売するアパレルブランドです。ただし、ラファはただのアパレルブランドではなく、その枠を超えて様々な領域に活動範囲を広げています。ブランドが掲げる未来のビジョンは「サイクルスポーツを世界で最もポピュラーなスポーツにする」と謳っています。自転車利用を移動だけではなく、アクティビティとして捉え、とても大きなビジョンを掲げています。ラファはそのためにアパレルのコンセプトはもちろん、さまざまな体験イベントを開催して、サイクリングの魅力を世界中で広めています。日本でもその活動はビギナー向けから上級者向けまで多様に行われ、全国でイベントを開催しています。2020年は特に自転車の利用価値が世界的に高まり、今後もさらに加速すると共に、地域社会において役立つモビリティとして、健康を促進するライフスタイルとして、環境を守っていく選択肢として提唱され、より有益な活用が為される時代を後押ししています。

ラファキャラバン

© Rapha

 ラファキャラバンとはラファが主宰するイベントの一つで、ラファのモバイルクラブハウス(ブランドバン)が全国を廻りながら地域のコミュニティを繋げていく、サイクリングを通じたソーシャルコミュニケーションイベントです。私たちの町にラファキャラバンがやってくる。そこに集うのはサイクリングを愛する地域の人々です。年齢性別、立場を問わずどなたでも参加が可能です。ラファキャラバンの会場に行くと、コーヒーを飲みながら新たな出会いや、気づき、発見、そして共に走るサイクリストとライドを通じて日々の楽しみを増幅させていくことができます。住んでいる地域が近くても知らないサイクリストはたくさんいます。魅力的だと思わなかったことも、新たな視点が加わることで、価値が一変したりします。気がつかない地域の魅力はそうして掘り起こされて、身近な環境にもたくさんの良いところがあると気がつかされることでしょう。もちろんどこに住んでいようと参加の意思さえあれば参加が可能です。国東半島を走ってみたい方は、その体験と共に地域のサイクリストと繋がる絶好の機会となるでしょう。

国東半島サイクルルート「仁王輪道」について

 国東半島振興対策協議会(豊後高田市、国東市、杵築市、日出町)は、観光と地域づくりを一体化した新たなツーリズムの創出に向けて、国東半島サイクルルート、通称《仁王輪道(におうりんどう)》を策定しました。国東半島は神仏習合発祥の地として、1300年以上も前から修験場として知られています。半島各地に300体以上ある石造仁王像は、地域の象徴となっています。古くからこの地域の人々に親しまれてきた仁王様のように、力強く駆け抜けるサイクリストの姿が地域の新たな光景となってほしい、という思いを込めて「仁王輪道」と名付けられました。国東半島の観光資源は杵築市・日出町の風情のある城下町、豊後高田市の昭和の町など中心市街地のみならず、半島外周のリアス式の海岸線や世界農業遺産にも選ばれた里山エリアにも魅力が満載です。山岳信仰の伝統が残る神社仏閣、良質な温泉などが数キロおきに点在していることは国内サイクルルートの中でも特徴的です。山から谷、そして海岸線へと続く独特な地形は、バリエーション豊かなルートを生み出しました。起伏に富んだ各ルートは、ペダルを踏み込む激坂や、絶景スポットが織り交ざり、初心者から健脚の方まで楽しめる内容になっています。レンタサイクルも複数拠点で提供されています。

 ラファキャラバンでは仁王像、すなわち金剛力士象が手に持つ「金剛杵」の意味をサイクリングの体験に重ね合わせます。サイクリストの姿は楽しみを共有しながらも、あるときには修行僧のようであり、己と闘う精神世界に没入します。煩悩を滅すると言われる金剛杵と、我々サイクリストが乗る自転車は、同じようにメンタルに問いかける共通の概念を持ち合わせたものです。心身ともに己と向き合うために、そしてその体験を仲間と共有しながら日々の生活にフィードバックすることは、サイクリングライフの醍醐味と言えます。

ライドコーディネーター「OitaCyclingTourRing〜輪〜」

 今回の「ラファキャラバン仁王輪道2021」のルート作成は、新たな地域のサイクリングツアープロジェクトとして立ち上がった「大分サイクリングツアー​Ring〜輪〜」​の代表であり、ラファサイクリングクラブ(RCC)のメンバーでもある藤野​昌宏​さんが中心となり、地元サイクリストで協力しながら設定されます。メンバーは過去に開催されたラファのイベントに参加して繋がったサイクリストが多く、これまでの体験を通じて地域の魅力を引き出すノウハウを受け継いでいます。日出町を中心に大分県のサイクリングツアーを始めたいと温めてきた構想は、2020年のパンデミックが大きなきっかけとなり、急速な時代の変化とともに事業としてスタートしました。サイクリングの体験を提供する地域に根差したプロジェクトは大分県全域でコーディネートされ、特に地元である国東半島は日々掘り下げて奥深いライド体験の提供を追求しています。今回のラファキャラバンでは、過去と未来をつなぐ素晴らしいルートを創出してくれます。

© Rapha

仁王輪道で繋がる地域のサイクリストたち

 国東半島仁王輪道で開催されるラファキャラバンは2日間の開催となります。1月16日(土)日出町二の丸館と、17日(日)杵築市海浜夢公園を会場として、両日ともにソーシャルライドが開催される予定です。走るエリアは国東半島の南側半分、歴史や文化を肌で感じながら、己の煩悩と戦う武器(自転車)に乗り、集った仲間とサイクリングを楽しむことができます。国東半島といえばサイクリストにはお馴染みのスポットですが、視点が変われば感じ方や捉え方も変わります。歴史の深い地域だからこそ、平坦だけではない山々だからこそ、多様性を求められる時代に、遥か昔より多様性を受け入れてきた地域だからこそ、周りとの対話を通じて自分と向き合い、2021年の始まりに活力を注入してみてはいかがでしょうか。

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