産経新聞 奈良版【週刊・ならスポ】より「伝統を守り、悔いなく走りたい」 アジア・ジュニア選手権に挑む榛生昇陽高2年・山本大喜選手

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第20回アジア・ジュニア自転車競技選手権大会に出場する、榛生昇陽高校の山本大喜選手 =28日、奈良市第20回アジア・ジュニア自転車競技選手権大会に出場する、榛生昇陽高校の山本大喜選手 =28日、奈良市

 インド・ニューデリーで3月13~17日に開催される「第20回アジア・ジュニア自転車競技選手権大会」のロードレースに、奈良県宇陀市の榛生昇陽高校2年、山本大喜(まさき)選手(17)が挑む。同校の自転車競技部は、国内外の大会で優秀な成績を収め、実績を重ねてきた強豪校。競技を始めて2年目となる国際大会の挑戦に、山本選手は「先輩たちが築き上げた伝統を守り、悔いのない走りをしたい」と抱負を語る。

 山本選手は平群町出身。中学校時代はハンドボールに熱中したが、自転車競技で活躍していた兄・元喜選手(鹿屋体育大学)の影響で、高校入学と同時に自転車競技を開始。インターハイや国体にも出場し、頭角を現してきた。

 監督の足立卓也教諭は、山本選手の性格を「素直で、きちんと指導を受け止めるところが成長につながった」と分析。土・日曜は朝から晩まで練習が続くことも多いが、「彼は絶対に音を上げず、根性がある」と太鼓判を押す。

 昨年11月には、日本代表の強化指定選手にも選ばれた。今回のアジア・ジュニア選手権大会は、強化指定選手として初の国際大会挑戦となる。周囲の期待が膨らむ一方で、山本選手は「勝てる走りがしたい」と冷静に戦術を練る。

 出場するロードレースは100キロ以上のコース。一般的なタイムは約3時間だ。

 これまで山本選手は前半に飛ばし過ぎ、後半になると疲れが出ることが多かった。「コースの特徴を分析して、ペース配分を考える。今までの走りとは違う、新たな挑戦になる」と力をこめる。

 強く勝利にこだわる理由を、「自分の将来に関わってくるから」と説明する。「ツール・ド・フランス」に代表されるように、欧州では自転車のロードレースが盛んで、今後は、こうした国際大会にも挑戦したいと考えている。そのためには、地道に実績を重ねていくしかない。

 「競技を始めた際に持っていた、兄に負けたくないという気持ちもあります」と山本選手。「自転車競技に山本大喜あり、と言われるようになれば、最高です」。世界に挑戦する気概と、若者らしい笑顔をみせた。

産経新聞・奈良版より)

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