8つのブランドがブース展開盛況の「E-MTB WORLD 2020」 本格コースで試乗して実感するe-BIKEの魅力
国内外のブランドを集めたe-BIKEの試乗イベント「E-MTB WORLD 2020」が11月21日と22日の2日間に渡って開催された。会場の「フォレストアドベンチャー・よこはま」には多くの一般来場者が訪れ、最新のe-BIKEを本格コースで試した。

イベントは本来、ことしの3月に実施を予定していたが、コロナ禍の影響で延期となっていた。感染拡大はいまだ続いているが、当日は時間ごとに試乗人数を絞る予約制を実施し、殺菌や消毒を行うなど予防策を徹底。開催初日には130人ほどが会場を訪れた。
会場には8つのブランドがブースを展開した。マウンテンバイク(MTB)に親しんだ上級者から、普段はロードバイクが中心でMTBには乗ったことないサイクリストまで幅広い層が来場。アシストユニットに関わることから、車体設計に至る来場者の質問にもメーカー担当者らが丁寧に回答していた。
試乗コースはトレイルアドベンチャーMTBコースで、初級、中級、上級の3コースから自由に選択ができた。最大1kmの距離だが、バンプが設置されたコースは走りごたえ十分。神奈川県内から訪れた宮崎さんは「上りでもアシストが効き、楽しさが違いました。普通にこいでたら脚力や経験が必要ですが、アシストが後押ししてくれるのでコースを走る楽しみに余裕が生まれてきました」と下りだけではないe-MTBならではの魅力があると述べた。
イベントを主催したe-Mobility協会の韓祐志理事長は「イベントが限られたシーズンとなりましたが、メーカ側、来場者側それぞれに満足いただけたイベントになったと思います」と2日間を振り返った。
また、e-BIKEだけでなく今後は様々な横展開も考えているという。「今回はe-MTBに限定しましたが、車業界や他の業種とも関係を広げていきたいですね。いま現在、e-キックボードや電動バイクなど新しいカテゴリー日々が生まれています。ただ排除するのではなく、安全を担保しながら人々の利便性を追求した移動手段を広めていく活動を行っていきたいです」と今後の活動展開についても語った。今後も同様のイベントは実施していく方針だという。