title banner

使ってよかった自転車アイテム自転車&キャンプビギナーに最適なコスパ最強テント アメリカ横断の旅で実証済み

  • 一覧

 自転車&キャンプがブームになりつつあるなかで、興味を持った多くの人が感じるのが、初期コストの高さではないでしょうか。テント、寝袋、バッグなどなど、必要なアイテムを見ていくと、どれも数万円はする品々ばかり…。もう少し、安いものはないのか…などと思う人は少なくないはずです。今回紹介するテントはそうした人にうってつけかもしれません。自転車でのアメリカを縦断を達成、その際に使用した高コスパテントについて、プロショップ「TRYCLE」(トライクル)代表の田渕君幸さんに紹介いただきます。

Naturehike Cycling Backpack Tentシリーズ1人用テント Photo: Kimiyuki TABUCHI

軽い! 丈夫! 安い! が揃ったネイチャーハイクのテント

 皆様、サイクルライフをいかがお過ごしでしょうか。今回は筆者が3カ月に渡る「アメリカ横断の旅」で実際に使用したNaturehike(ネイチャーハイク)の1人用テントを紹介します。「耐久性」「軽量」「防水性」など、どれも有名メーカーに引けを取らない性能です。

 まず、ネイチャーハイクについて簡単に説明しましょう。同社は2005年に中国で設立したアウトドアブランドです。「Light outdoor travel」(軽量なアウトドア旅)をコンセプトにして製品開発を行っています。

 まさにキャンプツーリングに完璧なコンセプトなのです。そのコンセプト通り、非常に「軽量」そして「安価」で様々な製品を幅広く展開しています。

 キャンプツーリング用テントは比較的高価なものがほとんどですが、このソロ用テントは次のような仕様で1万円程度。驚きです。

【テントの仕様】

収容可能人数:1人

自立式:〇

包装サイズ:40cm(長さ)・15cm(幅)・15cm(高さ)

フロアサイズ:205cm(長さ)*95cm(幅)

フライシート耐水圧:PU4000mm

アンダーテント耐水圧:PU4000mm(20Dナイロンチェック柄)

重量:1600g(20D)/1650g

アメリカ横断の旅で感じた性能の高さ

 カタログの数字を並べても「つまりどういうこと?」と思われてしまいますので、アメリカ横断の旅で感じたポイントを述べていきたいと思います。

①コンパクトに収納可能!

付属の収納バッグは使用せず、アピデュラのフォークバッグにテントを収納 Photo: Kimiyuki TABUCHI

 筆者がアメリカ横断の旅をしたときは、APIDURA(アピデュラ)のフォークバッグに、テント本体、フライシートを詰め込んでいました。ちなみに、ポールはフレームバッグ等へ収納しました。

 フォークバッグの片側にテントがすっぽり収まると、何か得したように感じます。コンパクトさへの満足感が高いです。
              
 ちなみに、もう片側のフォークバッグには衣類を収納し、KING CAGE(キングケージ)の「メニーシングケージ」というケージを取り付けて積載、両側の重さをほぼ均等にして走行時のバランスをとりました。

 特に重さによる不安定さや走行性能のダルさを感じることはなくアメリカの大地をひた走りました(笑)。

②頑丈・耐水もバッチリ!

 アメリカ横断の旅は4~7月にかけて行い、砂漠区間〜亜熱帯地域もこのテントで過ごしました。フライシートの耐水性能は4000mmと比較的高め、現地での急な大雨でも浸水することなく快適に過ごせました。

 しかし、亜熱帯な地域で眠る際には、少し通気性に欠けることもあり、フライシートを使用せずアンダーテントのみで過ごす夜もありました。フライシートはテント本体にかぶせる雨除けのシートのことで、耐水圧によってテントの通気性能や耐水性能を左右します。このフライシートは耐水性が高く、亜熱帯には向かなかったようです。欠点であり長所でもあります。

フライシートの耐水性能は4000mmと比較的高め Photo: Kimiyuki TABUCHI

 そして、大陸横断中は、雑に扱っても壊れることがなく、頑丈さも評価したいところです。テントをフォークバッグに詰めていたと書きましたが、正直きれいに丸めて収納していたわけではなく、クシャクシャっと詰め込んで収納していました。雑な扱いにも関わらず、道中では破れることなく、またポールも折れることなく使い続けることができました。ちなみに、ポールを手に野生動物と一度対峙したのは内緒であります。

③低コスト

 「一度の旅だけ保てばいいや」くらいの使い切る覚悟で購入したテントですが、後日、同社の他の商品も購入しました。「安かろう悪かろう…」というイメージが覆りました。疑ってしまってゴメンナサイ。

 結論としては、コストパフォーマンスは非常に高く、満足して使えるテントです。

④室内の大きさもまさにツーリングテント

 室内についても触れておきます。居住スペースは本当に人一人が寝そべり、端に荷物が置ける程度で「寝るため」のまさにツーリングテントといったところでしょうか。簡易的ではありますが、ペグを打つことで前室を作ることができます。靴やテントに入れたくない物などを置くのにちょうど良いスペースです。

ペグを打って前室をつくることができる Photo: Kimiyuki TABUCHI
室内は1人用の最低限のスペースといったところ。端に荷物が置ける程度 Photo: Kimiyuki TABUCHI

自転車&キャンプの第一歩に最適

 「軽量」「丈夫」「コスパ良し」のこのテント。基本的に自転車&キャンプの世界では「軽量・コンパクト=高価=敷居が高い」という関係となりますが、このテントはその関係性を崩し、キャンプツーリングの第一歩を後押ししてくれる商品です。「自転車&キャンプに、興味あるんだけどな…」という方は是非、一度検討してみてください。

 これからも良いサイクリングライフを!

田渕君幸 田渕君幸(たぶち・きみゆき)

大学生時代に『弱虫ペダル』を読み、自転車に熱中。ジャパンプロツアーでのレース活動ほか、自転車でのアメリカ横断を達成するなど、幅広く自転車に人生を捧げてきた。2020年には東京都立川市に廃校を利用した自転車ショップ「TRYCLE」をオープン。「自転車のソフトを創る」を理念に活動中。Twitterアカウントは@TRYCLE3

この記事のタグ

自転車アイテム セレクション

新着ニュース

もっと見る

ピックアップ

Cyclist CLIP

スペシャル

自転車協会バナー

インプレッション

インプレッション一覧へ

連載