title banner

自転車通勤のススメ⑦クロスバイクに乗るなら知っておきたい“パンク”のこと オススメの修理アイテムも紹介

by 米山一輝 / Ikki YONEYAMA
  • 一覧

 自転車にとって最も身近なメカトラブルは、タイヤのパンクではないでしょうか? これはママチャリだけでなくクロスバイクでも同様です。今回はパンクの原因や対策方法、また万が一のパンク時の修理に使うグッズを紹介します。

パンクトラブルはいずれやってきますので備えておきましょう Photo: Masahiro OSAWA

パンクは突然やってくる

 パンクの困るところは、時と場所を選ばずやってくることです。自転車屋さんの近くであれば、すぐに修理を依頼できるところですが、そうでない場合の方が多いでしょう。そもそも朝の通勤で使っていれば、営業時間外ということも普通にありえます。

 また、タイヤがパンクしたまま走行を続けることは、繊細なアルミホイールを使っているクロスバイクでは、できるだけ避けた方がいいです。タイヤやチューブへのダメージが深刻になるばかりか、ホイール本体まで壊してしまう危険性があるからです。このため、スポーツバイクでのパンクは、ただちに停車して、その場で自分で修理を行うことが基本となります。

パンクのパターンと避け方

 とはいえ、根本的にはパンクをしないことが一番です。パンクにはいくつかパターンがあり、それを知っておくことである程度避けることができます。

① 画鋲・クギなどの鋭利なものを踏んだ
 これはもう踏んだ瞬間に一発です。対策は、この手のゴミが落ちていそうな路肩ギリギリなどを避けて走ることです。

路肩には結構、異物が落ちているので注意しましょう Photo: Masahiro OSAWA

② リム打ち
 聞き慣れない言葉かもしれませんが、タイヤの細いクロスバイクやロードバイクでは最も多いパターンかもしれません。段差や石などを踏んで瞬間的にタイヤが大きく変形した際に、地面と車輪の内側の金属部分(リム)にチューブが挟まれて、穴が空いてしまう現象のことです。タイヤの空気圧が足りない時に起きやすいので、対策としてはまずしっかり空気圧管理を行うこと。もう一つは段差は優しく通過することです。

③ 微細なガラス片など
 1〜2mm程度の微細なガラス片や尖った石のかけらがタイヤに潜り込み、時間を掛けて奥まで侵入して、最終的にタイヤとチューブに穴を空けることがあります。このパターンでパンクした場合、チューブを入れ替えてもすぐにまたパンクしてしまうので厄介です。対策としてはガラス片が飛び散った場所は避けたり、万が一通った後はタイヤに刺さっていないかチェックすること。またパンク修理の際に、タイヤの内側に何か鋭利なものが入り込んでいないか確認することです。

タイヤにはガラス片や石など微細な異物がめり込んでしまい、それがパンクにつながることもあります Photo: Masahiro OSAWA

④ タイヤの穴
 タイヤが減りすぎて穴が空き、中からチューブが出てきて破裂してしまうことがあります。対策は減ったタイヤはちゃんと交換することです。溝が掘ってあるタイヤなら溝が無くなったとき、元から無ければ丸いタイヤ断面の中央が明らかに平らになってきたときが、タイヤ交換のサインです。

タイヤによっては寿命の目安が記されていることもあります。写真の場合は点が消えてしまうと完全に寿命を迎えたことを意味します Photo: Masahiro OSAWA

⑤ チューブずれ
 タイヤの中でチューブが動いて、タイヤなどとこすれて最終的に穴が空いてしまうパターン。ママチャリでよくあるやつですが、クロスバイクでもあるみたいです。クロスバイクだとチューブが動くとバルブの根元が折れてしまう場合も…この場合はチューブ自体が修理不能となります。対策は適切に空気を入れておくことです。

手早くパンク修理するために

 自転車屋さん等でパンク修理の手順を見たことがあるでしょうか? タイヤを外し、中のチューブを取り出し、水に浸けるなどして穴の空いた個所を探して、パッチをゴムのりで貼って穴を塞いで、元通りにチューブをタイヤの中に戻し、最後にタイヤも元通りにはめて空気を入れる、というやつです。

 クロスバイクでもパンク修理は同じ手順になるのですが、チューブの穴が空いた位置を探してパッチを張る作業は、外でやるのは結構難しく時間もかかってしまいます。ですので、この部分をショートカットするために、穴の空いていないスペアチューブを携帯しておき、外ではチューブ交換で済ませる場合がほとんどです。穴の空いたチューブは持って帰って、時間のある時に修理します(面倒ならそのまま廃棄)。

 持っておくスペアチューブは1本でだいたい用が足りますが、用心深ければ2本持っておいてもいいかもしれません。さらに用心深くするなら、コンパクトなパッチセットも携帯することになります。

 替えチューブを購入する際は、使用しているバイクのホイールに適合するものを選びましょう。これは割とクロスバイクで標準的なものですが、車輪径が「700C」、タイヤ幅が「27〜31C」、「仏式バルブ」のものになります。バルブ長はリムの高さに応じて長いものが必要になる場合がありますが、これは大が小を兼ねます。

 替えチューブを使い果たした時の応急修理用パッチです。ゴムのりを使わずシール方式なのでカンタン。お守り用に持っておくといいかもしれません。

チューブ交換の手順

 クロスバイクでチューブ交換する場合の作業手順は、車輪を外して、タイヤを外して、チューブを取り出し、新しいチューブを入れ、タイヤをはめて、空気を入れて、車輪を取り付ける、といった感じになります。スポーツバイクは車輪を簡単に脱着できることが多いので、車輪を外してしまった方が作業がやりやすいです。

 ここで必要になる工具アイテムとしては、「タイヤレバー」と「携帯ポンプ」の2つが挙げられます。

 クロスバイクであればこのあたりが使いやすいでしょう。タイヤを外す際にレバーの反対側をスポークに引っ掛けて固定できます。

 携帯ポンプに何を求めるかはユーザーによって変わると思いますが、筆者は「空気がちゃんと入ること」と「携帯性=コンパクト性」の2つになります。フロアポンプでは空気圧ゲージが必須ですが、通勤時の応急修理なら、空気圧は感覚的な量で大丈夫だと思っています。このポンプはホース付きで空気が入れやすいのと、独自のワンタッチ口金を採用しているのが特徴です。

 すごくコンパクトな割に空気がよく入るポンプです。バルブへの接続がねじ込み式なところ、使用時にホースを取り出して接続(組立て)しなければならないところは、好みが分かれるところかもしれません。落ち着いて使えるなら現状ベストバイの一つではないでしょうか。

 実際の作業については、時間のある時に一度、練習しておいた方がいいでしょう。初心者ならまず車輪の付け外しからチャレンジしてみてください。ネットにはさまざまな解説記事や動画があるので、参考にしてみましょう。近くに詳しい人がいれば、実演してもらうと分かりやすいでしょう。

※本記事の商品紹介リンクを経由して、商品・サービスを購⼊すると、その⼀部が紹介料として(株)産経デジタル(以下、当社)に付与されることがあります。

※本記事における商品紹介のリンク先は,当社が提供するサービスではありません。リンク先で表示される価格情報は最安とは限りません。リンク先での行動はすべて利用者自身の責任でご判断ください。当社は一切の責任を負いかねます。

この記事のタグ

フロアポンプ/携帯ポンプ 自転車アイテム セレクション 自転車通勤のススメ

新着ニュース

もっと見る

ピックアップ

Cyclist CLIP

スペシャル

自転車協会バナー

ソーシャルランキング

インプレッション

インプレッション一覧へ

連載