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新コーナー「CyclistClip」始まりましたスポーツの秋到来! スポーツバイクでサイクリングを始めませんか?

by 米山一輝 / Ikki YONEYAMA
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 夏の厳しい暑さが一気に引き、季節はすっかり秋となりました。穏やかな気候が運動に適していることから、スポーツの秋と言われますが、サイクリングをするにも秋は絶好のシーズンです。この機会にスポーツバイク(スポーツ用自転車)で本格サイクリングにチャレンジしてみましょう。

穏やかな気候で、運動に適した秋。スポーツバイクに乗ってサイクリングを始めませんか? Photo: Kyoko GOTO

より遠くへ、より楽に、より早く

 自転車というと、世間一般のイメージは通学やお買い物に使う「ママチャリ」をイメージするでしょう。荷物をたくさん積めて、安定して走れるけれど、ペダルは重たくて上り坂が大変…。しかしスポーツバイクは、ママチャリのイメージからすると、別次元の乗り物と言っても過言ではありません。

 スポーツバイクの実物に触れてみると、まずはその軽さに驚くことが多いでしょう。持ち上げてみて軽いことはもちろん、漕いでみると発進や上り坂での軽快さも別次元。「自転車」というモノに対して抱いていたイメージが根本的に変わるはずです。変速ギヤの段数も20段以上ある場合が多く、多少急な上りでも乗ったまま走り抜けることができます。

ギアの段数が多く、道路の起伏に合わせてギアの重さを調整できます Photo: Kairi ISHIKAWA

 ママチャリの行動範囲は都市部で片道1〜2km以内くらいが通常だと思いますが、スポーツバイクであれば5〜10kmくらいを普通に走ることができます。東京駅から新宿・渋谷・池袋がすべてこの範囲に収まるので、都心の移動であれば自転車で事足りてしまいます。最近の地下鉄はホームが地下深くにあって、電車に乗る・降りるだけで一苦労なので、普通に地下鉄で移動するよりも早く目的地に着ける、なんてことも普通にあります。

まずは休日に「ポタリング」

 サイクリングを始めるなら、まずは休日の「ポタリング」を楽しんでみましょう。ポタリングとは、「のんびりする」「ぶらつく」を意味する「potter」を語源に取った、お散歩程度のサイクリングを意味する言葉です(ちなみに和製英語だそう)。

 歩いて行くには少し離れた公園やカフェなどを目標に、のんびりと走ってみましょう。クルマや電車、バスでは気付かない、季節や街のちょっとした風と匂いを感じつつ走ると、途中にちょっと気になるお店を見つけるかも知れません。自転車であれば気軽に立ち寄ることができるでしょう。

 徒歩だと巡りきれない距離を楽々こなし、クルマでは見落としてしまうような景色にも気付く。サイクリングには日常のちょっとした瞬間を「旅」や「観光」に変えてくれる乗り物なのです。もちろん「運動」にもなります。

スポーツバイク、最初にどれを選ぶ?

 初めてのスポーツバイクを選ぶなら、まずは「クロスバイク」がおすすめです。道路を快適・快速に走ることを目的としているので走行性能は申し分ないですし、乗車姿勢もロードバイクほど前傾がきつくないので、普段着でも走りやすいです。

初めてのスポーツバイクならクロスバイクがおすすめ Photo: Kairi ISHIKAWA

 街乗りで意外と活躍するのが、「マウンテンバイク(MTB)」です。土や砂利道などを走破する太いタイヤは、都市の道路で多い細かな段差や溝などをものともせず、乗り心地も良いです。SUV車のようなマッチョな外観はカッコ良さがあります。ただしちょっと重たいです。このへんもSUV車と似てますね。

 逆に小さな車輪で可愛らしくおしゃれなのが「ミニベロ」です。車輪が小さいのと発進が軽いのが一つの特長。一方で段差はちょっと苦手です。スポーツタイプのミニベロは、折り畳み機構を持っていることも多いので、電車やクルマに気軽に積んで、遠いところでサイクリングを楽しむのにぴったりです。

フロントサスペンション付きのモデルもあります Photo: Shusaku MATSUO
折りたたみできるミニベロはフォールディングバイクとも呼ばれます Photo: Kyouko GOTO

安全に気を付けて車道を走ろう

 さて、スポーツバイクはママチャリ(軽快車)に比べてスピードが出る乗り物です。自転車に乗るときの基本ルール「自転車安全利用五則」の1番目に「自転車は、車道が原則、歩道は例外」とありますが、スポーツバイクでの歩道走行はさまざまな危険が増す可能性が高まるので、なるべく車道を走ることをおすすめします。ただし車道では守るべきルールが増えるので、それなりに安全に気を付けて走ることが必要になります。

 まず守ってほしい点として「左側通行は絶対である」ということがあります。曲がり角の手前など、ちょっとならいいだろうと右側通行をする人や、そもそも何も考えずに右側通行をしている人がいますが、絶対にやめましょう。右側通行は「逆走」にあたり、例えばクルマが日本で道路の右側車線を走ったら何が起こるか、どれだけ危険な行為か理解できるでしょう。

道路を走るときは絶対左側通行です Photo: Shusaku MATSUO

 他には基本的なところですが、信号と一時停止は守りましょう。あとルールではありませんが走るコツとして、自転車は道路の左端に沿って走ることが道交法で定められていますが、左端ギリギリを走ると急な状況の変化に対応できず危険が大きいので、人一人分くらいは空けて走った方がいいです。

 最初は少し怖いかもしれませんが、スポーツバイク程度に速度が出る自転車であれば、車道を走る方が安心で楽であることに、徐々に気がついてくるでしょう。

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